【コンセプチュアル講座コラム】概念と形象の行き来を促進するミドルマネジメント
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◆VUCAの時代に通用しなくなった従来の組織スタイル
古くから言われている組織マネジメントのスタイルの区別に
「トップダウン型」
「ボトムアップ型」
の2つがあります。これは、組織には階層があることを前提とし、その関係に注目したもので、トップが自分の集めた情報に基づいて意思決定するのがトップダウン、現場の意見を集約し、調整することによってトップが意思決定するのがボトムアップ型です。
一方、VUCAの時代に求められるマネジメントは、
(1)変化が激しく、迅速な意思決定が求められる環境下で成果を上げる
(2)新たな価値の創造と事業の発展を目指す
の2つです。
トップダウンは迅速な意思決定という点では優れていますが、経営環境の変化を的確に把握することが難しく、(1)がクリアできていない組織が多くなっています。また、ボトムアップ型では、新しい価値創出や事業発展に対しては一定のパワーを発揮できましすが、迅速な意思決定ができないため激しい変化に対応できません。
このような理由が多くの企業がVUCAじ手を焼いている理由です。
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