PM養成マガジンの10周年記念で行っている「持論を持とう!」アクティビティですが、日経ビジネスオンラインで、「持論を持とう!」アクティビティに連動して
「あなたがプロなら持論を作れ、持論を磨け」
という連載を始めました。フェーズ1は、アクティビティに参加しませんかという呼びかけと、持論の書き方の概論で、第1回は
あなたの「持論」は文章に書けますか?
「経験から生まれ行動を導く方法論」と共にプロへの旅を続けよう
です。このあと、もう1回フェーズ1で、持論の書き方を説明します。
そののち、フェーズ2はスクーリングの様子などを書く予定です。フェーズ3は、参加者の書いた持論を紹介したりするフェーズを設けます。
さらに、持論ができたあとは、各人の持論がどのように変わっていくかをレポートするような記事を書く予定にしています。
(その2)リーダーシップの活動
(その3)リーダーシップの行動
◆はじめに
インターパーソナルスキルエンジンのセッション1はリーダーシップ。
リーダーシップは「おばけ」概念だとよく言われる。実際に、リーダーシップの本を読むと体系化されていても、ビジョン型とか、命令型とか、職人型とか、ファシリテーション型、コーチ型、サーバント型とか、いろいろな名称で、区分が書かれていることが多い。このような方の違いは言ってしまえばコミュニケーションのスタイルが違うということであって、リーダーシップに期待されている役割がそんなに大きく異なっているわけではない。
もっと重要なことは、リーダーシップは属性ではなく、行動であるということだ。結果として役割が実現される。
このことを前提にして、プロジェクトマネジャーに求められるリーダーシップについて考えてみたい。
◆アンケート結果
前回、インターパーソナルスキルに関する読者アンケートを行った。115名からの回答を戴いた。ご協力ありがとうございました。
結果だが、以下のようになった
リーダーシップ 27(23%)
コミュニケーション 17(15%)
交渉とコンフリクトマネジメント 16(14%)
チームビルディング 15(13%)
意思決定 14(12%)
動機づけ 11(10%)
ステークホルダへの影響力 9(8%)
ストレスマネジメント 6(5%)
予想通りというか、前回の記事の書き方で多少バイアスがかかったのかもしれないが、リーダーシップが頭一つ抜けた1位だった。2位~5位がこの連載のテーマになるが、
・コミュニケーション
・交渉とコンフリクトマネジメント
・ビームビルティング
・意思決定
の4つが入った。この5つがこの連載のテーマをする。
好川哲人
技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。
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