【イノベーション戦略ノート:075】ハッカソンによるオープンイノベーション
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最近、ハッカソンとか、アイデアソンという言葉をよく目にするようになった。言葉の定義はあいまいであるが、提示された課題に対して、参加者が持つスキルを使って決められた時間内で解決する参加型のイベントを○○ソンという。
ハッカソンという言葉はもともとソフト業界で使われていたもので、ハック(hack)とマラソン(marathon)を合わせた混成語だと言われる。考えたのは、OpenBSDの開発者やサン・マイクロシステムズのマーケティングチームだといわれる。ソフトウエアであれば、アイデアから成果をその場で作り上げることができるので、アイデアだけではなく、モノ(ソフトウエア)を生み出すのがハッカソンということだ。
やがてハッカソンはソフト業界以外でも使われるようになってきた。特に、3Dプリンタが手軽に活用できるようになってからは、ハードウエアもその場で作ることが可能になり、それがハッカソンのイメージになっている。つまり、ハードウエアまでを成果物とするのがハッカソンで、アイデアのプレゼンにとどめるのがアイデアソンである。
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