【コンセプチュアル講座コラム】VUCA時代を生き抜くリーダーシップや働き方
このブログでも何度か書いていますが、VUCAは
「Volatility」(変動性:変化が激しく不安定)
「Uncertainty」(不確実性:問題や出来事の予測がつかない)
「Complexity」(複雑性:多数の原因や因子が絡み合っていること)
「Ambiguity」(曖昧性:出出来事の因果関係が不明瞭で前例もない)
「Uncertainty」(不確実性:問題や出来事の予測がつかない)
「Complexity」(複雑性:多数の原因や因子が絡み合っていること)
「Ambiguity」(曖昧性:出出来事の因果関係が不明瞭で前例もない)
の頭文字をとった言葉(概念)ですが、この10年くらい、ビジネスの世界でもこういう現象が目立つようになってきました。それに伴い、多くの情報発信がされるようになってきました。このコラムでは、いくつか紹介してみたいと思います。
また今年になってから、VUCAへの関心は大きくなり、VUCAをタイトルに入れた書籍だけでも5冊以上出版されましたし、話題になったビジネス書でも、その中にVUCAについてページを割いているものが目立つようになってきました。これについてはビジネス書の杜ブログにまとめた記事を書いていますので、そちらをご覧ください。
【プロデューサーの本棚】VUCAワールドで活躍するために読みたい本
◆VUCA時代を生き抜くマネジメントやリーダーシップ
最初は、スタンリー・マクリスタル将軍の2014年のASTD基調講演で述べられたものです。
「VUCAの世界で生き残るために求められるポイント」(2014年のASTD基調講演)
・予測できるという傲慢さ(predictive hubris)を捨てる
・組織的な適合性(organic adaptability)を高める
・共有化された意識と権限委譲による実行(shared consciousness & empowered execution)
・予測できるという傲慢さ(predictive hubris)を捨てる
・組織的な適合性(organic adaptability)を高める
・共有化された意識と権限委譲による実行(shared consciousness & empowered execution)
次は、Berlitz Global Blogの2015年に掲載された「VUCAとはなにか?打ち勝つ人材の3つの資質」という記事です。
1. 予測不能な事態や障害は当然起こり得るものと考えている (Accepts)
2. 目標へのシナリオを常に考え、必要に応じて随時書き換える(Thinks)
3. 未来の自分が最良の判断ができるように、現在できることを最大限する(Takes action)
2. 目標へのシナリオを常に考え、必要に応じて随時書き換える(Thinks)
3. 未来の自分が最良の判断ができるように、現在できることを最大限する(Takes action)
さらに、2017年にはグロービス経営大学院学長の堀義人さんが、日本経済新聞に「 「VUCA」時代、リーダーに重要な4つの言葉」というタイトルで
「Vision」:未来の青写真を描く
「Education」:日々アンテナを張って、データを自分なりに解釈し、知恵を持った人と議論を重ね、新しいテクノロジーや経営手法を学ぶ
「Dialogue」:意識的に自分と対極にある様々な職業や地域の人と対話を重ねる
「Action」:確実に行動する
「Education」:日々アンテナを張って、データを自分なりに解釈し、知恵を持った人と議論を重ね、新しいテクノロジーや経営手法を学ぶ
「Dialogue」:意識的に自分と対極にある様々な職業や地域の人と対話を重ねる
「Action」:確実に行動する
の4つが重要だという記事を書かれています。
4つ目にに紹介するのは、日本IBMの部長である河野英太郎さんがTHE 21 Onlineで、「先の見えない時代に成果を出すための「4つのスキル」という記事で、
1.限られた時間で成果を出す
2.答えのない問いに答えを出す
3.多様なメンバーをまとめる
4.働き方の持続可能性(サステナビリティ)を高める
2.答えのない問いに答えを出す
3.多様なメンバーをまとめる
4.働き方の持続可能性(サステナビリティ)を高める
が重要だと指摘されています。
◆VUCA時代の働き方
また、リーダーに限らず、人材像を示した記事もあります。Earth lab、KACHITSUKUなどのキャリア系のメディアがVUCAについてまとめた記事がそうです。
Earth labは、「激動の時代を生き残るために必要な5つのアクション」という記事で、リーダーに限らず、こういう行動ができればVUCA時代に活躍できるかを示しています。以下の5つです。
・アンテナを広く張って情報収集をする
・アイデアがあれば即実行
・疑問を持ち続ける
・学び続ける
・明確なビジョンを持つ
・アイデアがあれば即実行
・疑問を持ち続ける
・学び続ける
・明確なビジョンを持つ
さらに、KACHITSUKUも同様の視点で「VUCA時代で成功する人材の7つの特徴」という記事で、以下の7つだと指摘しています。
・未知のものに対して怖いではなく興味を持てる人
・アウトプットを意識しながら学習し続けられる人
・仕事が楽しくて勤務時間外でも常に頭で考えている人
・明確なビジョンがあり行動に移せる人
・新しい枠組みを構創できる人
・主体性が強くやり抜く力が強い人
・他者の感情を動かすのがうまく周囲を巻き込んで成果をだせる人
・アウトプットを意識しながら学習し続けられる人
・仕事が楽しくて勤務時間外でも常に頭で考えている人
・明確なビジョンがあり行動に移せる人
・新しい枠組みを構創できる人
・主体性が強くやり抜く力が強い人
・他者の感情を動かすのがうまく周囲を巻き込んで成果をだせる人
なお、記事のURLは最後にまとめて掲載しておきますので、興味があるものがあればご参照ください。
◆参考資料
【Berlitz Global Blog】「VUCAとはなにか?打ち勝つ人材の3つの資質」(2015/2/12)
【堀義人】「「VUCA」時代、リーダーに重要な4つの言葉」(日本経済新聞、2017/1/11)
【河野英太郎】先の見えない時代に成果を出すための「4つのスキル」(THE 21 Online、2019/03/04)
【KACHITSUKU】VUCA時代で成功する人材の7つの特徴(2019年3月14日)
【Earth lab】激動の時代を生き残るために必要な5つのアクション(2018.09.07)
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