コンセプチュアル講座コラム Feed

2020年3月24日 (火)

【コンセプチュアル講座コラム】仕事の成果物と成果を分けて、働き方を変える

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/
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◆働き方改革の現状を概観する
 
VUCA時代には成果と成果物を分離しなくてはならないという話をしています。内容はこちらをお読みください。
 
【PMスタイル考】第158話:プロジェクトの成果と成果物
 
今回は少し違ったからこの問題を考えてみたいと思います。その観点とは、働き方改革です。
 
多くの企業が働き方改革に取り組んでいますが、あまり、芳しい効果が得られておらず、一方で生産性の向上は不可欠で、仕切り直しをしている企業すら出てきているような状況です。この状況に対して、残業だけだと働き方の改革にならないといった指摘を始め、さまざまな問題が指摘されていますが、問題解決の取り組みはあまりなされていないのが現状です。
 
そもそも働き方改革の必要性が出てきた背景には、一人の抱える仕事が増えてきたことにあります。もちろん、多くの仕事では、人員が削減され、業務の範囲が増えて、現実に仕事は増えています。これに対して、多くの組織は、例えば非正規社員を活用して対応してきました。しかし、景気がよくなると当然、人が足らなくなります。そこで、効率化をしようとしたことに働き方改革の動機があります。
このようなニーズに対して、経営として押さえているのは結果で、効率がよくなれば仕事をする時間が削減できるので、残業が減るということで、残業に注目するような管理が行われるようになってきました。

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2020年3月 5日 (木)

【コンセプチュアル講座コラム】コンセプチュアルスキル診断の原理

PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

PMstyleコンセプチュアルスキル診断について共有しておきたことがあり、コラムを書きました。
 
 
◆コンセプチュアルスキル診断の概要
 

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PMstyleコンセプチュアルスキル診断は、PMstyleで2015年から正式に運用を始めた診断で、PMstyleがコンセプチュアルスキルの提唱者である、ロバート・カッツのモデルをベースに発展させたコンセプチュアルスキルの診断を行うシステムです。2019年までで3000人強の方に実施して頂いています。
 
この診断では、25問の質問に答えることにより、コンセプチュアルスキルを思考軸のバランス行動の2つの視点から評価し、診断結果を表示します。思考軸としては、コンセプチュアルスキルに不可欠だと考えている
 
・抽象的/具象的 のバランス
・主観的/客観的 のバランス
・直観的/論理的 のバランス
・大局的/分析的 のバランス
・長期的/短期的 のバランス
 
の5つで、これらのバランスを評価し、診断しています。また、行動はコンセプチュアルスキルの高低によって違いが出てくる行動特性を評価するもので、
 
・構想
・計画
・問題解決
・意思決定
・対人
 
の5つの行動に注目して、どれだけコンセプチュアルスキルが高いかを診断しています。これらの2つの視点の評価から、最終的に10点満点のスコアで診断しています。
 
PMstyleコンセプチュアルスキル診断はこちらから実施できます。
 

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2020年3月 4日 (水)

【コンセプチュアル講座コラム】「VUCA」再入門

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◆はじめに
 
この1年、VUCA(ブーカ)という言葉を盛んに使っています。PMstyleでは、VUCAという言葉を入れたセミナーを何本か提供し始めました。
 
コンセプチュアル思考のポイントと活用~VUCA時代の思考法
https://pmstyle.biz/smn/conceptual_thinking.htm
 
コンセプチュアルリーダーシップ~VUCA時代のリーダーシップ
https://pmstyle.biz/smn/conceptual_leadership.htm
 
などです。また、タイトルには入れていませんが、VUCAを前提として、講座の中でVUCAの説明をしているセミナーも何本かあります。
 
本質に注目したコンセプチュアルな問題解決
https://pmstyle.biz/smn/conceptual_solve.htm
 
コンセプチュアルなプロジェクトマネジメントのポイント
https://pmstyle.biz/smn/conceptual_pm.htm
 
PDCAとOODAの統合によるコンセプチュアルプロジェクトマネジメント
https://pmstyle.biz/smn/conceptual_ooda.htm
 
OODAプロジェクトマネジメント
https://pmstyle.biz/smn/pm_simple.htm
 
マネジメントをコンセプチュアルにする
https://pmstyle.biz/smn/conceptual_management.htm
 
などです。
 
最近は研修でもVUCAに触れることが増えています。その際、VUCAという言葉を聞いたことがあるかを必ず尋ねるようにしているのですが、たいていは、知っているのは20名で2~3名で、1割程度です。こういう状況なので、VUCAという言葉を広めようと、PMstyleの記事でかなり頻繁にVUCAについて書いています。書いた記事は最後にリスティングしておきます。
 
そこで、この記事では、「VUCA再入門」ということで、VUCA自体の説明や、VUCAによって起こることや、対策を紹介をしたいと思います。
 

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2020年2月18日 (火)

【コンセプチュアル講座探訪】VUCA時代のプロジェクトマネジメント~「コンセプチュアルなプロジェクトマネジメントのポイント」

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◆VUCAの世界で生き残るために求められるポイント
 

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VUCAとは
 
「Volatility」(変動が激しく不安定)
「Uncertainty」(不確実性が高い)
「Complexity」(複雑である)
「Ambiguity」(曖昧である)
 
という言葉の略語です。
 
VUCAは、もともと米国の陸軍で1990年代の冷戦終結後の国際情勢を意味する用語として使われ始めた言葉です。長く続いていた冷戦構造が終結し、ソ連崩壊、ドイツの統一、中国の政策の変革などがあり、まさに、複雑性が増し、将来の予測が困難な情勢で、これをVUCAと呼びました。
 
ビジネスの世界でもVUCAが注目され始めたのは、2016年の世界経済フォーラム(ダボス会議)で「VUCAワールド」という言葉が多くの講演で使われたことが契機だと言われていますが、その前に、米国の軍人であったスタンリー・マクリスタル将軍が2014年のASTD基調講演でVUCAについて述べています。これが2016年のダボス会議の状況をもたらしたと認識されています。
 
マクリスタル将軍の講演は米国軍での経験に基づき、
 
「VUCAの世界で生き残るために求められるポイント」
 
という演題で、3つのポイントを提示しました。
 
・予測できるという傲慢さを捨てる
・組織的な適合性を高める
・共有化された意識と権限委譲による実行
 
の3つです。これは、ビジネスにおいても組織、プロジェクト、チーム、個人のいずれにも当てはまることだと考えられます。この記事では、この指摘をプロジェクトでどのように活かしていくかを考えてみたいと思います。

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2020年2月12日 (水)

【コンセプチュアル講座コラム】「抽象的な理解ほど実用的で実践的なものはない」

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◆センスは抽象的な理解から
 
これは、一橋ビジネススクールの楠木建先生と株式会社ライプニッツ代表の山口周さんがセンスについて対談した「仕事ができるとはどういうことか?」(宝島社、2019)の中で、楠木先生が述べている言葉です。
 
 
楠木先生といえば、経営学者の中で、センスの重要性をいち早く提供し、論じてきた先生なので、非常に興味深く読ませてもらいました。ちなみに、先生が最初に書かれたセンスの本はこちらです。
 
楠木建「経営センスの論理 (新潮新書) 」、新潮社(2013)
 
この本で、楠木先生がこの発言をされる前に、山口さんが電通時代に、電通のプランナーだった白土謙二さんのエピソードを紹介しています。
 
それは、第1次のフリースブームのときにユニクロの店に視察に行ったところ、お客さんがいっぱいいて、活気があったそうです。これに対して、白土さんは「このブランドはこれから厳しい状況になる」と指摘しました。
 
山口さんは、「お客さんはみんなたくさんの商品をかごに入れてレジに並び、レジも待ちができていたじゃないか」と反論したところ、白土さんは
 
・顧客の8割が女性だったこと
・その女性の買い物は男性用の衣服がほとんどだった
 
などいくつかの事実を挙げ、「顧客は自分の服を買いたくて来ているんじゃなく、服を選ぶ喜びというベネフィットを得るために来ている。なので、このブランドはタンスがいっぱいになったら一旦打ち止めになる」と指摘したそうです。
 
この話を聞いた楠木先生は、
 
「さまざまな具体的な事実から、一つの抽象的なストーリーを描けるのはセンス、言い換えると、具体と抽象の行き来ができると、センスがある人になれる」
 
と指摘し、出てきた言葉がタイトルの
 
「抽象的な理解ほど実用的で実践的なものはない」
 
という言葉でした。

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2020年2月 6日 (木)

【コンセプチュアル講座コラム】超・入門「クリティカルシンキング」

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◆クリティカルの意味
 
先日「コンセプチュアル講座探訪」で
 
「クリティカルなプロジェクトをマネジメントする~「クリティカルシンキングを活用したプロジェクトマネジメントの実践」」
 
という記事を書きましたが、そもそも、クリティカルシンキングとは何ですかというコメントを頂きました。
 
「クリティカル」には、2つの意味があります。
 
一つは、「危機的」、「致命的」という意味です。もう一つは「批判的」という意味で、こちらは必ずしも否定的な意味合いではありません。
 
批判的とは
 
「「これは本当に正しいのか」と疑問を持ち、考察・検討を加えることで、最適な答えを見つけ出す」こと」
 
という意味です。
 
クリティカルシンキングとは、後者の意味で行うクリティカルな思考で、
 
・正しく疑うこと
・ものごとの是非を慎重に判断し、あるべき方向に導くこと
 
といった思考法です。もう少し、深堀すると
 
・自分で方向付けを行い、自己鍛錬を重ね、自分で自分の意見をチェックし、修正を行っていくこと
 
だといえます。
 

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2020年1月30日 (木)

【コンセプチュアル講座探訪】クリティカルなプロジェクトをマネジメントする~「クリティカルシンキングを活用したプロジェクトマネジメントの実践」

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◆クリティカルとは
 
最近、クリティカルなプロジェクトという表現をよく耳にするようになりました。プロジェクトマネジメントは、クリティカルなプロジェクトを成功させるための手法だという認識を持つ人が多いと思います。
「クリティカル」には、2つの意味があります。一つは、「危機的」、「致命的」という意味です。もう一つは「批判的」という意味で、こちらは必ずしも否定的な意味合いではありません。批判的とは
 
「「これは本当に正しいのか」と疑問を持ち、考察・検討を加えることで、最適な答えを見つけ出す」こと」
 
もう少し簡単に言えば「検討を加えて評価すること」ことです。

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2020年1月28日 (火)

【コンセプチュアル講座コラム】ヒューマンスキルの本質はコンセプチュアルスキル

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◆ヒューマンスキルとは
 
日本では、リーダーに必要なのは
 
リーダーシップやコミュニケーションスキル、コーチングスキル、ファシリテーションスキル、プレゼンテーションスキル、交渉スキル、ロジカルシンキング
 
といったヒューマンスキルだと考えられています。
 
 
 

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2019年12月16日 (月)

【コンセプチュアル講座探訪】VUCA時代の思考法~「コンセプチュアル思考のポイントと活用」講座

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◆VUCAというパラダイム
 
VUCAに関する記事をいくつか書いてきましたが、なぜ、そんなにVUCAに拘るのかという意見を聞くことがよくあります。いつの時代にも不確実性や不安定さはあり、それに対してはリスクマネジメントで対応できているじゃないかという意見が多いようです。
 
いろいろな人と議論をしているうちに、キーワードとして意識するようになったのが、パラダイムです。パラダイムという言葉は
 
「(科学上の問題などについて)ある時代のものの見方・考え方を支配する認識の枠組み」
 
という意味です。枠組みが変わることをパラダイムシフトといいます。パラダイムシフトというと「天動説から地動説へ」とか、「ニュートン力学からアインシュタイン相対論へ」といったシフトを思い浮べる方が多いと思いますが、歴史上、パラダイムシフトは多数あります。
 
VUCA時代が一つのパラダイムで、VUCA化というのはパラダイムシフトと考えると非常にすっきりします。何に関するパラダイムかというと、社会や経済など非常に広範なパラダイムだと考えることができます。これまでのパラダイムは、世界は
 
予測できる
・最適化できる
 
といったパラダイムでした。これに対して、VUCA時代というのは
 
・予測てきない
・最適は存在しない
 
という性質のパラダイムです。
 
 

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2019年11月20日 (水)

【コンセプチュアル講座探訪】現場力を高める~「本質に注目したコンセプチュアルな問題解決」講座

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◆現場を重視する日本企業と「現場力」
 
かつて日本の企業には「現場は宝の山である」という考え方がありました。ものづくりの原点は製造現場ある、営業の原点はお客様との接点にあるなど、現場を重視し、問題が起こったときには、まず何よりもその現場に立ち戻り、考えようとしました。
 
その背景には、現場を離れて机上でいくら理論や理屈をこね回しても、決して問題解決にはならないという信念がありました。絶えず現場に足を運ぶことによって、問題解決の糸口、生産性や品質の向上、新規受注などにつながる思わぬヒントを見つけ出すことができると考えていたのです。
 
これらを支えていたのは、いわゆる「現場力」です。現場力とは、
 
現場が自発的にやり方を考え、自分たちの製品やサービスに付加価値を与える力
 
のことです。欧米の現場にはマニュアルワーカーしかいませんが、日本の現場にはピーター・ドラッカーのいうナレッジ・ワーカーがいたのです。
 

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。