PM養成マガジン10周年 Feed

2013年3月22日 (金)

センスのよいプロジェクトマネジャーの10の特徴~第2回(第1の特徴)ステークホルダの期待を把握するのがうまい

Sense ◆要求と期待

どんな分野にしろ、要求はプロジェクトマネジャーを悩ます元凶である。ITであれば顧客の要求、商品開発であれば市場やユーザの要求に応えることがプロジェクト成功に秘訣と考えてしまう。

センスのいいプロジェクトマネジャーはそうは考えない。顧客の要求ではなく、顧客の期待に応えようとする。

要求と期待は同じではないかと思うかもしれないが、そうではない。顧客の要求は、こういう機能を作ってほしいとか、こういう性能にしてほしいとか、こういう使い勝手にしてほしいといったことである。

しかし、顧客にとってもっとも重要なことは機能や性能ではなく、その先にある。そう、その機能や性能によって起こることだ。たとえば、CRMのシステムであれば、CRMのシステムを使うことによってリピート率が○○%上がるといったことだ。たとえば、エアコンであればワット数ではない。早く斑なく部屋を冷やしたり、温めたりすることだ。これが顧客がその製品や商品に期待するものだ。

厄介なのは、要求は同じでも期待は顧客によって違うし、ユーザによっても違うことだ。その中で、その顧客の期待を把握し、応える必要がある。特に、顧客の誰、どのようなユーザに応えればよいかを把握し、その人たちに応える。ここがセンスのよいプロジェクトマネジャーの真骨頂である。

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2013年2月19日 (火)

短期連載「センスのよいプロジェクトマネジャーの10の特徴」~第1回 センスとは何か

Sense

◆はじめに

10周年を迎え、「センスのよいプロジェクトマネジャーになろう」というコンセプトを掲げて、イベントを行ってきた。一方で、この機会にと考え、過去のプロジェクトマネジャーや上位者へのインタビューデータなどを引っ張り出し、センスのよいプロジェクトマネジャーとはどのようなものかをまとめてみた。この活動の中で以前お会いして話を聞いたプロジェクトマネジャーの方で、印象深かった人には今回改めてインタビューをさせて頂いた方もいる。

10周年のイベントの一つとして連載しようと思ったのだが、やっぱり、クロージングイベントにとっておこうと思って連載は思いとどまり、1月26日(東京)、2月2日(大阪)のクロージングイベントで発表した。

その内容を中心に、短期連載をする。

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2013年2月17日 (日)

【10周年】クロージングイベントの様子(1月26日東京、2月2日大阪)

このたび、1年間にわたる10周年記念イベントをすべて終えることができました。

主なイベントは、連続セミナー、持論作成アクティビティ、インターパーソナルスキル連載の3つでした。連続セミナーには6回で延べ250名の方にご参加いただきました。また、持論アクティビティには52名の方が参加いただき、27名の方が持論を完成させていただき、持論集(非売品)を作りました。併せて、様子を日経BP社の日経ビジネスオンラインで発表することができました。日経ビジネスオンラインの発表は、作成して戴いた持論を発表するフェーズに入り、しばらく続くことになります。

これも伴い、PM養成マガジン10周年記念イベントのクロージングを1月26日(土曜)に東京で、2月2日(土曜)に大阪で行いました。

クロージングはPM養成マガジンの創刊2~3年目にかけて、PM養成マガジンセミナーというリアルな場での議論と、読者交流を兼て行っていたイベントのスタイルを復活させて、行いました。

東京、大阪とも、流れは

1.編集長・好川哲人のプロマネのセンスに関するスピーチ
2.持論の発表会(東京3名、大阪5名)
3.全体討論

+懇親会

という流れで行いました。

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2013年1月29日 (火)

<持論アクティビティ>27名の持論の概要紹介(その3:最終回)

Jiron持論の概要紹介の第3回として、9名の持論の概要を紹介する。今回で最終回になる。番号は前2回(18名)からの通し番号になっている。(イタリックは持論からの抜粋部分

<持論アクティビティ>27名の持論の概要紹介(その1)

<持論アクティビティ>27名の持論の概要紹介(その2)

持論の読み方については、第1回の記事を参考にしてほしい。

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2013年1月22日 (火)

<持論アクティビティ>27名の持論の概要紹介(その2)

 

Jiron持論の概要紹介の第2回として、9名の持論の概要を紹介する。番号は前回(9名)からの通し番号になっている。(イタリックは持論からの抜粋部分)

持論の読み方については、第1回の記事を参考にしてほしい。

<持論アクティビティ>27名の持論の概要紹介(その1)

https://mat.lekumo.biz/ppf/2013/01/jiron1.html

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2013年1月15日 (火)

【10周年】<持論アクティビティ>27名の持論の概要紹介(その1)

Jiron◆はじめに

前回報告したように、PM養成マガジン10周年記念として行ってきた「持論アクティビティ」では持論の作成も終わり、最後のまとめとして持論集を作っているところである(報告後に一編増えたので、27名の方の持論が採録された冊子になる予定)。

PM養成マガジンでは、作成された持論の紹介をしていきたいと思っているが、すべての持論を掲載することは難しいので、まずすべての持論について概要を何回かに分けて紹介しておこう。そののちに、実際の持論を紹介していく予定である。

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2012年12月10日 (月)

【10周年】10周年記念セミナー終了 最後にクロージングイベントやります!

12月8日にPM養成マガジン10周年記念セミナーの最終回を行いました。

最終回のテーマは「オープンリーダーシップ」、講師は阪本啓一さんです。阪本さんはいきPC080341なり、前提がコロコロ変わる時代に必要なスキルはマーケティング力(伝える力)とオープンリーダーシップだという宣言から始まります。

そして、オープンリーダーシップの10の原則として
#1 コミュニティを作る(interest-oriented)

#2 コミュニティはマーケティング・メディアと理解し、実践する

#3 アウェイ力をつける

#4 企画力を磨く

#5 命令ではなく、リードする 人間力(あり方 being)                                     (講師の阪本啓一さん)

#6 自分の貢献ポイントを知り、更新する

#7 算盤に強くなる

#8 ネットワークを磨き、更新しつづける

#9 自分に値段をつける (自分ブランド)

#10 非常識になる!

を説明。

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2012年11月30日 (金)

【10周年】最終回は、PM養成マガジン創刊からのテーマです!

SaisyuuPM養成マガジン編集長の好川哲人です。

PM養成マガジン10周年記念セミナーですが、2月11日に野村恭彦さんのワークショップ

ゲームストーミングによるプロジェクト活性手法」(57名)

でスタートし(URLは報告記事)、その後、

システム思考は私たちに何をもたらすか?」(小田理一郎さん;45名)

イノベーションの方法としてのデザイン思考」(棚橋弘季さん;40名)

プロジェクトの経験から学ぶ力をつける」(嶋田至さん;29名)

ユーザ主体開発」(谷島宣之さん;49名)


とプロジェクトマネジャーとしてのセンスを磨くためのテーマを取り上げてきました。第5回までで、延べ220名の方に参加していただきましたが、いよいよ、12月8日で最終回です。

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2012年11月 5日 (月)

【10周年】新しい時代のプロジェクトリーダーのリーダーシップ

Open_leadership日本の企業でもプロジェクトマネジメントが行われるようになり、この10年ほどで、明らかに変わったことがあります。それは、管理の対象が人から、成果に移ってきたことです。

プロジェクトマネジメント以前は、組織は人(勤怠)を管理していました。真面目に働いているかどうかを監視し、成果が出なければ叱咤激励するというスタイルで監視・コントロールを行ってきました。しかし、プロジェクトマネジメントを導入してからは、人を監視するのではなく、成果を監視し、予定通りの成果が得られない場合には、その理由を突き止め、改善するという活動のスタイルに変わってきました。

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2012年10月22日 (月)

【10周年】10周年記念セミナー第5回「ユーザ主体開発」の様子

10月17日に第5回のPM養成マガジン10周年記念セミナーを開催しました。


第5回は、ITイノベーションを起こす開発体制をテーマに行い、まず、日経BPの谷島宣之さんに「ユーザ主体開発」のテーマで講演をいただきました。

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(講演をする谷島さん)

谷島さんの講演は、谷島さんが日経コンピュータなどの長年の取材をもとにまとめられた書籍

開発・改良の切り札 システム内製を極める

をベースにしたもので、多くの事例紹介を盛り込んだものでした。質問もいろいろと出て、このテーマへの関心の高さがうかがわれました。

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。