2020年10月 8日 (木)

【コンセプチュアル講座コラム】なぜVUCAなプロジェクトにはコンセプチュアルな視点が必要なのか

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/
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Vucaproject◆プロジェクトはVUCA前提か

著者は「VUCA時代のプロジェクトマネジメント」や「VUCA時代のプロジェクトデザイン」という連載を書いていますが、これに対して

「結局、VUCAっていままでとなにが、どう違うのですか」

という質問が結構あります。期間が限られていて、その中で初めて取り組むことが含まれているプロジェクトではそもそも

・要求の不確実性
・要求曖昧性

の2つは必須であり、また規模が大きくなってくると、

・複雑性

が出てくると感じている人が多いようです。また、最近のプロジェクトでは、前提条件や制約条件が変わることも珍しいことではありません。つまり、

・変動性

もあると考える人も少なくないようです。そんなこともあって、今、世の中がVUCAと騒ぎだしているけど、従来、起こっていたことを別の言葉で言い出しているのではないかと感じている人が多いようです。

この記事では、このような意見に対して、VUCAはこれまでとは異なるという説明を試みてみたいと思います。

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2020年9月30日 (水)

【コンセプチュアル講座探訪】VUCAに適応するマネジメント~「マネジメントをコンセプチュアルにする」

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Management2

◆VUCA時代の変化

VUCAによって時代が大きく変わりつつあります。ここでは、企画、意思決定、行動、行動規範、人材価値という5つの視点から見ていきたいと思います。

まず、企画についてはこれまでは予測に基づき行ってきましたが、VUCAの時代には予測はできず、如何に変化に対応するかが問題になってきます。

次に、意思決定です。従来は最適性を求めて意思決定をしてきましたが、VUCAの時代には最適という概念はなくなります。そのため、柔軟に変えていく柔軟性が求められます。

3番目は行動です。これまでは、計画に時間をかけていました。これに対して、VUCAの時代には試し、結果を見て修正することが重要になってきました。

4番目は行動規範です。行動規範とは、何を基準にして行動をするかですが、これまでは経験でした。しかし、VUCAの時代においては学習です。

最後は人材の価値をどこに置くかです。これは行動規範と関連してきますが、これまでは経験豊富な人が重視されていましたが、VUCAの時代には、学習能力が高い人が重視されるようになってきています。

このようにVUCAの時代にはこれまでのやり方が成り立たなくなる大きな変化が起こっています。

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2020年9月29日 (火)

【コンセプチュアル講座コラム】共創で共感を生み出す

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Kyokan

◆VUCA時代の顧客満足は共感が重要になる

VUCAの時代には、製品やサービスを通じて新たな顧客価値を創出ししていくことが必須になります。顧客やユーザも自分たちが必要なものがはっきりと分からなかったり、欲しいものが変動したりするためです。

このような時代に対応するために、コンセプチュアルスキルを高め、概念的なレベルで要求やニーズを把握し、それを具体化することで製品にし、顧客にぶつけてみて、受け入れられない場合には、速やかに別の具体化した製品を提供していくという対応が現実的であることは常に述べている通りです。ところが、顧客が価値と感じるかどうかすら分からない状況で概念から繰り返し製品を提案していると数の勝負になってくる可能性がありますし、最悪の場合、そのようなスタンスを取ることに対して、顧客が疑念を持つこともあり得ます。

一方で、顧客が何に価値を感じるかはその顧客の分析をすれば分かるというわけでもありません。ゆえにVUCAになると考えてもよいかもしれなせん。

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カテゴリー「VUCA」を作りました。

Vuca11


ブログ「コンセプチュアル・マネジメント」でも、VUCA関係の記事が増えてきましたので、新カテゴリー「VUCA」を作りました。

https://mat.lekumo.biz/ppf/vuca/

2020年9月11日 (金)

【コンセプチュアル講座探訪】クリティカルなプロジェクトをマネジメントする~「クリティカルシンキングを活用したプロジェクトマネジメントの実践」(2020年)

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Critical2

◆クリティカルとは

 
最近、クリティカルなプロジェクトという表現をよく耳にするようになりました。プロジェクトマネジメントは、クリティカルなプロジェクトを成功させるための手法だという認識を持つ人が多いと思います。
「クリティカル」には、2つの意味があります。一つは、「危機的」、「致命的」という意味です。もう一つは「批判的」という意味で、こちらは必ずしも否定的な意味合いではありません。批判的とは
 
「「これは本当に正しいのか」と疑問を持ち、考察・検討を加えることで、最適な答えを見つけ出す」こと」
 
もう少し簡単に言えば「検討を加えて評価すること」ことです。

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2020年9月 3日 (木)

【コンセプチュアル講座コラム】ダボス会議の「2020年に必要なビジネススキルトップ10」は当たったか?

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Book3

◆ダボス会議の「必要なビジネススキルトップ10」

2016年のダボス会議で、2020年に必要なビジネススキルのトップが発表されました。

2020年が終わったところでレビューをしようと思っていたのですが、ちょっと話題になったので、中間レビュー。

2020年に必要になるとされたビジネススキルトップ10は

<2020年トップ10>

1位 複雑な問題解決 (Complex Problem Solving)
2位 クリティカルシンキング (Critical Thinking)
3位 創造力 (Creativity)
4位 ピープルマネジメント (People Management)
5位 関係調整力 (Coordinating with Others)
6位 EQ(Emotional Intelligence)
7位 判断力と意思決定 (Judgment and Decision Making)
8位 サービス志向(Service Orientation)
9位 交渉力 (Negotiation)
10位 柔軟性 (Cognitive Flexibility)

でした。

ちなみに、ダボス会議は2012年に2015年に必要なビジネススキルの発表もしています。

<2015年トップ10>

1位 複雑な問題解決 (Complex Problem Solving)
2位 関係調整力 (Coordinating with Others)
3位 ピープルマネジメント (People Management)
4位 クリティカルシンキング (Critical Thinking)
5位 交渉力 (Negotiation)
6位 品質管理(Quality Control)
7位 サービス志向(Service Orientation)
8位 判断力と意思決定 (Judgment and Decision Making)
9位 アクティブリスニング(Active Listening)
10位 創造力 (Creativity)

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2020年9月 1日 (火)

【コンセプチュアル講座コラム】VUCAワールドを勝ち抜くために!

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Vuca4
この1年半くらい、VUCAに関する記事をかなり書いてきました。いろいろなメディアがありますが、たぶんVUCAに関する記事としてもっともさまざまな観点から考察をしていると思っています。この記事では、PMstyleで書いたVUCAの関連記事をご紹介してみたいと思います。


【1】「マネジメントスタイル」シリーズに書いた記事

まず、この半年くらいかなり意識して書いているのが、PMstyleプロディースのマネジメントスタイルというシリーズに雑談を作り今のところ書いたテーマは、

・経験をどう役立てるか
・パーパスを描く
・リーダーシップか、オーナーシップか
・問題解決から問題発見へ

の2です。

【マネジメントスタイル:雑談4】VUCAの時代には問題解決より問題発見が重要である
https://mat.lekumo.biz/pmstyle/2020/08/vuca-1a0d.html

【マネジメントスタイル:雑談3】VUCAな時代に適応していくには「オーナシップ」が不可欠である
https://mat.lekumo.biz/pmstyle/2020/08/vuca-77e9.html

そして、9月からはついにnoteで

VUCA時代のマネジメントスタイル考
https://note.com/ppf/m/md90e1f43a514

というシリーズをはじめました。このシリーズには、マネジメントスタイルの過去の雑談も加筆していれていますが、本シリーズとして第1号記事として

VUCAの時代の現場主義について考える
https://note.com/ppf/n/n7b43bd72184e

を書き下ろしました。

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2020年8月27日 (木)

【コンセプチュアル講座コラム】AIはコンセプチュアルな思考ができるか

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Ai2◆シンギュラリティ

今回は珍しくAIの話を書いてみたいと思います。AIには「シンギュラリティ」という概念があります。簡単にいえば、AIが自分自身のフィードバックで高度化した能力を持ち、、人間に代わって文明の進歩の主役になるという概念です。この概念は、「収穫加速の法則」を考案したレイ・カーツワイルが2000年前後に提唱したもので、2010年代になってAIの手法としてディープラーニングが爆発的に普及したのを契機に注目されるようになってきました。そして、その実現性については未だに喧々諤々の議論が続いています。

例えば、数学者であり、「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」(東洋経済新報社、2018)で知られる新井紀子さんはシンギュラリティはもはや黒歴史であり、人々の間で実現しないことが共有され始めていると主張していますが、まだまだ、実現すると考えている人も少なくありません。

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2020年8月18日 (火)

【コンセプチュアル講座探訪】「パーパス」でプロジェクトを動かす~VUCA時代のプロジェクトデザインの実践的方法

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Pd4◆VUCA時代に通用するプロジェクトマネジメントを学びませんか。

「計画を緻密に策定に、計画通りにプロジェクトをコントロールする」

これが従来考えられていたプロジェクトマネジメントの基本です。しかし、VUCA時代という環境が不確実/曖昧/複雑なため、プロジェクトの成果物が変動するのが当たり前な時代を迎えて、このようなやり方ではうまくいかないプロジェクトが増えています。

もちろん計画やコントロールの重要性が無くなったわけではありません。マネジメントとして、計画やコントロールだけでは不十分なのです。

では、VUCAの時代に足らないものは何か。

PMstyleでは2つあると考えています。それは

(1)プロジェクトを実施する意味
(2)環境変動に対応して、プロジェクトの目標や計画を自在に変更できる構造

です。

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2020年8月17日 (月)

【ZOOM公開講座】「コンセプチュアル思考のポイントと活用~VUCA時代の思考法」

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ロジカルシンキングは論理的に問題解決をするための思考法として誰もが使うツールになっていますが、VUCAの時代を迎えて弱点が指摘されるようになってきました。代表的なものは、

(1)前提を変えて考えることが難しい(思考法の中には含まれていない)ので、問題の変動に対応するのが難しい

(2)同じ抽象レベルで考えることが厄介である(論理をうまく組み立てていく必要がある)。このため、変動する問題解決においては不可欠の抽象と具象の行き来が難しい。

(3)網羅的に考える必要があり、思考の時間がかかる

の3つです。

PMstyleでは、このような弱点を克服できる思考法として、世界と概念の世界と形象の世界に分け、両方の世界を行き来する思考法コンセプチュアル思考を提唱しています。これにより上の弱点を以下のように補うことができます。

(1)概念の形象の行き来により、前提を自由に動かす

(2)抽象と具象の行き来により、抽象度を動かすr

(3)直観と論理の行き来により、可能性の高いロジックから考えることができる

これらを含めて、思考法としては、ロジカルシンキングにいくつかの思考法を併せた思考法になっています。

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PMstyle 2021年1月~5月ZOOM公開セミナー(★:開催決定)

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。