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2013年6月13日 (木)

≪サプリ365≫人を喜ばせる想像力を巡らせる

Supple 計画を立てる前に儀式をする(吉田松陰、思想家)

【成分】
◆自分は今何のために働いているのか
◆プロジェクトをやろうという覚悟
◆コンピュータの前に盛り塩をし、お祓いをする
◆儀式は不要なのか
◆儀式とチーム

【効用】

・PM体質改善
  リーダーシップ発揮、自信をつける、顧客感度アップ、問題解決能力向上、
・PM力向上
  ピープルマネジメント力向上、チームをまとめる力の向上、リスク対応力向上
・トラブル緩和
  モチベーション向上、チームの士気向上

このサプリの購入はこちらから!1か月分、525円です。

プロジェクトマネージャー養成マガジン・プロフェッショナル@まぐまぐ

【解説】
プロジェクトや業務の現場では「儀式」という言葉は「時間の無駄」というようなあまりよくないニュアンスで使われることが多いと思いますが、儀式をすることはそんなに良くないことなのでしょうか?

儀 式を行う意味はプロジェクトや仕事へのコミットメントを高めることです。儀式が要らないと言っている人は、腕に自信のある人が多いような気がします。確か に、彼ら自身はそんなことは時間の無駄なのかもしれません。また、彼らに限らず、日本人はムダを省くというところに価値感を持っている人が多いので、儀式 を嫌がる文化があるのかもしれません。

一方で、日本にはチームがないと指摘されるように、チームの文化で仕事をする文化がありません。基本は個人で、個人主義がはびこっています。個人主義でありながら和を重んじるという不思議な文化があります。

た とえば、プロジェクトで誰かの仕事が遅れているときに、自ら手伝う人は少数派です。そのメンバーの問題が顕在化し、チームの問題になって、再配分され、自 分の問題になるまではやろうとしない人が圧倒的です。この態度に象徴されるようにベースは個人なのです。ただし、プロジェクト(組織)のために働くことは 厭いません。

つまり、仕事の仕方は個人ベースだが、責任は連帯責任という面倒な構図ができています。

個人がベースであれば、儀式は無駄だという発想は理解できます。逆にいえば、儀式を重んじないのでチームがうまく行かないともいえます。儀式は個人にとっては無駄でも、チームにとっては不可欠ですし、個人にとって無駄であることが実は意味があることなのです。

もちろん、そのロスは最終的に取り戻すことができ、おつりがくるのでチームなわけです。

少し長くなりましたが、今回のサプリはこのような問題意識で書きました。

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。