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2013年11月

2013年11月10日 (日)

【イノベーション・リーダーシップ】第21話 イノベーティブリーダーの質問力(4)~動向から問題を発見する

Doko◆創造性を解放する

前回は、思い込みや暗黙の前提を打ち破る質問について考えてみた。

スタンフォード大学で、プロダクトデザインの名物講座を持つジェイムズ・アダムス教授は、人間は生まれつき創造力を持っているが発揮できない。その理由は、知覚、感情、文化、環境、知性、表現などのさまざまな心理的障壁であり、それを取り除いてやれば創造力は自然に発揮されるようになるということで、障壁を取り除くさまざまな方法を紹介した本を書いた。

「メンタル・ブロックバスター―知覚、感情、文化、環境、知性、表現」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833420430/opc-22/ref=nosim

という本だ。この中でも質問が使われている。興味がある人はぜひ、読んでみてほしい。

イノベーションに質問を使う基本的な目的の2つ目は問題発見だ。


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【コンセプチュアル仕事術】第5話~T型人材とΠ型人材のコアスキル

Senmon_2◆T型人材ではなく、Π型人材になれという教え

大学の同級生や新卒で就職した企業の同期がそろそろ、役職定年になっている。会うとまだあと10年と言う話しと同時に、やはり、人生を振り返って的な話になる。先日もあるIT企業で役員まで務めた友人Aと人生振返って的な話をしていた。そのときに、面白い議論になった。

大学(工学部システム工学科)を卒業するときに2つのことを言われた。ひとつは農耕民族ではなく、騎馬民族になれということ。もう一つは、T型人材ではなく、二つ以上の専門性を持つΠ型人材になれということだ。

面白い話しとは、後者に関わる話。それを紹介する前に、まずT型人材について少し論じておきたい。

システムエンジニアはT型の人材でなくてはならないというのはよく言われる。ひとつの柱になる専門の深いスキルと、複数の分野にまたがる浅く広い知識である。専門分野というのはどのようなものでもよい。たとえば、著者が卒業した大学だと、機械工学、流体工学、メカトロニクス、制御工学、情報工学、経営工学などの専門の先生がいた。これはいずれもシステムエンジニアとして柱になるスキルだ。

もちろん、工学である必要はない。これまで知り合った有能なシステムエンジニアで、文系の人は少なくないし、一番変わり種で司法試験を通っていてシステムエンジニアをやっているとおいう人もいる。

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【コンセプチュアル仕事術】第4話~コンフリクトを統合する

Togo◆コンフリクトにどう対処するか

世の中は矛盾(コンフリクト)に満ちています。あなたのお客様も決して例外ではありません。時として、矛盾に満ち溢れたことを言ってきます。

たとえば、あなたの会社は顧客から技術力を買われて長く取引をしています。新しい技術の導入には理解を示し、多少割高になってもあなたの会社から新しい技術を導入した製品を購入してきました。そして、この顧客の存在はあなたの会社が業界で技術リーダーの立場を占めるのに存在してきました。

ところが最近役員が代わり、新しい役員は、コスト削減に強い関心を示す人でした。ここで2つの考え方が生まれてきました。

ひとつは従来の顧客はあなたの会社の技術力を評価してくれているので、あなたの会社が技術革新を続けていけば、顧客との取引は長く続けることができるだろう。そして技術革新をすることは他の顧客への競争力にもなる。よって、技術革新こそ追求すべき目標だという考え方です。

もうひとつはここにきて出てきた考え方で、顧客はコスト削減を気にしているので、今の価格では顧客を失うことになる。この顧客だけはなく、多くの顧客がコスト削減を重視しているので、多くの顧客を失うことになる。よって、コスト削減に努め、価格競争力をつけるべきだという考え方です。

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。