【PMスタイル考】第6話:プロジェクトガバナンスとテイラーリズム
◆注目されるプロジェクトガバナンス
プロジェクトガバナンスという言葉が目につくようになってきました。
日本では一部のプロジェクトマネジメントのプロフェッショナルの方は早くから関心をもってきた分野です。PM学会では2006年に特集をやったりしていますが、そんなに議論が広まってきませんでした。やっとここにきてという感じです。
◆注目されるプロジェクトガバナンス
プロジェクトガバナンスという言葉が目につくようになってきました。
日本では一部のプロジェクトマネジメントのプロフェッショナルの方は早くから関心をもってきた分野です。PM学会では2006年に特集をやったりしていますが、そんなに議論が広まってきませんでした。やっとここにきてという感じです。
上司をマネジメントする(ジョン・コッター、ハーバード・ビジネススクール松下幸之助記念講座名誉教授)
◆Managing Your Boss
◆戦略経営では上司の「無能さ」の責任を引き受けるのは部下
◆有能な人はどのような上司であっても成果を上げている
◆プロジェクトマネジャーの上司への不満度70%
◆上司の変化を望むよりマネジメントの方が現実的
◆与えられた仕事を行う理由を徹底的に考えて下さい
もう20年以上前の話になりますが、大学を卒業して三菱重工業という機械メーカに入社したときに入所式でこんなことを言われた方がいらっしゃいました。
上司から仕事を命じられたら、なぜその仕事をやらなくてはならないのかを徹底的に考えて下さい。分からなければ命じた上司に聞いてください。理解してから取りかかってください。理解するのに時間がかかっても構いません。結局それが近道になります。そして、理解できたら、その仕事を通じて自分として達成したい課題を一つ必ず見つけて取り組んでください。その課題が本来やらなくてはならない仕事の中にあるようなら、我が社の将来はありません。
実は三菱重工にいたときにはなんとも思わなかったのですが、その後、コンサルタントとして独立し、いろいろな会社をみているうちに、如何にすごいことを言っているかが理解できるようになってきました。多くの企業では、「そんな余計なことを考えなくてよい、言われたことを如何に高い品質で実現するかだけを考えろ」と指導されていたのです。
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悲観主義はインテリに見えるが、結果がでない。楽観主義はバカに見えるが、結果がでる(島田精一、住宅金融支援機構理事長)
◆注目されはじめたポジティブ心理学
◆役職=人格の功罪
◆悲観主義を覆し、高い目標を掲げる
◆ロールに徹することが重要
忙しいのは仕事が多いからではない。スケジュールを自分で決めていないからだ(島田精一、住宅金融支援機構理事長)
◆指示されてやると忙しいと感じる
◆精神的な忙しさは自己決定で解消せよ
◆アクティブ・ノンアクション
◆ノンアクションを減らす
◆プロジェクトマネジャーの力量に問題がある?!
ある企業の事業部長が著者にこういいました。
プロジェクトがうまくいかないのはプロジェクトマネジャーの力量に問題があるからだ。
どう思いますか。「PMOは何をしているんだ」、「そんなプロジェクトマネジャーを選んだ組織にも問題がある」といった異論も出てきそうです。
リーダーシップを発揮することは、当事者として新たなリスクをとることに他ならない(大島洋、IDL代表)
◆指示を待つことのリスクについて考えたことありますか?
◆指示待ちのリスクが大きい典型的な例
◆煽っておいて、スカートの裾を踏む
◆プロジェクトマネジャーは役割だという認識が必要
好川哲人
技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。
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