【コンセプチュアル講座探訪】ティールな組織を創る~ミドルアップダウンによりコンセプチュアルスキルの高い組織を作る
バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceptual_course/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【探訪する講座】
「ミドルアップダウンによりコンセプチュアルスキルの高い組織を作る~VUCA時代のマネジメント」
【解説】
◆ティールで注目される自律分散型組織
ティール組織が注目されて以来、日本でも自律分散型組織に関心が高まってきています。一方で、コンセプチュアル・マネジメントにとってもコンセプチュアルな組織を創るという点で、ティール組織を創ることは目標の一つになっています。
ティール組織の特徴である
(1)セルフマネジメント
指示に従うのではなく、一人ひとりが自分の判断で行動し、成果をあげていく
(2)ホールネス
個人のありのまま(全体)を尊重し、受け入れることを重視する
(3)進化する目的
会社のビジョンや事業、サービスは、社員の意思でどんどん進化する
の3つの要素が示されています。これらの条件は、VUCAワールドのマネジメントに必要な条件の他なりません。その意味でティール型の組織マネジメントはVUCAの時代のマネジメントの有力な方法だと考えられます。
ティール組織組織の実現方法は、やはり、一人ひとりが自分の判断で行動し、成果をあげていく自律分散型組織を真っ先に思い浮かぶからでしょう。
一方で、自律分散型の組織をうまく実現している企業を見ると、
・構成員の数が数千名まで
・比較的、単純な事業構造を取っている
の2つの特徴があるように思いますし、経験的には、例えば基幹事業が4~5個あり、一つの事業を500人以上のメンバーで実施している企業を想像してみると、あまりうまく行くイメージはありません。多くの企業が、フレデリック・ラルー氏のいう達成型や多元型の組織に留めている理由はここにあるように思います。
最近のコメント