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2013年11月

2013年11月27日 (水)

【イノベーション・リーダーシップ】第24話 イノベーティブリーダーの質問力(7)~将来の顧客は誰か

Mirai3◆将来の顧客

前回は現在の顧客に焦点を当て、求めているものを考え、イノベーションに結び付けていく質問について述べた。今回は、「未来の顧客」について考える。つまり、

【2】将来購入する可能性のある人(見込み客、ファン)

である。

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2013年11月26日 (火)

≪サプリ387≫面白いものを「枠」につなげるパイプを見つける

面白いものを「枠」につなげるパイプを見つける
(吉田照幸、NHKエンタープライズ番組開発部エグゼクティブ・プロデューサー)

Supple【成分】
◆「らしくない」ではなく、枠から出る
◆直感を大切にする
◆ぶれないことが重要
◆新しい考え方を取り入れる
◆イノベーションと改善の違い

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≪サプリ386≫仕組みを実行していくうちに意識が変わる

仕組みに納得して、実行していくうちに、人の意識は自動的に変わっていく
(松井忠三、良品計画会長)

Supple【成分】
◆仕組みで人の意識が変わる
◆挨拶でコミュニケーションが変わる
◆仕組みを押し付けても実行されないという現実
◆究極的には仕組みは自分で作る
◆仕組みを運営するむずかしさ
          ◆改善はすぐに反映する
          ◆実行がすべてを解決する

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2013年11月25日 (月)

【コンセプチュアル仕事術】第6話~ロジカルシンキングの本質

Ronri2◆日本におけるロジカルシンキングの原点

コンセプチュアルスキルの基本といえばロジックです。ところが、このロジックというのが非常にやっかいなシロモノなのです。今回から何回か、ロジックについて考えてみたいと思います。

日本でもいまではロジカルシンキングは新入社員教育にも含まれるようになっています。もっといえば、会社に入る前に身につけておくべきものだと思われています。ところが、この裾野の広がりが、あまり、よい結果をもたらしていないように思うわけです。

この辺から話を進めていきたいのですが、その前に少し、ここにいたった経緯的なものを見ておきたいと思います。日本のビジネスパースンをロジカルシンキングに注目させたのは2冊の本です。

ひとつは文字通り、ロジカルシンキングの本です。

照屋 華子、岡田 恵子「ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best
 solution) 」、東洋経済新報社(2001)

当時、マッキンゼーに所属していた2人の才女が書いた本で、マッキンゼーのやり方を整理して書いた本だと言われています。そのあと出版された本はこの本に影響を受けていますし、研修もしかりで、いまロジカルシンキングというとこの本の内容に近いものをイメージする人が最も多いと思います。

もう一つは、時期的には照屋・岡田本より先に出版された本ですが、「ピラミッド原則」についてかかれた本です。

バーバラ・ミント(山崎 康司、グロービスマネジメントインスティテュート訳)
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」、ダイヤモンド社
(1999)

です。こちらは論理構造に問題があるとよい文章を書けないということから、自らが考案した「ピラミッド原則」と呼ばれる考え方を提示し、物事を上手に論理立てて述べるテクニックを説明したものです。こちらは照屋・岡田さんのロジカルシンキングほど広まっていませんが、コンサルタントなど、問題解決をする仕事には必須のスキルだと言われています。


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2013年11月17日 (日)

【イノベーション・リーダーシップ】第23話 イノベーティブリーダーの質問力(6)~顧客の選定基準・ニーズ・感情に関する質問

Erabu◆前回の復習

前回はユーザを

【1】購入している人(顧客)
【2】将来購入する可能性のある人(見込み客、ファン)
【3】購入できるが、購入していない人(見込み客、ファン、など)

の3つに分け、【1】に対する質問として、

(1)私には思いもよらなかった方法で製品を使っているのは誰か。それはどういう使い方か。

という質問を取り上げた。この質問の本質は、顧客にとって製品の本質は問題解決であるということである。


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2013年11月12日 (火)

≪サプリ385≫リーダーは例外事項の意思決定をするために存在する

リーダーは「ルールでは判断できない、論理だけでは整理できない例外事項について意思決定する」ために存在している   (山口周、ヘイグループ・プリンシパル)

Supple【成分】
◆プロセス、ルール、組織
◆例外事項のない企業はない。
◆WBSはプロセスか
◆プロジェクトのルールは3つだけ
◆プロジェクト内のルールとエスカレーション
          ◆ルールがない場合には、原理や論理で考える

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≪サプリ384≫需要側の価値を問う発想が重要だ

お客がどう受け止めるかという需要側の価値を問う発想が重要だ
(小林敬幸、三井物産メディア事業部次長)

Supple【成分】
◆今でもある良いものを作れば売れるという発想
◆顧客はモノを欲しがっているのか
◆顧客は自分のしたい体験を知らない
◆自らユーザーになる
◆疑似的にユーザになる

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≪サプリ383≫リスペクトが言える化を促進する

一人ひとりの可能性を信じ、それぞれの考え方や意見をリスペクトする気持ちがなければ「言える化」という土壌を育むことはできない (遠藤功、早稲田大学ビジネススクール教授)

Supple【成分】
◆言える化とは
◆何でもいうのは意外と難しい
◆評価
◆問題の本質はリスペクトにある
◆リスペクトがすべてのスタート

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≪サプリ382≫大胆なバランスを取る

Supple【成分】
◆バランス、協調、創造性、卓越性、公平性、情熱、準備
◆意見が半々に分かれたらどうする
◆受け入れやすいが、誰も喜ばない結果を生み出すバランス
◆意思決定をしたくない

 

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2013年11月10日 (日)

【イノベーション・リーダーシップ】第22話 イノベーティブリーダーの質問力(5)~イノベーションにとってもっとも重要な質問

Point◆イノベーションにとってもっとも重要な質問は?

一昔前ならイノベーションは、

「この技術で何ができるか」
「この技術がもたらすインパクトは何か」

といった質問から始まっていた。技術が主役だったわけだが、今はイノベーションの主役は技術ではない。では、技術に変わる主役は何か。顧客であり、ユーザーである。その意味で、イノベーションにとってもっとも重要な質問は「誰」という質問だ。

ここで言っているユーザーとは、顧客だけはなく

顧客、見込み客、ブランドのファン、パートナー、従業員、インフルエンサー

など自分たちとの交流を持つ人すべてを指している。これはアーロン・シャピロによる定義である。

アーロン・シャピロ(萩原 雅之監訳、梶原 健司、伊藤 富雄訳)「USERS 顧客主義の終焉と企業の命運を左右する7つの戦略」、翔泳社(2013)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798130923/opc-22/ref=nosim



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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。