2020年4月 6日 (月)

【コンセプチュアル講座コラム】成果と成果物~労働制度の観点から

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/
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◆時間型労働制と成果型労働制
 
前回、成果物と成果を分ける時代だという話を書いたところ、ある方から成果とは何かという質問を頂きました。

【コンセプチュアル講座コラム】仕事の成果物と成果を分けて、働き方を変える
https://mat.lekumo.biz/ppf/2020/03/post-23d9.html
 
今回はこの点を踏まえて、もう一度、別の観点から整理しなおします。その観点とは、労働制度です。
労働制度には、時間型労働制と成果型労働制があります。この記事では、少し、乱暴ですが、時間型労働制は工場型パラダイム、成果型労働制はアート型パラダイムに基づくものだと考えて議論していきます。
工場パラダイムとアートパラダイムの違いはこちらをお読みください。
 
【PMスタイル考】第164話 プロジェクトは工場かアートか
 https://mat.lekumo.biz/pmstyle/2020/02/post-d201.html
 
 

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2020年3月24日 (火)

【コンセプチュアル講座コラム】仕事の成果物と成果を分けて、働き方を変える

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/
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◆働き方改革の現状を概観する
 
VUCA時代には成果と成果物を分離しなくてはならないという話をしています。内容はこちらをお読みください。
 
【PMスタイル考】第158話:プロジェクトの成果と成果物
 
今回は少し違ったからこの問題を考えてみたいと思います。その観点とは、働き方改革です。
 
多くの企業が働き方改革に取り組んでいますが、あまり、芳しい効果が得られておらず、一方で生産性の向上は不可欠で、仕切り直しをしている企業すら出てきているような状況です。この状況に対して、残業だけだと働き方の改革にならないといった指摘を始め、さまざまな問題が指摘されていますが、問題解決の取り組みはあまりなされていないのが現状です。
 
そもそも働き方改革の必要性が出てきた背景には、一人の抱える仕事が増えてきたことにあります。もちろん、多くの仕事では、人員が削減され、業務の範囲が増えて、現実に仕事は増えています。これに対して、多くの組織は、例えば非正規社員を活用して対応してきました。しかし、景気がよくなると当然、人が足らなくなります。そこで、効率化をしようとしたことに働き方改革の動機があります。
このようなニーズに対して、経営として押さえているのは結果で、効率がよくなれば仕事をする時間が削減できるので、残業が減るということで、残業に注目するような管理が行われるようになってきました。

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2020年3月19日 (木)

【PMstyle+ウォッチ】第1回 「マネジメントをコンセプチュアルにする」

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PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

新しい試みとして、PMstyleの会員向けのメルマガである「PMstyle+」で過去に書いた記事をテーマを決めてまとめて紹介するという特別号を配信することにしました。
第1回は
 
「マネジメントをコンセプチュアルにする」
 
というテーマで、4本の記事を紹介したいと思います。
 
【PMスタイル考】第154話:VUCA化するビジネスやプロジェクトをマネジメントする
https://mat.lekumo.biz/pmstyle/2019/07/vuvca-a142.html
※なぜ、プロジェクトやビジネスのマネジメントをコンセプチュアルにしなくてはならないのかを解説しています。
 
【PMスタイル考】第159話:マネジメントをコンセプチュアルにしよう
https://mat.lekumo.biz/pmstyle/2019/11/post-0e27.html
※マネ人メントをコンセプチュアルにする考え方を解説しています。
 
【PMスタイル考】第161話:「役に立つ」から「意味がある」へ
https://mat.lekumo.biz/pmstyle/2020/01/post-f031.html
※コンセプチュアルなマネジメントで重要なのは、「役に立つ」ことではなく、「意味があること」です。
 
【PMスタイル考】第166話 VUCAはP-D-Rでマネジメントする
https://mat.lekumo.biz/pmstyle/2020/03/vucapdr-31e0.html
※マネジメントサイクルにP-D-Rを導入することによって、VUCA時代の複雑な環境に対応したマネジメントをしていきます。

なお、PMstyle+の会員になるには、以下のページからご登録ください。
 
PMstyle+会員とは
https://pmstyle.biz/toroku.htm
 

2020年3月10日 (火)

【コンセプチュアルスキル入門】第16話 専門分野の知識を別の分野に応用する

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/ppf/conceptual_skill/
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◆専門スキルの転用の限界
 
日本ではやっと終身雇用が終焉を迎えそうな気配になっています。終身雇用が終わるということは同時に年功序列が終わることを意味しており、より高い報酬を得ようとすると、キャリアで得たスキルなどをうまく活用する必要があります。
 
もっともシンプルな活用の方法は、自分のスキルが必要としている企業へどんどんと転職していくことです。昔の日本であれば大企業で働いていると、えられたスキルは中小企業で活用できるとか、あるいは発展途上国に行って活用できるといったキャリアパスがありましたが、今はそれも怪しくなっています。
 
日本が国際的に後れを取った一因でもありますが、終身雇用の大企業で使っているスキルが古いという問題があり、そこでやってきたことを発展途上国はもちろん、国内の中小企業でも活かせないケースが増えています。
 
たとえば、一昔前なら大手のIT企業に勤めていればIT化したい中小企業から引く手数多でしたが、今では、中小企業はシステム開発をせずにIT化をしており、あまり役に立たなくなってきています。
 
また、これも大企業が先行しており、中小企業からの人材の要望が多かったのが品質管理の分野ですが、こちらはISOの専業のサービスベンダーが増えて、中小企業が自社で人を抱えて取り組むような状況ではなくなってきました。

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2020年3月 5日 (木)

【コンセプチュアル講座コラム】コンセプチュアルスキル診断の原理

PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

PMstyleコンセプチュアルスキル診断について共有しておきたことがあり、コラムを書きました。
 
 
◆コンセプチュアルスキル診断の概要
 

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PMstyleコンセプチュアルスキル診断は、PMstyleで2015年から正式に運用を始めた診断で、PMstyleがコンセプチュアルスキルの提唱者である、ロバート・カッツのモデルをベースに発展させたコンセプチュアルスキルの診断を行うシステムです。2019年までで3000人強の方に実施して頂いています。
 
この診断では、25問の質問に答えることにより、コンセプチュアルスキルを思考軸のバランス行動の2つの視点から評価し、診断結果を表示します。思考軸としては、コンセプチュアルスキルに不可欠だと考えている
 
・抽象的/具象的 のバランス
・主観的/客観的 のバランス
・直観的/論理的 のバランス
・大局的/分析的 のバランス
・長期的/短期的 のバランス
 
の5つで、これらのバランスを評価し、診断しています。また、行動はコンセプチュアルスキルの高低によって違いが出てくる行動特性を評価するもので、
 
・構想
・計画
・問題解決
・意思決定
・対人
 
の5つの行動に注目して、どれだけコンセプチュアルスキルが高いかを診断しています。これらの2つの視点の評価から、最終的に10点満点のスコアで診断しています。
 
PMstyleコンセプチュアルスキル診断はこちらから実施できます。
 

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2020年3月 4日 (水)

【コンセプチュアル講座コラム】「VUCA」再入門

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/
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◆はじめに
 
この1年、VUCA(ブーカ)という言葉を盛んに使っています。PMstyleでは、VUCAという言葉を入れたセミナーを何本か提供し始めました。
 
コンセプチュアル思考のポイントと活用~VUCA時代の思考法
https://pmstyle.biz/smn/conceptual_thinking.htm
 
コンセプチュアルリーダーシップ~VUCA時代のリーダーシップ
https://pmstyle.biz/smn/conceptual_leadership.htm
 
などです。また、タイトルには入れていませんが、VUCAを前提として、講座の中でVUCAの説明をしているセミナーも何本かあります。
 
本質に注目したコンセプチュアルな問題解決
https://pmstyle.biz/smn/conceptual_solve.htm
 
コンセプチュアルなプロジェクトマネジメントのポイント
https://pmstyle.biz/smn/conceptual_pm.htm
 
PDCAとOODAの統合によるコンセプチュアルプロジェクトマネジメント
https://pmstyle.biz/smn/conceptual_ooda.htm
 
OODAプロジェクトマネジメント
https://pmstyle.biz/smn/pm_simple.htm
 
マネジメントをコンセプチュアルにする
https://pmstyle.biz/smn/conceptual_management.htm
 
などです。
 
最近は研修でもVUCAに触れることが増えています。その際、VUCAという言葉を聞いたことがあるかを必ず尋ねるようにしているのですが、たいていは、知っているのは20名で2~3名で、1割程度です。こういう状況なので、VUCAという言葉を広めようと、PMstyleの記事でかなり頻繁にVUCAについて書いています。書いた記事は最後にリスティングしておきます。
 
そこで、この記事では、「VUCA再入門」ということで、VUCA自体の説明や、VUCAによって起こることや、対策を紹介をしたいと思います。
 

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2020年2月28日 (金)

【トライアルセミナー】コンセプチュアルリーダーシップ~VUCA時代のリーダーシップ

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※中止しました。
 
3月にコンセプチュアルスキルとリーダーシップの関係づけをするセミナー
 
「コンセプチュアルリーダーシップ~VUCA時代のリーダーシップ」
 
をトライアル開催します。
 
リーダーシップを支えるのは、業務スキル、ヒューマンスキルだと考えている人は多いと思いますが、もう一つ、見落としてはならないのは、コンセプチュアルスキルです。
 
コンセプチュアルスキルの使い方によって、発揮できるリーダーシップは大きく変わってきます。今回のセミナーでは、コンセプチュアルスキルでリーダーシップを高めていく方法を整理したいと思います。
 
ぜひ、お越しください!
 
━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆コンセプチュアルリーダーシップ~VUCA時代のリーダーシップ  ◆(7PDU's)
  日時・場所:【東京】2020年 04月 09日(木)  13:00~17:00(12:40受付開始)
            ちよだプラットフォームスクウェア(東京都千代田区)
        【大阪】2020年 04月 23日(木)  13:00~17:00(12:40受付開始)
            大阪市中央公会堂(大阪市北区)
  詳細・お申込 https://pmstyle.biz/smn/conceptual_leadership.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス
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【カリキュラム】                     
1.リーダー行動とコンセプチュアルスキル(1.0時間)
 ・コンセプチュアルスキルとは
 ・方向性を示す
 ・組織の環境を整備する
 ・メンバーが主体的に動くように働きかける
 ・メンバーの規範になる
 ・リーダーシップの本質とコンセプチュアルスキル
2.リーダーシップとコンセプチュアル思考の活用(2.5時間)
 ・目標設定能力における活用
 ・学習能力における活用
 ・判断力における活用
 ・コミュニケーション能力における活用
 ・育成能力における活用
 ・業務実行力における活用
 ・モチベーションにおける活用
3.リーダーシップを高める方法(0.5時間)  
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2020年2月18日 (火)

【コンセプチュアル講座探訪】VUCA時代のプロジェクトマネジメント~「コンセプチュアルなプロジェクトマネジメントのポイント」

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceptual_course/
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◆VUCAの世界で生き残るために求められるポイント
 

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VUCAとは
 
「Volatility」(変動が激しく不安定)
「Uncertainty」(不確実性が高い)
「Complexity」(複雑である)
「Ambiguity」(曖昧である)
 
という言葉の略語です。
 
VUCAは、もともと米国の陸軍で1990年代の冷戦終結後の国際情勢を意味する用語として使われ始めた言葉です。長く続いていた冷戦構造が終結し、ソ連崩壊、ドイツの統一、中国の政策の変革などがあり、まさに、複雑性が増し、将来の予測が困難な情勢で、これをVUCAと呼びました。
 
ビジネスの世界でもVUCAが注目され始めたのは、2016年の世界経済フォーラム(ダボス会議)で「VUCAワールド」という言葉が多くの講演で使われたことが契機だと言われていますが、その前に、米国の軍人であったスタンリー・マクリスタル将軍が2014年のASTD基調講演でVUCAについて述べています。これが2016年のダボス会議の状況をもたらしたと認識されています。
 
マクリスタル将軍の講演は米国軍での経験に基づき、
 
「VUCAの世界で生き残るために求められるポイント」
 
という演題で、3つのポイントを提示しました。
 
・予測できるという傲慢さを捨てる
・組織的な適合性を高める
・共有化された意識と権限委譲による実行
 
の3つです。これは、ビジネスにおいても組織、プロジェクト、チーム、個人のいずれにも当てはまることだと考えられます。この記事では、この指摘をプロジェクトでどのように活かしていくかを考えてみたいと思います。

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2020年2月17日 (月)

【講座案内】3つのコンセプチュアルプロジェクトマネジメント講座のご案内

PMstyleプロデューサーの好川哲人です。
 

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2月から3月にかけて、
 
 コンセプチュアルスキルをベースにしたプロジェクトマネジメント
 
のセミナーを3講座、開催します。
 
【1】クリティカルシンキングを活用したプロジェクトマネジメントの実践
  https://pmstyle.biz/smn/critical_practice.htm
 
【2】PDCAとOODAの統合によるコンセプチュアルプロジェクトマネジメント
  https://pmstyle.biz/smn/conceptual_ooda.htm
 
【3】コンセプチュアルなプロジェクトマネジメントのポイント
  https://pmstyle.biz/smn/conceptual_pm.htm
 
いずれも最近増えてきた
 
VUCA(「Volatility」(変動が激しく不安定)、「Uncertainty」(不確実性が高く)、
「Complexity」(複雑で)、「Ambiguity」(曖昧な))なプロジェクト
 
にフォーカスしています。詳しい内容は以下をご覧ください!

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2020年2月12日 (水)

【コンセプチュアル講座コラム】「抽象的な理解ほど実用的で実践的なものはない」

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/
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◆センスは抽象的な理解から
 
これは、一橋ビジネススクールの楠木建先生と株式会社ライプニッツ代表の山口周さんがセンスについて対談した「仕事ができるとはどういうことか?」(宝島社、2019)の中で、楠木先生が述べている言葉です。
 
 
楠木先生といえば、経営学者の中で、センスの重要性をいち早く提供し、論じてきた先生なので、非常に興味深く読ませてもらいました。ちなみに、先生が最初に書かれたセンスの本はこちらです。
 
楠木建「経営センスの論理 (新潮新書) 」、新潮社(2013)
 
この本で、楠木先生がこの発言をされる前に、山口さんが電通時代に、電通のプランナーだった白土謙二さんのエピソードを紹介しています。
 
それは、第1次のフリースブームのときにユニクロの店に視察に行ったところ、お客さんがいっぱいいて、活気があったそうです。これに対して、白土さんは「このブランドはこれから厳しい状況になる」と指摘しました。
 
山口さんは、「お客さんはみんなたくさんの商品をかごに入れてレジに並び、レジも待ちができていたじゃないか」と反論したところ、白土さんは
 
・顧客の8割が女性だったこと
・その女性の買い物は男性用の衣服がほとんどだった
 
などいくつかの事実を挙げ、「顧客は自分の服を買いたくて来ているんじゃなく、服を選ぶ喜びというベネフィットを得るために来ている。なので、このブランドはタンスがいっぱいになったら一旦打ち止めになる」と指摘したそうです。
 
この話を聞いた楠木先生は、
 
「さまざまな具体的な事実から、一つの抽象的なストーリーを描けるのはセンス、言い換えると、具体と抽象の行き来ができると、センスがある人になれる」
 
と指摘し、出てきた言葉がタイトルの
 
「抽象的な理解ほど実用的で実践的なものはない」
 
という言葉でした。

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。