【10周年】10周年記念セミナー第5回「ユーザ主体開発」の様子
第5回は、ITイノベーションを起こす開発体制をテーマに行い、まず、日経BPの谷島宣之さんに「ユーザ主体開発」のテーマで講演をいただきました。
(講演をする谷島さん)
谷島さんの講演は、谷島さんが日経コンピュータなどの長年の取材をもとにまとめられた書籍
開発・改良の切り札 システム内製を極める
をベースにしたもので、多くの事例紹介を盛り込んだものでした。質問もいろいろと出て、このテーマへの関心の高さがうかがわれました。
第5回は、ITイノベーションを起こす開発体制をテーマに行い、まず、日経BPの谷島宣之さんに「ユーザ主体開発」のテーマで講演をいただきました。
(講演をする谷島さん)
谷島さんの講演は、谷島さんが日経コンピュータなどの長年の取材をもとにまとめられた書籍
開発・改良の切り札 システム内製を極める
をベースにしたもので、多くの事例紹介を盛り込んだものでした。質問もいろいろと出て、このテーマへの関心の高さがうかがわれました。
ここまで、ビジョニングについて述べてきた。ビジョンを実現するために欠かせないのがコンセプトである。
コンセプトという「概念」は分かりにくいのだが、一言でいえば、ビジョンに向かっていくために自分は実現したいことである。ここで考えなくてはならないのは、ビジョンというのは単発のアイデアで実現できるものではないということだ。人によっては、実現できないからビジョンだという人もいる。実現できるべきか、できなくてもいいのかの議論はここではしないが、いずれにしても単発のアイデアではなく、継続的な活動であるということだ。そして、その継続的な活動の背骨(シナリオ)になるのがコンセプトである。
戦略が明確になることによって、どのようなオペレーションを構築すべきか、別の言い方をすれば、戦略の実行に必要となるどのような組織能力を構築すべきかが決定されます。逆に、自社にどのような組織能力があるかを見極めることによって、どのような戦略が適切なのかも決まってきます。 (遠藤功、早稲田大学ビジネススクール教授)
【成分】
◆プロジェクトはオペレーション
◆ミドルアップダウン
◆プロジェクトと戦略
◆プロジェクトから戦略へ影響を与える
【効用】
・PM体質改善
PM体質の全般に対して効果があります
・PM力向上
PM力向上の全般に対して効果があります
・トラブル緩和
モチベーション向上
このサプリの購入はこちらから!1か月分、500円です。
【解説】
最初にお知らせです。1年前に作った本を使って、やっと講座を開催する運びとなりました。今日のサプリとも関係があるのですが、戦略的プロジェクトマネジメントの基本的な話です。
PM養成マガジン10周年記念として、今回のみ、特別価格で提供しています。
管理者のためのプロジェクトマネジメントの基本~PM2.0の基本
http://www.pmstyle.biz/smn/pm_director.htm
さて、今回ですが、PMサプリでは、珍しく戦略の話です。
米国の経営の考え方はトップダウンで、プロジェクトも、トップが作った戦略があって、戦略を実行するための手段として位置付けられています。そして、戦略と現場をつなぐのがプロジェクトマネジメントです。
日本でもプロジェクトマネジメントが普及してきましたが、残念ながら米国ほどトップの戦略力がないため、現場(プロジェクト)が頑張っても、あまり成果が出ていないケースが少なくありません。
米国のように、現場が自分たちは求められたQCDはクリアできている、成果がでないのは自分たちの責任ではないと割り切れればいいのですが、日本の現場はもっと責任感があり、どうすれば成果が出るのかと真剣に悩んでいる人が少なくありません。
また、米国においても、プログラムマネジメントの普及とともに、プロジェクトにCQDだけではなく、成果を求めるようになってきています。
いずれにしても、プロジェクトで経営的に意味のある成果を上げるにはどうすればよいかを真剣に考えなくてはならない局面にきています。
この際に、プロジェクトマネジメントの導入で失いつつある現場力を、もう一度、取り戻す必要があるのではないかと思います。
今回のサプリは、そんな問題意識で書いています。
好川哲人
技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。
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