★イノベーション・リーダーシップ Feed

2014年8月 8日 (金)

【イノベーション・リーダーシップ】第28話 イノベーティブ・リーダーのコンセプチュアルスキル(1)~iPhone開発にみる5つの軸の必要性

バックナンバー http://mat.lekumo.biz/ppf/cat9922971/
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Conceptual3◆はじめに

イノベーションリーダーの質問力のシリーズが途中で止まってしまっているが、このような質問を生み出すときに欠かせないのがコンセプチュアルスキルである。

そこで並行してコンセプチュアルスキルについて考えてみたい。一部の議論はイノベーティブリーダーの思考法の中でしているが、改めて別の枠組みで考えてみる。第14話で、

第14話 イノベーティブ・リーダーの思考法(6)~抽象と具象の行き来

という記事を書いたが、この記事に拡張と深掘りだと考えて戴ければよい。

この記事では抽象と具象の行き来から、経験を新しい場面に活用するという趣旨であった。この場合のコンセプチュアルスキルは抽象と具象の行き来ということになる。

これも含めてコンセプチュアルスキルは以下の5つの要素について、両極を行き来するスキルである。

(1)抽象的/具象的
(2)主観的/客観的
(3)直観的/論理的
(4)大局的/分析的
(5)長期的/短期的

それぞれの軸の意味は以下の通りである。



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2014年7月31日 (木)

【イノベーション・リーダーシップ】第27話 イノベーティブリーダーの質問力(10)~組み合わせに関する質問

バックナンバー http://mat.lekumo.biz/ppf/cat9922971/
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Kumiawase

◆はじめに

前回は、製品の感情的な問題についての質問を考えた。これまでに製品について考えた質問は

(1)新しいトレンドをどうすれば利用できるか
(2)顧客の煩わしさを取り除き、ユニークなベネフィットを与えるにはどうすればよいか
(3)私たちの製品によって顧客はどのような感情的、精神的、立場的なベネフィットが得られるか
(4)私の製品のどんな機能が顧客の情熱をかきたてているのか

の4つだ。

今回は、イノベーションについてもっとも本質な組み合せの問題について考えてみよう。



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2014年7月30日 (水)

【イノベーション・リーダーシップ】第26話 イノベーティブリーダーの質問力(9)~感情的/精神的なベネフィットを与える

バックナンバー http://mat.lekumo.biz/ppf/cat9922971/
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Kanjyo

◆機能によるユニークなベネフィットは現実的には難しい

前回に続き、製品に関する質問について考えていく。前回は、

(1)新しいトレンドをどうすれば利用できるか
(2)顧客の煩わしさを取り除き、ユニークなベネフィットを与えるにはどうすればよいか

の2つの質問について考えた。3つ目の質問は

(3)私たちの製品によって顧客はどのような感情的、精神的、立場的なベネフィットが得られるか

というものだ。多くの製品は前回の(2)の質問に答えられなくては存在意義がない。だた、(2)だけでは不十分であることも確かだ。多くの競合製品は(2)において同等な答えを準備しているからだ。



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2014年2月 6日 (木)

【イノベーション・リーダーシップ】第25話 イノベーティブリーダーの質問力(8)~顧客の煩わしさを取り除き、ユニークな恩恵を与える

Simple4◆「誰に」の次に「何を」

第22話から第24話まで「誰に」に関する質問について考えた。一番最初に述べたようにイノベーションにおいてこの質問がもっとも重要な質問である。

イノベーションではついつい、製品を決めてからどこに売るかを決めているケースが多いが、これではうまく行かないというのが共通認識になりつつある。

最近有効性が注目されるようになってきた「リーン・スタートアップ」でも、まず、最初に顧客発見のステップがあることからも分かるように、まず、「誰に」なのだ。そして、それらの顧客が「何を」、つまりどのような製品を求めるかを考えていく。

ということで、今回からは「何を」に関する質問について考えていきたい。

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2013年11月27日 (水)

【イノベーション・リーダーシップ】第24話 イノベーティブリーダーの質問力(7)~将来の顧客は誰か

Mirai3◆将来の顧客

前回は現在の顧客に焦点を当て、求めているものを考え、イノベーションに結び付けていく質問について述べた。今回は、「未来の顧客」について考える。つまり、

【2】将来購入する可能性のある人(見込み客、ファン)

である。

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2013年11月17日 (日)

【イノベーション・リーダーシップ】第23話 イノベーティブリーダーの質問力(6)~顧客の選定基準・ニーズ・感情に関する質問

Erabu◆前回の復習

前回はユーザを

【1】購入している人(顧客)
【2】将来購入する可能性のある人(見込み客、ファン)
【3】購入できるが、購入していない人(見込み客、ファン、など)

の3つに分け、【1】に対する質問として、

(1)私には思いもよらなかった方法で製品を使っているのは誰か。それはどういう使い方か。

という質問を取り上げた。この質問の本質は、顧客にとって製品の本質は問題解決であるということである。


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2013年11月10日 (日)

【イノベーション・リーダーシップ】第22話 イノベーティブリーダーの質問力(5)~イノベーションにとってもっとも重要な質問

Point◆イノベーションにとってもっとも重要な質問は?

一昔前ならイノベーションは、

「この技術で何ができるか」
「この技術がもたらすインパクトは何か」

といった質問から始まっていた。技術が主役だったわけだが、今はイノベーションの主役は技術ではない。では、技術に変わる主役は何か。顧客であり、ユーザーである。その意味で、イノベーションにとってもっとも重要な質問は「誰」という質問だ。

ここで言っているユーザーとは、顧客だけはなく

顧客、見込み客、ブランドのファン、パートナー、従業員、インフルエンサー

など自分たちとの交流を持つ人すべてを指している。これはアーロン・シャピロによる定義である。

アーロン・シャピロ(萩原 雅之監訳、梶原 健司、伊藤 富雄訳)「USERS 顧客主義の終焉と企業の命運を左右する7つの戦略」、翔泳社(2013)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798130923/opc-22/ref=nosim



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【イノベーション・リーダーシップ】第21話 イノベーティブリーダーの質問力(4)~動向から問題を発見する

Doko◆創造性を解放する

前回は、思い込みや暗黙の前提を打ち破る質問について考えてみた。

スタンフォード大学で、プロダクトデザインの名物講座を持つジェイムズ・アダムス教授は、人間は生まれつき創造力を持っているが発揮できない。その理由は、知覚、感情、文化、環境、知性、表現などのさまざまな心理的障壁であり、それを取り除いてやれば創造力は自然に発揮されるようになるということで、障壁を取り除くさまざまな方法を紹介した本を書いた。

「メンタル・ブロックバスター―知覚、感情、文化、環境、知性、表現」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833420430/opc-22/ref=nosim

という本だ。この中でも質問が使われている。興味がある人はぜひ、読んでみてほしい。

イノベーションに質問を使う基本的な目的の2つ目は問題発見だ。


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2013年10月16日 (水)

【イノベーション・リーダーシップ】第20話 イノベーティブリーダーの質問力(3)~思い込みを捨てるための質問

Omoikomi1◆どんな思い込みに支配されているか

イノベーティブ・リーダーの思考法の中で、「前提を疑う」という話をしたが、前提がやっかいなのは、思い込みになっているケースが多く、前提があることすら疑わないことだ。このような状況を打ち破り、イノベーションにつなげていくには、質問は非常に有効な手段である。

【イノベーション・リーダーシップ】第8話
 イノベーティブリーダーの思考法(1)~前提を疑う

まず、次の2つの質問を考えてみてほしい。

・私の業界はどんな思い込みに支配されているか
・私の会社はどんな思い込みに支配されているか

もし、質問が抽象的だと感じたら、次のような思考をしてみてほしい。

・業界で常識だと思っていることをいくつか取り上げ、その根拠を説明する
・会社で常識だと思っていることをいくつか取り上げ、その根拠を説明する

この質問に対して、根拠が説明できないものはほぼ、思い込みである。

たとえば、ITの業界には、発注者の事情で発生したスケジュール遅れはベンダーが始末しなくてはならないという常識がある。この根拠を合理的に説明するのは難しい。もし、あるとすれば、契約書の中で、ベンダーの履行義務は期限付きで謳われていても、発注者の義務は期限付きでは謳われていないことが多いくらいだろか。

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2013年10月11日 (金)

【イノベーション・リーダーシップ】第19話 イノベーティブリーダーの質問力(2)~良い質問と悪い質問

Situmon1◆誘導質問

質問の効果は一般的に認められるようになってきているが、認知が逆に悪い質問を生み出しているケースがある。任せる、自立させるという観点から、指示はよくないが、質問で気づきを与えることは好ましいと考えている。しかし、質問にも良い質問と悪い質問があり、悪い質問では質問でコミュニケーションを取る意味がない。その一つが「誘導質問」と呼ばれるものである。

これが弁護士が誘導に使う質問のタイプの一つである。たとえば、あなたが新しい製品の開発を任され、やる気満々なときに、上司から

次の製品はコンセプト変えないよね。

と言われた状況を考えてみてほしい。

あなたは一応、上司から質問を受けている。しかし、この質問に対して、同意する以外にはない。これは質問の形をとった宣言なので。さらに質が悪いのは、この質問をステークホルダーの前で発することだ。イエスと答えたら、あなたが決めた(決めていた)ように解釈される。

このように誘導質問は新しいことに取り組むエネルギーを削ぐもので、イノベーションにとっては悪い質問だといえる。誘導質問で気をつけたいのは、普段、部下と対等に付き合うように心がけていても、つい、こういう形で本音のところが出ることがあることだ。

誘導質問に限らず、すでに答えは決まっており、質問の形でそれを相手に言わせるという質問は最悪である。そんなことをするくらいなら、きっぱりと宣言をした方がよい。



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好川哲人

技術士&MBA 技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。