2012年11月 9日 (金)

≪サプリ339≫プロジェクトマネジャーには柔らかさが不可欠である

プロジェクトマネジャーとして活躍している人の共通点は「柔らかさ」である
                        (樋口弘和、コンサルタント)

Supple

【成分】
◆柔らかさとは
◆作業標準に対する柔軟性
◆現実のプロジェクトマネジャーはどうしたか
◆プロジェクトマネジャーに必要なのは目的を実現するマインド
◆目的実現を中心に考える

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2012年11月 6日 (火)

【戦略ノート298】プロジェクトにおける真のチームの効用

Term2◆プロジェクトにおけるチームとは何か

戦略ノート296で、

【戦略ノート296】日本人は真のチームを作れない

という話をした。この記事に、個人的にコメントをもらったので、今回はこの話をもう少し、深く考えてみたい。貰ったコメントは、そもそも、プロジェクトマネジメントにはチームマネジメントはあるが、チームにであることを前提にしてしないのではないかというコメントだ。

最初に考えなくてはならないのは、そもそも、プロジェクトにおけるチームというのは何だという話である。もちろん、いろいろな側面があるが、基本的には広い意味での問題解決を行うものだ。

プロジェクトはメンバーを集めてグループを作る。そして、プロジェクトマネジメント計画として、WBSとOBSを作り、ワークパッケージ(要素成果物)ごとに担当(一般には複数)を決める。さらに、RAMを作って、担当の中での責任分担を明確にする。

従って、プロジェクトがうまくいっていれば、実はチームというのは、あまり、役に立たない。もちろん、問題解決以外に、チームワークがよくなれば生産性が向上するとか、モチベーションがあがるとか、諸々のメリットがあるので、まったくの無駄というわけではないことは言うまでもない。

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2012年11月 5日 (月)

【10周年】新しい時代のプロジェクトリーダーのリーダーシップ

Open_leadership日本の企業でもプロジェクトマネジメントが行われるようになり、この10年ほどで、明らかに変わったことがあります。それは、管理の対象が人から、成果に移ってきたことです。

プロジェクトマネジメント以前は、組織は人(勤怠)を管理していました。真面目に働いているかどうかを監視し、成果が出なければ叱咤激励するというスタイルで監視・コントロールを行ってきました。しかし、プロジェクトマネジメントを導入してからは、人を監視するのではなく、成果を監視し、予定通りの成果が得られない場合には、その理由を突き止め、改善するという活動のスタイルに変わってきました。

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≪サプリ338≫具体的な計画がゴールにたどり着く確率を上げる

計画が細部まで具体的になっていればいるほど、より高い確率でゴールまでたどり着
ける(河原慎也、コンサルタント)

Supple

【成分】
◆計画がなくても業務はできる
◆経験があれば、細かな計画は要らない?
◆経験はあっても、計画があると成功確率が上がる
◆具体的な計画はリスクマネジメントも向上させる
◆具体的な計画を作るには

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2012年11月 2日 (金)

【戦略ノート297】続・「センス」について考える

Sense◆はじめに

この戦略ノートは、

【戦略ノート269】「センス」について考える

の続編です。

 

◆正しい努力

日本人は、努力することをよいことだと考える。このこと自体は、間違っていないと思う。しかし、前提がある。それは、正しい努力であればという前提である。

では、正しいかどうかをどのようにして判断すればよいのだろうか?それは、相手、あるいは周囲の期待に応えるために意味のある努力であるかどうかだと思う。同時に、自分自身が期待に応える価値があると考えていることが必要である。この両方が揃って、初めて正しい努力であるといえる。

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2012年10月30日 (火)

≪サプリ337≫不完全な状態を目指す

不完全な状態で妥協するのではない。それを目指すのだ
(ピーター・ブレグマン、ブレグマン・パートナーズCEO)

Supple

【成分】
◆ブレグマンの忠告
◆不完全さの持つ力
◆要求も完全である必要はない
◆責任を持って不完全さを目指す

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2012年10月25日 (木)

≪サプリ336≫チームに必要なのはパッションだ

チームに必要なのはパッションだ。日本流にいえば魂。パッションさえあればあとは
何とでもなるというくらい大切なものだ(齊藤ウィリアム浩幸、インテーカー代表)

Supple

【成分】
◆サッカージャパンへの違和感
◆チームとは、うまく行かないときに機能する
◆行動の壁
◆パッションで壁を乗り越える
◆当事者意識がパッションを生み出す

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2012年10月24日 (水)

≪サプリ335≫コンセプトはすべての意思決定の指針となる

よいコンセプトは優先順位をはっきりさせ、すべての意思決定の指針となる
                                (木谷哲夫、京都大学IMS寄附研究部門教授)

Supple

【成分】
◆コンセプトは意思決定の指針になる
◆決めれないのは、コンセプトがないから
◆プロジェクトのコンセプト
◆後回しにされる目的決定
◆コンセプトが明確だと顧客満足も高くなる

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2012年10月23日 (火)

【インターパーソナルスキル・エンジン】第7回 チームマネジメントとチームビルディング(2)~チームビルディングへのアプローチ

◆チームビルディングへのアプローチ

Term前回は最近増えているバーチャルチームのマネジメントについて述べた。今回は、バーチャルチーム、コロケーションチームの両方に共通のチームビルディングのアプローチについて述べる。

チームの形態に関係なく、チームビルディングには以下のような方法が有効である。

(1)ロール&レスポンシビリティを明確にする
(2)ビジョンの実現とその優先順位を理解する
(3)成功のステージを設定する
(4)共創的なリーダーシップを確立する
(5)チームをベースにした報奨と承認の仕組みを導入する
(6)意志決定にチームを巻き込む
(7)ストレスマネジメントを行う
(8)人の問題を監査する

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2012年10月22日 (月)

【イノベーション・リーダーシップ】第6話 シナリオのチカラ

◆コンセプト実現シナリオのポイントはドライビングフォース

Scenarioコンセプトができたら、そのコンセプトと具体的なアクションに落とし込んでいく。その際に、ポイントになるのがコンセプトの実現シナリオである。

実現シナリオの中で最大のポイントになるのは、そのコンセプトを実現する際に、根本的な変化要因は何かである。これを「ドライビングフォース」と呼ぶ。

たとえば、ドライビングフォースは以下のようなフレームの中にあると考えてみると
いいだろう。

(1)商品
(2)市場
(3)技術
(4)生産能力
(5)販売手段/物流
(6)天然資源
(7)規模/成長
(8)売上/利益

ドライビングフォースを見つけるには、社会、業界、自社などに関する情報収集を行わなくてはならないが、この際には(1)~(8)の要因ごとに、コンセプトの実現に関連する情報を集めていけばよい。

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。