◆プロジェクトマネジメントの目的はQCDSの目標達成だけか?
語られて尽くしているようで、実は以外に語られていないのではないだろうか?以前、一度、このような記事を書いたら、考える意味が分からないというコメントを貰ったことがあるが、何をやるにしても、目的を持ってやることは前提であり、その意味でなぜ、考えるかという議論は意味がない。
さて、語られているいると考える人は
プロジェクトを成功させること
→成功の定義はプロジェクトごとのQCDに対する目標の達成
という方が多い。これが間違っているとは思わないが、本当にこれだけが、プロジェクトマネジメントを行う目的だろうかという疑問はある。
QCDの目標の達成というのは、ある意味で現場の目的に過ぎない。ある意味でと書いているのは、そのようなQCDに対する要求(制約)はそもそもは経営的な要求から出てきているわけだから、これが経営的な目的であることは間違いない。
が問題は、これは、目的として十分条件なのかという点。おそらく、多くのプロジェクトにおいてQCDの目標達成は現場が考える目的で、必要条件の一つに過ぎないのではないだろうか。
ちょっと脱線するが、これを必要十分条件だと考えていると、プロジェクトマネジメントなど行う必要があるのかという議論になりがちである。確かに、QCDの目標達成だけを目的とするのであれば、プロジェクト全体のことを考えなくても、開発マネジメント、プロセスマネジメントだけで十分に足りることは多いのも事実だ。
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