メルマガ創刊から2~5年目にやっていた時期を第1期として、今回は第2期とします。
第1期は多くの企業がプロジェクトマネジメントを導入し、プロジェクトマネジャーの数を増やそうとしていた時期でしたので、プロジェクトマネジメントスキルをテーマに、1テーマ1回で、半日のセミナーとして実施していました。
第2期ではプロジェクトマネジャーは「量から質を求める」時代になっているという認識のもと、プロジェクトマネジャーの品質アップを目指して、プロジェクトマネジャーにとってより「本質的」なスキルを取り上げて、土曜日の1日セミナーでじっくりと取り組んで戴くことにしました。
第2期第1回のテーマは
「マネジメントセンス」
を取り上げます。
PM養成講座10周年記念セミナーも第3回を迎えます。6回のセッションの中で、好川が個人的にもっとも関心があるのが、第3回のデザイン思考です。今回の棚橋さんのワークショップでは、デザイン思考の本質だと思う行動観察を取り上げて頂きました。
僕が行動観察の重要性に最初に出会ったのは、もう20年近く前になります。マネジメントの大家の一人であるヘンリー・ミンツバーグ博士がマネジャーの業務の実態を調査し、結果をまとめた「マネジャーの仕事」という著書があります。マネジャーは、当時考えられていたようにまとまった体系的な仕事をしているわけではない。短い時間で終わる雑多な仕事をつぎから次に処理していることを見つけた名著ですが、この調査で使われたのは行動観察です。実際に、マネジャーの行動を観察し、常識とは異なる事実を発見したわけです。
「百聞は一見にしかず」という言葉がありますが、まさに、これですね。
対人関係スキルに関するアンケートの結果です。アンケートへのご協力ありがとうございました。
◆アンケートのテーマと方法
今回、ちょっと複雑なことをしてまして、
・対人関係スキルの連載のテーマ
・対人関係スキルの講座のプログラム
の2つのテーマを、同じ選択肢で質問しました。それぞれの対象は以下の通りです。
・連載テーマ
メルマガ(PM養成マガジン、戦略実行プロ)
プロジェクトの補助線ブログ
コミュニティ(プロジェクトの補助線)
好川の個人的なフェースブックページ
・講座プログラム
PMstyle+会員
PMstyleメール会員
PMstyleプロデュースブログ
仕事柄、プロジェクトマネジャーの評価をすることがあります。評価をするときに、もっとも注目するのは、スキルでも、コンピテンシーでも、経験でもありません。プロジェクトマネジャーとしての「持論」を持っているかどうかです。
なぜでしょうか?
スキルやコンピテンシーは開発する必要がありますが、学習できるかどうかの決め手になるのが持論を持っているかどうかです。プロジェクトマネジャーに必要なスキルは極めて多く、要求されるコンピテンシーも広範です。それらを完全に身につけることは不可能です。
つまり、自分のスタイルを決めて、必要なスキルやコンピテンシーを見極め、それらを磨いていくという方法をとらないと、スキルやコンピテンシーは開発できません。そのスタイルを決めるのが「持論」です。
経験については、時間がたてば経験を積むことができますが、プロジェクトマネジャーを担当するだけでは経験にはなりません。経験を経験として活かすには、自分のやり方を持ち、経験によってやり方を改善していく必要があります。自分のやり方=「持論」と言うわけで、ここでもやはり、持論がポイントになります。
このような考えで、PM養成マガジンはできるだけ、読者の方が持論を持てるように働きかけていますが、10周年記念ということで、「持論を作る」アクティビティを行うことにしました。
持論を持ち、自分を成長させていきたいと思うプロジェクトマネジャーの方の参加をお待ちしています!
参加費は無料ですが、簡単な参加要件があります。参加方法など、詳しくはこちらをご覧ください。
【第2弾:アクティビティ「持論を持とう!」】
また、長いプログラムですので、スケジュールの確認もお願いします。
PM養成マガジン編集長の好川哲人です。
10周年記念セミナーの第1回(開催決定)のセッション(開催決定)では、野村恭彦(のむら・たかひこ)さんをファシリテータにお迎えして、ゲームストーミングの体得ワークショップを行います。
野村さんは、国際大学GLOCOM主幹研究員「イノベーション行動科学」プロジェクトリーダー、富士ゼロックス株式会社 KDI(ナレッジ・ダイナミクス・イニシアティブ) シニア マネジャー、K.I.T.虎ノ門大学院ビジネスアーキテクト専攻 客員教授を併任されており、イノベーションマネジメントに深い知見をお持ちの方です。
今日は、このセッションへの理解を深めて戴く目的で、ゲームストーミングとはどんなものなのかを
・ゲームストーミングとは何か
・ゲームストーミングというビジネスプロセス
・ゲームストーミングのプロジェクトでの使い方
・野村 恭彦さんからのメッセージ
という順で、ご紹介したいと思います。
PM養成マガジン編集長の好川哲人です。こんにちは。
PM養成マガジン10周年記念セミナー
プロジェクトマネジメントを深化させるもの
~センスのよいプロジェクトマネジャーになるための6つのスタイル
の開講セッション
第1回 ゲームストーミングによるプロジェクト活性手法(ワークショップ)
講師:野村恭彦氏(国際大学GLOCOM)
日時:2012年2月11日
まで、あと1ヶ月となりました。
10周年記念セミナーは、PM養成マガジンの編集長好川哲人が、PM養成マガジン的視点で、「プロジェクトマネジメントの深化」をテーマに編集した「セレクトセミナー」です。
そこで、今日は、セレクトにあたっての「コンセプト」をご紹介したいと思います。
好川哲人
技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。
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