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2020年5月

2020年5月28日 (木)

【コンセプチュアルスキル入門】特別編:コロナ対策の本質をコンセプチュアル思考で読み解く

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/ppf/conceptual_skill/
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◆コンセプチュアル思考による対策検討プロセス
 

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コロナも第一波は収束し、これからは第二波以降に向けて、十分な準備をし、対策を打っておくことが望まれています。そこで、連載「コンセプチュアルスキル入門」の特別編として、コンセプチュアル思考を使って検討するプロセスを考えてみたいと思います。
 
コンセプチュアル思考を使うと、プロセスとしては、
 
(1)現状認識
(2)現状として対策していることと、すべきことの洗い出し
(3)現状の概念化と構造化
(4)対策の本質の見極め
(5)本質を具体化する対策案の策定
 
といったものになります。詳しくは、本連載を読み直してください。

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2020年5月26日 (火)

【コンセプチュアル講座コラム】コンセプチュアルスキルを鍛えて、レジリエンスを高める

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/

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◆レジリエンスとは
 
東日本大震災の後、レジリエンスという心理学の言葉が、経営学や社会システム論などで広く使われるようになり、一種のレジリエンスブームになりました。レジリエンス(resilience)とは、跳ね返り、弾力、回復力、再起力、復元力といった意味の概念です。
 
経営学ではレジリエンスは
 
「困難な状況にもかかわらず、うまく適応できる力」
 
として使われるようになり、リスク対応能力、危機管理能力などの上位概念として広く使われるだろうと期待されていました。詳しく知りたい人は、好川が連載していた「イノベーション戦略ノート」に書いた記事がありますので、お読みください。
 
第21回 イノベーターのレジリエンス(2013.12.11)
https://pmstyle.biz/column/innvnote/innvnotet21.htm
 
当時は、レジリアンスという概念はいろいろなメディアで取り上げられ、レジリエンスという言葉をタイトルに含む書籍も何冊も出版されましたが、その後、震災復興とともに消えていったようなイメージがあります。書籍の出版も、海外ものの翻訳ばかりになってしましました。
 
しかし、レジリエンスの必要性が薄れてきているかというとそんなことはありません。年々、レジリエンスの必要性は高まっており、極めつけだと思われるのが今回のコロナだと思われます。
  
 

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2020年5月12日 (火)

【コンセプチュアル講座探訪】VUCA時代の思考法~「コンセプチュアル思考のポイントと活用」講座(ZOOM版)

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceptual_course/
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◆VUCAというパラダイム
 
VUCAに関する記事をいくつか書いてきましたが、なぜ、そんなにVUCAに拘るのかという意見を聞くことがよくあります。いつの時代にも不確実性や不安定さはあり、それに対してはリスクマネジメントで対応できているじゃないかという意見が多いようです。
 
いろいろな人と議論をしているうちに、キーワードとして意識するようになったのが、パラダイムです。パラダイムという言葉は
 
「(科学上の問題などについて)ある時代のものの見方・考え方を支配する認識の枠組み」
 
という意味です。枠組みが変わることをパラダイムシフトといいます。パラダイムシフトというと「天動説から地動説へ」とか、「ニュートン力学からアインシュタイン相対論へ」といったシフトを思い浮べる方が多いと思いますが、歴史上、パラダイムシフトは多数あります。
 
VUCA時代が一つのパラダイムで、VUCA化というのはパラダイムシフトと考えると非常にすっきりします。何に関するパラダイムかというと、社会や経済など非常に広範なパラダイムだと考えることができます。これまでのパラダイムは、世界は
 
・予測できる
・最適化できる
 
といったパラダイムでした。これに対して、VUCA時代というのは
 
・予測てきない
・最適は存在しない
 
という性質のパラダイムです。
 

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【コンセプチュアルスキル入門】第18話(最終回) コンセプチュアルスキルの高い人になるには(2)

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◆はじめに
 
前回はコンセプチュアルスキルの高い人のイメージを明確にするために、構想、計画、問題解決、意思決定、対人関係、イノベーションの6つの視点から、それぞれどういうことができる人かを整理し、さらに、構想、計画の2つについて具体的な人材の事例を示しました。
 
今回は、残りの4つについて具体的な人材のイメージを示し、最後にまとめをしたいと思います。

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2020年5月 5日 (火)

【コンセプチュアル講座コラム】正解がない問題に対応するクリティカルシンキング

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/
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◆変わってきた「正解がない」という意味
 
10年前には「正解がない」という言葉を人によってさまざまな答えがあるという風に考える人が多かったように思います。しかし、今、正解がないという意味は全く違います。本当に答えが見つからないないのです。
 
コロナを例にとればよく分かると思います。
 
コロナの治療にいろいろな薬が効くとニュースになっていますが、いわゆる「特効薬」はありません。同じ薬が効く人もいれば、効かない人もいる。これは、別の治療薬の転用だから専用の薬ができれば特効薬ができると考える専門家がいると同時に、本質的に特効薬がないウィルスではないかと心配している専門家もいるようです。
 
ビジネスにおいても、VUCA時代に突入しており、正解がない問題という場合には、特効薬がないケースが圧倒的に多くなっています。しかし、人は心のどこかで特効薬になる正解を求めています。
この意識を変え、対応するスキルを身に付ける必要があります。

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。