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2021年1月 5日 (火)

【コンセプチュアル講座コラム】VUCAワールドで、創造性と生産性を両立させるコンセプチュアルスキル

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/

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Vuca16◆「創造性が大切」が建前に終わる理由

自組織の創造性を高めたいというのは、トップリーダーだけでなく、組織のリーダーであればだれもがそう思うことです。一方で、現実には逆の行動をしていることが多いという現実があります。

例えば、組織の創造性を高めたいと思っているリーダーに、業務において生産性(実用性)と創造性のどちらを選びますかと聞くと、多くの人が生産性だと答えます。そんな二択は選べないというリーダーもいますが、両立しなくてはならないというリーダーはわずかです。つまり、「創造性が大切だ」というのは建前に過ぎないと思われるのです。

このような現実の背景には少なくとも3つの理由があると思われます。

一つは、創造性の発揮をリーダー自身が行わなくてはならないと思い込んでいることです。実際に創造的な成果を生み出す活動になると、まずは周囲に何か考えてくれと振りますが、自らが発案しなくてはならないと思っているリーダーが多く、一方でそのような時間は取れず、実現できないままになっているケースをよく見かけます。

さらにリーダーがこのように考える理由として、完璧な答えを出さなくてはならないと思い込んでおり、メンバーにはそのスキルがないと思っていることがあります。これが、二番目の理由です。

三つめは、ステークホルダーが求めるものが、その仕事に遠い人は創造性が大事だと言いますが、当事者に近くなってくるとやはり実用性が大事だと考える現実です。

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2020年11月12日 (木)

【コンセプチュアル講座コラム】組織文化を変革にはコンセプチュアルスキルが不可欠だ

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/

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B01msyh6k8◆シャインの組織文化のモデルとは

組織文化が、単なる風土としてではなく、組織変革の対象としてであったり、あるいは戦略実行の環境、マネジメントの環境などのツールとして注目されるようになってきました。その中でエドガー・シャイン博士が80年代に提唱した組織文化が注目されています。

これは、

Edgar H. Schein「Organizational Culture and Leadership(The Jossey-Bass Business & Management Series)」、Wiley(1982)

という本で、それ以来、版を重ね、現在の最新版は2016年に出版された第5版です。翻訳も、第1版がダイヤモンド社から、第4版が白桃書房から出版されています。

この本は、シャインの独自の考えで組織文化をモデル化し、その変革プロセスやリーダーの役割を明示したもので、多くの事例を交えて、抽象的な議論と、具体的な例示の行き来で書かれている本です。

この本でシャインが示している組織文化モデルは

レベル1:人工的に創造されたもの(artifact)
レベル2:信条と価値観(espoused belief and values)
レベル3:基本的仮定(assumption)

という3つのレベルから成り、相互関係があるとしています。

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2020年9月30日 (水)

【コンセプチュアル講座探訪】VUCAに適応するマネジメント~「マネジメントをコンセプチュアルにする」

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceptual_course/
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Management2

◆VUCA時代の変化

VUCAによって時代が大きく変わりつつあります。ここでは、企画、意思決定、行動、行動規範、人材価値という5つの視点から見ていきたいと思います。

まず、企画についてはこれまでは予測に基づき行ってきましたが、VUCAの時代には予測はできず、如何に変化に対応するかが問題になってきます。

次に、意思決定です。従来は最適性を求めて意思決定をしてきましたが、VUCAの時代には最適という概念はなくなります。そのため、柔軟に変えていく柔軟性が求められます。

3番目は行動です。これまでは、計画に時間をかけていました。これに対して、VUCAの時代には試し、結果を見て修正することが重要になってきました。

4番目は行動規範です。行動規範とは、何を基準にして行動をするかですが、これまでは経験でした。しかし、VUCAの時代においては学習です。

最後は人材の価値をどこに置くかです。これは行動規範と関連してきますが、これまでは経験豊富な人が重視されていましたが、VUCAの時代には、学習能力が高い人が重視されるようになってきています。

このようにVUCAの時代にはこれまでのやり方が成り立たなくなる大きな変化が起こっています。

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2020年9月29日 (火)

カテゴリー「VUCA」を作りました。

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ブログ「コンセプチュアル・マネジメント」でも、VUCA関係の記事が増えてきましたので、新カテゴリー「VUCA」を作りました。

https://mat.lekumo.biz/ppf/vuca/

2020年9月 1日 (火)

【コンセプチュアル講座コラム】VUCAワールドを勝ち抜くために!

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/
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Vuca4
この1年半くらい、VUCAに関する記事をかなり書いてきました。いろいろなメディアがありますが、たぶんVUCAに関する記事としてもっともさまざまな観点から考察をしていると思っています。この記事では、PMstyleで書いたVUCAの関連記事をご紹介してみたいと思います。


【1】「マネジメントスタイル」シリーズに書いた記事

まず、この半年くらいかなり意識して書いているのが、PMstyleプロディースのマネジメントスタイルというシリーズに雑談を作り今のところ書いたテーマは、

・経験をどう役立てるか
・パーパスを描く
・リーダーシップか、オーナーシップか
・問題解決から問題発見へ

の2です。

【マネジメントスタイル:雑談4】VUCAの時代には問題解決より問題発見が重要である
https://mat.lekumo.biz/pmstyle/2020/08/vuca-1a0d.html

【マネジメントスタイル:雑談3】VUCAな時代に適応していくには「オーナシップ」が不可欠である
https://mat.lekumo.biz/pmstyle/2020/08/vuca-77e9.html

そして、9月からはついにnoteで

VUCA時代のマネジメントスタイル考
https://note.com/ppf/m/md90e1f43a514

というシリーズをはじめました。このシリーズには、マネジメントスタイルの過去の雑談も加筆していれていますが、本シリーズとして第1号記事として

VUCAの時代の現場主義について考える
https://note.com/ppf/n/n7b43bd72184e

を書き下ろしました。

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2020年8月18日 (火)

【コンセプチュアル講座探訪】「パーパス」でプロジェクトを動かす~VUCA時代のプロジェクトデザインの実践的方法

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Pd4◆VUCA時代に通用するプロジェクトマネジメントを学びませんか。

「計画を緻密に策定に、計画通りにプロジェクトをコントロールする」

これが従来考えられていたプロジェクトマネジメントの基本です。しかし、VUCA時代という環境が不確実/曖昧/複雑なため、プロジェクトの成果物が変動するのが当たり前な時代を迎えて、このようなやり方ではうまくいかないプロジェクトが増えています。

もちろん計画やコントロールの重要性が無くなったわけではありません。マネジメントとして、計画やコントロールだけでは不十分なのです。

では、VUCAの時代に足らないものは何か。

PMstyleでは2つあると考えています。それは

(1)プロジェクトを実施する意味
(2)環境変動に対応して、プロジェクトの目標や計画を自在に変更できる構造

です。

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2020年8月17日 (月)

【ZOOM公開講座】「コンセプチュアル思考のポイントと活用~VUCA時代の思考法」

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ロジカルシンキングは論理的に問題解決をするための思考法として誰もが使うツールになっていますが、VUCAの時代を迎えて弱点が指摘されるようになってきました。代表的なものは、

(1)前提を変えて考えることが難しい(思考法の中には含まれていない)ので、問題の変動に対応するのが難しい

(2)同じ抽象レベルで考えることが厄介である(論理をうまく組み立てていく必要がある)。このため、変動する問題解決においては不可欠の抽象と具象の行き来が難しい。

(3)網羅的に考える必要があり、思考の時間がかかる

の3つです。

PMstyleでは、このような弱点を克服できる思考法として、世界と概念の世界と形象の世界に分け、両方の世界を行き来する思考法コンセプチュアル思考を提唱しています。これにより上の弱点を以下のように補うことができます。

(1)概念の形象の行き来により、前提を自由に動かす

(2)抽象と具象の行き来により、抽象度を動かすr

(3)直観と論理の行き来により、可能性の高いロジックから考えることができる

これらを含めて、思考法としては、ロジカルシンキングにいくつかの思考法を併せた思考法になっています。

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2020年8月12日 (水)

【コンセプチュアル講座コラム】具体/現場にこだわるのでVUCAになる

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◆VUCAの本質

この1年くらいVUCAについていろいろなことを書いていますが、書いていないことがあります。それが、この記事のタイトルです。僕はVUCAの本質はこれだと考えています。

なぜ日本にアマゾンやグーグルのような急速に成長する企業が生まれないのかと聞かれたら、「現場主義だから」と答えることにしています。もちろん、創業のときに非常に大きなビジネスをしてもうまくいきません。地道な事業が必要です。しかし、同時に筋のよいビジョンは不可欠です。

ところが、創業者と話をすると、ビジョンが

・具体的な目標になっている
・経済的な成功になっている
・単なる夢物語である

のいずれかという企業が多いのです。このようなビジョンを掲げていては、成長は偶然に期待するしかありません。

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2020年8月11日 (火)

【コンセプチュアル講座コラム】VUCAに適応できるコンセプチュアルな組織文化を創る

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◆アジリティでVUCAに適応する

VUCA時代を迎えて、これまでの日本企業のやり方とは違うやり方が必要になっています。

日本企業はこれまでは、先例主義で、まず欧米を真似てスタートし、改善し、調整して競争力を持ってきました。

ところがVUCAの時代には、ビジネスの環境変化による変動が大きく、改善や調整だけでは十分な成果を上げることが難しくなってきました。VUCAを生き残るためには、その変動に飲み込まれないように自らの変革を迅速に実行するアジリティ(敏しょう性)が不可欠であると考えられています。

ビジネスにおいては、アジリティはVUCAに適応していくことに他なりません。つまり、目まぐるしい環境変化による変動に即応するために欠かせない、経営や組織運営のあり方の速さを意味しています。

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2020年6月24日 (水)

【コンセプチュアルリーダー塾コラム】総合的判断とは何か?

コンセプチュアルリーダー塾 : https://mat.lekumo.biz/ppf/juku/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

◆総合的判断ってどんな判断か?

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今に始まったことではありませんが、最近、特に「総合的判断」という言葉をよく耳にするようになりました。このことを書こうと思ったのは、ジャニーズのNEWSの手越祐也さんがレギュラーを務めるバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」について、日本テレビは「レギュラーとしての出演はありません。総合的に判断しました」というニュースを見たときです。

こういう言い方をするのは芸能界における判断では珍しいのではないかと思います。一般論でいえば、総合的という言葉は上位者が下位者の分からない基準で意思決定をするときですが、テレビと芸能事務所の関係はともかく、テレビとスポンサーの関係であればスポンサーの方が上位者だからです。

コロナの影響もありますが、最近、総合的判断という言葉をよく耳にします。最近でいえば、コロナの東京アラートの解除に当たって小池さんが「緩和は総合的判断が必要」と言っていましたし、緊急事態宣言の重点地域や解除地域を決める際にも専門家委員会でも、総合的な判断が必要だと言っていました。

これはいずれも、定量的な基準に対して、基準を満たさない意思決定を示すものです。これには2つのケースが考えられます。

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。