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2020年8月

2020年8月27日 (木)

【コンセプチュアル講座コラム】AIはコンセプチュアルな思考ができるか

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/

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Ai2◆シンギュラリティ

今回は珍しくAIの話を書いてみたいと思います。AIには「シンギュラリティ」という概念があります。簡単にいえば、AIが自分自身のフィードバックで高度化した能力を持ち、、人間に代わって文明の進歩の主役になるという概念です。この概念は、「収穫加速の法則」を考案したレイ・カーツワイルが2000年前後に提唱したもので、2010年代になってAIの手法としてディープラーニングが爆発的に普及したのを契機に注目されるようになってきました。そして、その実現性については未だに喧々諤々の議論が続いています。

例えば、数学者であり、「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」(東洋経済新報社、2018)で知られる新井紀子さんはシンギュラリティはもはや黒歴史であり、人々の間で実現しないことが共有され始めていると主張していますが、まだまだ、実現すると考えている人も少なくありません。

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2020年8月18日 (火)

【コンセプチュアル講座探訪】「パーパス」でプロジェクトを動かす~VUCA時代のプロジェクトデザインの実践的方法

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceptual_course/
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Pd4◆VUCA時代に通用するプロジェクトマネジメントを学びませんか。

「計画を緻密に策定に、計画通りにプロジェクトをコントロールする」

これが従来考えられていたプロジェクトマネジメントの基本です。しかし、VUCA時代という環境が不確実/曖昧/複雑なため、プロジェクトの成果物が変動するのが当たり前な時代を迎えて、このようなやり方ではうまくいかないプロジェクトが増えています。

もちろん計画やコントロールの重要性が無くなったわけではありません。マネジメントとして、計画やコントロールだけでは不十分なのです。

では、VUCAの時代に足らないものは何か。

PMstyleでは2つあると考えています。それは

(1)プロジェクトを実施する意味
(2)環境変動に対応して、プロジェクトの目標や計画を自在に変更できる構造

です。

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2020年8月17日 (月)

【ZOOM公開講座】「コンセプチュアル思考のポイントと活用~VUCA時代の思考法」

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ロジカルシンキングは論理的に問題解決をするための思考法として誰もが使うツールになっていますが、VUCAの時代を迎えて弱点が指摘されるようになってきました。代表的なものは、

(1)前提を変えて考えることが難しい(思考法の中には含まれていない)ので、問題の変動に対応するのが難しい

(2)同じ抽象レベルで考えることが厄介である(論理をうまく組み立てていく必要がある)。このため、変動する問題解決においては不可欠の抽象と具象の行き来が難しい。

(3)網羅的に考える必要があり、思考の時間がかかる

の3つです。

PMstyleでは、このような弱点を克服できる思考法として、世界と概念の世界と形象の世界に分け、両方の世界を行き来する思考法コンセプチュアル思考を提唱しています。これにより上の弱点を以下のように補うことができます。

(1)概念の形象の行き来により、前提を自由に動かす

(2)抽象と具象の行き来により、抽象度を動かすr

(3)直観と論理の行き来により、可能性の高いロジックから考えることができる

これらを含めて、思考法としては、ロジカルシンキングにいくつかの思考法を併せた思考法になっています。

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2020年8月12日 (水)

【コンセプチュアル講座コラム】具体/現場にこだわるのでVUCAになる

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/

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◆VUCAの本質

この1年くらいVUCAについていろいろなことを書いていますが、書いていないことがあります。それが、この記事のタイトルです。僕はVUCAの本質はこれだと考えています。

なぜ日本にアマゾンやグーグルのような急速に成長する企業が生まれないのかと聞かれたら、「現場主義だから」と答えることにしています。もちろん、創業のときに非常に大きなビジネスをしてもうまくいきません。地道な事業が必要です。しかし、同時に筋のよいビジョンは不可欠です。

ところが、創業者と話をすると、ビジョンが

・具体的な目標になっている
・経済的な成功になっている
・単なる夢物語である

のいずれかという企業が多いのです。このようなビジョンを掲げていては、成長は偶然に期待するしかありません。

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2020年8月11日 (火)

【コンセプチュアル講座コラム】VUCAに適応できるコンセプチュアルな組織文化を創る

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/

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◆アジリティでVUCAに適応する

VUCA時代を迎えて、これまでの日本企業のやり方とは違うやり方が必要になっています。

日本企業はこれまでは、先例主義で、まず欧米を真似てスタートし、改善し、調整して競争力を持ってきました。

ところがVUCAの時代には、ビジネスの環境変化による変動が大きく、改善や調整だけでは十分な成果を上げることが難しくなってきました。VUCAを生き残るためには、その変動に飲み込まれないように自らの変革を迅速に実行するアジリティ(敏しょう性)が不可欠であると考えられています。

ビジネスにおいては、アジリティはVUCAに適応していくことに他なりません。つまり、目まぐるしい環境変化による変動に即応するために欠かせない、経営や組織運営のあり方の速さを意味しています。

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。