2013年10月20日 (日)

【プロジェクトの補助線ワークショップ】みんなのイノベーション

Minnaプロジェクトの補助線の 好川哲人 です。こんにちは。

今日は「プロジェクトの補助線」メルマガセミナー第一弾のご案内です。プロジェクトの補助線は、イノベーションをメインテーマにした本誌、プロジェクトマネジメントをメインテーマにしたPM養成マガジン、マネジメントとリーダーシップをメインにしPMstyle Mailの3つのメルマガの合同メルマガで、今年度からセミナーをやることにしました。

今年度はイノベーション・イニシアチブからはイノベーションの自分ゴトをテーマにした「みんなのイノベーション」をやります。このメールではセブンイレブンの事例を紹介し、イノベーションの自分ゴト化の必要性をお伝えしたいと思います。


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2013年10月16日 (水)

【イノベーション・リーダーシップ】第20話 イノベーティブリーダーの質問力(3)~思い込みを捨てるための質問

Omoikomi1◆どんな思い込みに支配されているか

イノベーティブ・リーダーの思考法の中で、「前提を疑う」という話をしたが、前提がやっかいなのは、思い込みになっているケースが多く、前提があることすら疑わないことだ。このような状況を打ち破り、イノベーションにつなげていくには、質問は非常に有効な手段である。

【イノベーション・リーダーシップ】第8話
 イノベーティブリーダーの思考法(1)~前提を疑う

まず、次の2つの質問を考えてみてほしい。

・私の業界はどんな思い込みに支配されているか
・私の会社はどんな思い込みに支配されているか

もし、質問が抽象的だと感じたら、次のような思考をしてみてほしい。

・業界で常識だと思っていることをいくつか取り上げ、その根拠を説明する
・会社で常識だと思っていることをいくつか取り上げ、その根拠を説明する

この質問に対して、根拠が説明できないものはほぼ、思い込みである。

たとえば、ITの業界には、発注者の事情で発生したスケジュール遅れはベンダーが始末しなくてはならないという常識がある。この根拠を合理的に説明するのは難しい。もし、あるとすれば、契約書の中で、ベンダーの履行義務は期限付きで謳われていても、発注者の義務は期限付きでは謳われていないことが多いくらいだろか。

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2013年10月11日 (金)

【コンセプチュアル仕事術】第1話~仕事の本質を捉え、目標やアプローチを決める

Conceptual7◆本質は見えにくい

本質という言葉はよく使われますが、本質をとらえるというのは難しいことです。

理由は2つあるように思います。ひとつは本質は見えにくいことです。よく「問題の本質」という言葉を使いますが、問題の本質は、表面上起こっている問題を引き起こしている問題がより重要な隠れた問題がある言っているわけです。

先日、一年半ほど前に、亀岡で登校中の児童と引率の保護者の列に軽自動車が突っ込み、計10人がはねられて3人が死亡、7人が重軽傷を負った事故の高裁の判決が出ました。この事故の原因は運転していた少年の遊び疲れと睡眠不足による居眠り運転で、少年はこともあろうに無免許でした。

この事故の裁判のポイントになったのは、無免許運転でした。一審では、「無免許運転は事故を招いたという点で無関係とはいえないが、因果関係はない」と結論されました。二審では、「1審は事故前の無免許運転の犯情の悪さを過小に評価している」としてより重い刑を科しました。

この事故は表面上の問題は、「遊び疲れて居眠り運転して、多大な被害者を出した」という問題です。しかし、問題の本質がここではないことは明らかです。ある人は無免許運転をしていることが問題の本質だと考えました。ある人は、無免許運転の少年に車を運転させたことが問題の本質だと言いました。また、ある人は、この道路は以前より危険性が指摘されていた道路で対策をしていなかったことが問題の本質だと言いました。

この問題の複雑さは、少年は無免許でありならが、無免許運転の常習で、それなりの運転技能をもっていたということです。だから、一審では無免許運転と事故の因果関係は薄いと判断されました。そう考えると、本質は無免許運転そのものではなく、免許を取る過程で学ぶ、運転に疲れたら休息するといったドライブのマナーの欠如なのかもしれません。

いずれにしても、見えにくいものであることは間違いありません。


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【イノベーション・リーダーシップ】第19話 イノベーティブリーダーの質問力(2)~良い質問と悪い質問

Situmon1◆誘導質問

質問の効果は一般的に認められるようになってきているが、認知が逆に悪い質問を生み出しているケースがある。任せる、自立させるという観点から、指示はよくないが、質問で気づきを与えることは好ましいと考えている。しかし、質問にも良い質問と悪い質問があり、悪い質問では質問でコミュニケーションを取る意味がない。その一つが「誘導質問」と呼ばれるものである。

これが弁護士が誘導に使う質問のタイプの一つである。たとえば、あなたが新しい製品の開発を任され、やる気満々なときに、上司から

次の製品はコンセプト変えないよね。

と言われた状況を考えてみてほしい。

あなたは一応、上司から質問を受けている。しかし、この質問に対して、同意する以外にはない。これは質問の形をとった宣言なので。さらに質が悪いのは、この質問をステークホルダーの前で発することだ。イエスと答えたら、あなたが決めた(決めていた)ように解釈される。

このように誘導質問は新しいことに取り組むエネルギーを削ぐもので、イノベーションにとっては悪い質問だといえる。誘導質問で気をつけたいのは、普段、部下と対等に付き合うように心がけていても、つい、こういう形で本音のところが出ることがあることだ。

誘導質問に限らず、すでに答えは決まっており、質問の形でそれを相手に言わせるという質問は最悪である。そんなことをするくらいなら、きっぱりと宣言をした方がよい。



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2013年10月 8日 (火)

【お知らせ】「プロジェクトの補助線」ワークショップ

Hojyosen「プロジェクトの補助線」では体験の場として

「プロジェクトの補助線」ワークショップ

を実施していきたいと考えています。メルマガのコンセプトである「補助線を引く」体験をいろいろな形で提供したいと思っています。

まずは、11月9日の土曜日

・みんなのイノベーション(11月9日)
  http://pmstyle.biz/smn/innovation.htm

を開催します。このワークショップでは、ビジネスモデルキャンパスを使って、イノベーションについて具体的にイメージし、次の一歩を想像する体験をして戴きます。

イノベーションに興味のある方、ぜひご参加戴き、自分の活動としてイノベーションにどう取り組んでいくかを考える機会にしてください!

■みんなのイノベーション(11月9日)プログラム
1.「民主化」されはじめたイノベーション
2.なぜ、あなたにイノベーションが必要なのか
3.何をイノベーションするか
 (1)顧客へ提供するもの
 (2)顧客の体験
 (3)組織やプロセス、そしてあなた自身
4.イノベーションを企てるとあなたの身に何が起こる?!
5.ひとまず、ITのことは忘れよう!
6.ワークショップ「あなたのイノベーション」を企てる
  ※2~5の各セッションにはエクスサイズがあります

【お知らせ】「プロジェクトの補助線」配信開始

Hojyosen310月から、PM養成マガジン、イノベーション・イニシアチブ、PMstyleメールの3つのメルマガの別冊・土曜日版として、メールマガジン

「プロジェクトの補助線」

を発行します。本号は、創刊準備号で、メルマガの名前の由来や概要をご紹介したいと思います。

みなさんは補助線という言葉をご存じでしょうか?幾何学で使うあれです。

幾何学の問題で、たった一本の補助線を引くことが解決への道筋が拓かれることがあります。補助線を引くことによって見えていなかったことが見えてくるからです。

プロジェクトにもそんな補助線があります。「プロジェクトの補助線」を引くことで、新しい関係が生まれ、現実が動きだし、不可能だと思っていたことが実現できます。


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≪サプリ381≫自分の人格が他人を動機付ける

他人を動機付けるには、まず自分の人格を証明しなくてはならない(ブライアン・トレーシー、経営コンサルタント)

Supple【成分】
◆人格を証明する
◆共感を得て、動機づけをする
◆インテグリティ
◆インテリジェンスとクリエイティビリティ
◆あきらめない

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≪サプリ380≫野心を持つ

「やる気の天井」を突き破るには、仕事の楽しさや面白さに加えて、「野心」や「野望」が必要である(太田肇、同志社大学教授)

Supple【成分】
◆あるマネジャーの疑問
◆サラリーマンと自営業の違い
◆ビジョンと野心
◆大きな仕事には野心が必要

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2013年10月 2日 (水)

【イノベーション・リーダーシップ】第18話 イノベーティブリーダーの質問力(1)~質問の重要性 

◆イノベーションにおける質問の重要性

Situmon第8話から8回、イノベーションリーダーの「思考法」というシリーズをお届けした。イノベーティブ・リーダーが必要なスキルの第2弾は

「質問力」

である。

イノベーションにおける質問(問い)の重要性はさまざまな識者が指摘している。もっとも分かりやすいのは、「前提や常識は正しいのか」という質問だと思うが、何人かのイノベーションに関する識者はもっと体系的にこの問題を捉えている。


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2013年9月29日 (日)

【補助線セミナー】みんなのイノベーション

Semiar1「プロジェクトの補助線」ではメルマガセミナーとして、

「プロジェクトの補助線」セミナー

を実施していきたいと考えています。「プロジェクトの補助線」セミナーは

(1)土曜日、平日夜間を中心に実施
(2)個人でも負担できる受講料
(3)エッジの効いたテーマ

の3つを特徴とするセミナーにしていく予定です。


メルマガ「プロジェクトの補助線」セミナーの第一弾として、

 「みんなのイノベーション

を開催します。

プログラムや内容はこちらのページをご覧ください。

http://pmstyle.biz/smn/innovation.htm

PMstyle 2024年11月~2025年3月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。