2009年12月26日 (土)

2009年 今年の3冊~マネジメント編

「マネジメントの3冊」は、以下の3冊です。

★P.F.ドラッカー著、特別寄稿:ジム・コリンズ、フィリプ・コトラー、ジェームズ・クーゼス、ジュディス・ローディン、カストゥーリ・ランガン、フランシス・ヘッセルバイン(上田惇生訳)「経営者に贈る5つの質問」、ダイヤモンド社(2009)

4478006547 

★沼上 幹「経営戦略の思考法」、日本経済新聞出版社(2009)

453231478X


★リクルートHCソリューションユニット、太田芳徳「 「決める」マネジメント――人を活かす職場をつくる」、英治出版(2009)

4862760384

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2009年 「今年の3冊」という企画をやります

今年は仕事に追われ、10月くらいからブログの更新があまりできていません。そのため、紹介したいけど、紹介できていない本があります。

そこで、今年、初の企画として、「今年の3冊」というのをやってみたいと思います。

今年出版された本から、

戦略・マネジメント

技術マネジメント・研究開発マネジメント

リーダーシップ

意志決定・思考法

オペレーションマネジメント・プロジェクトマネジメント

ビジネス

セルフマネジメント

の7つのカテゴリーについて、3冊の本を選んでいきます。


カテゴリーは多少いびつですが、そこは「ビジネス書の杜」ブログの特性だとお考え下さい。

本当は、1週間カウントダウンをしようと思って、7カテゴリーにしたのですが、いつのまにか今年もあと6日になってしまいましたので、年末までに収まるように適当にアップしていきます。

年末年始の読書計画の参考になればうれしいです。

お楽しみに!

2009年12月20日 (日)

「1分間マネジャー」の著者が語る「ビジネス書で得た知識を実行に移す方法」

4478004463 ディック・ルー、ケン・ブランチャード、ポール・メイヤー(門田 美鈴訳)「なぜ、ノウハウ本を実行できないのか―「わかる」を「できる」に変える本」、ダイヤモンド社(2009)

人々をうまく動機づけ、動かす方法について、単純な真実を成功を収めた作家がいた。作家の本はみんながいいと思い、100万部以上売れた。しかし、作家には一つだけ困ったことがあった。「あなたの本はすべて読んでます。とても気に入っています」という読者に、「それであなたの行動はどう変わりましたか?」と聞くとほとんどの人が返答に困ることだ。

分かっているのに、行動できない

本書の著者は、「1分間マネジャー」を初めとする、「1分間シリーズ」の大ヒットで知られる、ケン・ブランチャードであり、自身がとく、知識を行動に変えるための秘訣をまとめた一冊。

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2009年12月13日 (日)

製品開発マネジメントのバイブル復刊

4478001936 藤本 隆宏、キム・クラーク(田村 明比古訳)「 【増補版】製品開発力―自動車産業の「組織能力」と「競争力」の研究」、ダイヤモンド社(2009)

お奨め度:★★★★★

出版不況のせいか、80~90年代の名著の復刊が目につく。特に、ダイヤモンド社は、持っているコンテンツの質の良さがあって、非常のよい本を結構、復刊してくれている。今年だけでも、先日紹介したテーラーの「科学的方法論」もそうだし、コッターの「ビジネス・リーダー論」もそうだ。その中の一冊が、藤本先生のこの本。

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2009年12月 8日 (火)

飲み屋で組織の愚痴を言っている役職者に読んでほしい本

447800577X  アイラ・チャレフ(野中 香方子訳)「ザ・フォロワーシップ―上司を動かす賢い部下の教科書」、ダイヤモンド社(2009)

お奨め度:★★★★★

フォロワーシップの提唱者、ロバート・ケリーの「The Power of followership」(邦訳:「指導力革命!~リーダーシップからフォロワーシップへ」)に並ぶフォロワーシップの定番本。ロバート・ケリーの本は、フォロワーシップの概念の説明に重点が置かれているが、この本はフォロワーシップのあるべき姿として原題にもなっている「勇敢なフォロワーシップ」を描き、そのようなフォロワーシップを発揮するための方法をさまざまな視点から、リストとして提示している。読めばそのようなフォロワーシップ行動ができるような気がしてくる一冊だ。

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2009年12月 5日 (土)

ビジネス書の杜セミナー『ビジネスマンのためのゲーム理論の思考法』のご案内(2010年1月23日)

2010年第1回のビジネス書の杜セミナーを以下の要領で行います。講師は、

ゲーム理論の思考法」中経出版(2009)

の著者、川西諭先生です。ゲーム理論の基本を楽しく身につけるチャンスです。奮ってご参加ください。

【開催要領】

テーマ: 『ビジネスマンのためのゲーム理論の思考法
      ~ゲーム理論で戦略的思考を身に付ける!~

講師:川西 諭(かわにし さとし) 先生
日時:2010年01月23日(土) 13時30分~17時
場所:京橋プラザ区民館(アクセス) (東京都江中央銀座1-25-3)
受講料:5000円(税込み)
      書籍持ち込み割引あり(詳細は申し込みページ)
概要:
欧米のMBA取得に必須とされ、世界中のビジネスマンが戦略的思考のトレーニングとして学ぶようになったゲーム理論。専門書を開くと数式やグラフだらけで一般の人には敬遠されがちですが、エッセンスを理解しそれを活用するのに数式やグラフは必要ありません。ゲーム理論の特徴は直面する問題を客観的に俯瞰して問題の本質を理解すること。それができれば問題の本質を解決したり、これから起こる問題を予測できるようになります。

本セミナーでは身近な問題をゲーム理論を使って分析し、問題解決へとつなげるための方法をわかりやすく説明します。時間があれば、皆さんが実際に直面しているお困りの問題を取り上げますので、事前に主催者に問題の内容をお知らせください。

申し込みページ:http://www.pmstyle.biz/pmstyleplus/game.htm

2009年12月 3日 (木)

2009年11月 ベスト3

【第1位】プロジェクトを成功に導く組織モデル
https://mat.lekumo.biz/books/2009/10/post-c196.html

【第2位】「決める」マネジメント
https://mat.lekumo.biz/books/2009/11/post-d73a.html

【第3位】プレゼンテーション Zen
https://mat.lekumo.biz/books/2009/09/post-0a1b.html

【第3位】プロの課題設定力
https://mat.lekumo.biz/books/2009/11/post-ed31.html

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2009年11月30日 (月)

「よくできた人間観察の記録だね」by 神戸大学加護野忠男教授

447800983x フレデリック・テイラー(有賀 裕子訳)「新訳 科学的管理法」、ダイヤモンド社(2009)

お奨め度:★★★★★

先日、テイラーの「科学的管理法」が有賀裕子さんの訳で出版されているのを見つけ、購入して読んだ。現代的な訳で、すんなりと読め、すばらしい。

テイラーの科学的管理法は100年以上前に発案され、多くのフィールドでの実験をもとにまとめられたものだが、現代ではあまり、評判のよいものではなく、古いとか、人間的でないとかいった批判がある。これは大いなる誤解である。このような誤解をしている人は、ぜひ、この本を読んでみてほしい。今、あなたが直面している状況でも大いに学ぶものがあるだろう。

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2009年11月24日 (火)

「決めるべき」ことを「決める」とうまく行く

4862760384 リクルートHCソリューションユニット、太田芳徳「 「決める」マネジメント――人を活かす職場をつくる」、英治出版(2009)

お奨め度:★★★★★

昨年来、マネジャー・課長向けの本がたくさん出版されているが、ついに決定版が出てきたという感じの本。正解のない時代に明確なマネジャー像を与えてくれる一冊。問題分析がしっかりとしているので、これからマネジャーになる人のためのお勉強ではなく、むしろ、課長で苦労している人、特に「アクティブ・ノンアクション」に陥っているマネジャーにぜひ、読んでほしい一冊。

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2009年11月20日 (金)

依頼者の期待を上回る成果を上げる方法を具体的に説く

4492556524 清水久三子「プロの課題設定力」、東洋経済新報社(2009)

お奨め度:★★★★1/2

コンサルタントであり、また、研修講師でもある著者が書いた、プロフェッショナルの仕事術。プロフェッショナルのプロフェッショナルたる所以は、依頼者の期待を上回ることだと断言し、そのためのコアスキルは問題解決力課題設定にあるとし、考え方、具体的なプロセスやそのプロセスで使えるツールについて簡潔に解説している。納得!である。

これまでになかったカテゴリーの本で、すべてのビジネスマンに呼んでほしい本。

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2009年11月19日 (木)

プロジェクトマネジメントのグル「トム・デマルコ」の集大成

4822284018 トム・デマルコ、ピーター・フルシュカ、ティム・リスター、スティーブ・マクメナミン、ジェームズ・ロバートソン、スザンヌ・ロバートソン(伊豆原 弓訳)「アドレナリンジャンキー プロジェクトの現在と未来を映す86パターン」、日経BP社(2009)

お奨め度:★★★★★

トム・デマルコはプロジェクトマネジメントに対して、独自の視点から、鋭い指摘をした本が何冊もある。プロジェクトマネジメントのグルを一人あげるとすれば、デマルコと言う人は多いのではないだろうか。僕の好きな3冊はこれ。

トム・デマルコ(伊豆原 弓訳)「ゆとりの法則 - 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解」、日経BP社(2001)

トム・デマルコ、ティモシー・リスター(伊豆原 弓訳)「熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理」、日経BP社(2003)

トム・デマルコ、ティモシー・リスター(松原 友夫、山浦 恒央訳)「ピープルウエア 第2版 - ヤル気こそプロジェクト成功の鍵」、日経BP社(2001)

今回の本は、このような膨大な著作のコアメッセージをTips(パターン)の形でまとめたもので、おまけに、かなりユニークなネーミングとフレーズになっており、楽しめる。ファンであれば待望の一冊。

この本を読んでみて、物足りなければ、単独テーマの本に行くのもよいだろう。

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2009年11月 9日 (月)

【ビジネス書の杜の地図】プロジェクトマネジメントの探検

仕事がらみだが、最近、文系のビジネスマンからプロジェクトマネジメントの勉強をするのに本を推薦してほしいという問い合わせを時々、受けることがある。

ちょうど、今、プロジェクトマネジメントの本の整理しているので、ブログの記事にもしておく。ジャンルを、技法、マインド、実践の3つに分けている。ご参考になればうれしい。

【技法】
技法だとこの本。わかりやすい上に、網羅的で、結構、深いことまで書いてある。また、TIPSはしゃれていて、共感できるものが多い。ただし、分量は膨大。

4893468995 サニー・ベーカー、マイケル・キャンベル、キム・ベーカー(中嶋 秀隆、香月 秀文訳)「世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント」、総合法令出版(2005)

※この本の原著は改訂版が出ている。

The Complete Idiot's Guide to Project Management, 4th Edition(2007)、

【心構え・マインド】
プロジェクトマネジメントは専門職や、現場のマネジメントツールだと考える向きが多いが、それは間違い。すべてのビジネスマンの武器である。とくに、マインドや心構えは、一般的なマネジメントとは一線を画すところがあるので、参考になるだろう。

プロジェクトマネジメントについて、その心構えやマインドを学びたいなら、この本がおすすめだ。多くの本がプロジェクトとは何かを語らずに(あるいは形式的にだけ語り)、プロジェクトマネジメントを論じているのに対して、この本はプロジェクトの本質を考えればプロジェクトマネジメントは何をすべきかは明確だろうというスタンス。すばらしい本だ!

4484003120 トム・ピーターズ(仁平 和夫訳)「セクシープロジェクトで差をつけろ! (トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦 (2))」、阪急コミュニケーションズ(2000)

トム・ピーターズというと、「エクセレントカンパニー」で著名な経営コンサルタントのイメージがあるが、意外とプロジェクトマネジメントの仕事をしている。ホームページのコンテンツにもプロジェクトマネジメントの情報がたくさんある。もちろん、レベルはとてつもなく高い。

tompeters! management consulting leadership training development project management

【実践】
実践というのは、プロジェクトマネジメント手法そのもののより深いノウハウの解説ではなく、実際に業務管理にどのようにプロジェクトマネジメントを活用していくかを語った本。適用となってくると、一般的なマネジメントとの区別が難しく、書籍も拡大解釈すれば山ほどあるし、厳密にいえば、あまりない。特に日本では、IT(システム開発業務)に偏っている。

この選定は厳密なところで行っている。2冊のどちらにしようかと迷った本があるが、問い合わせてくる人の属性を配慮して、こちらを選択。

487311299001 Scott Berkun(村上 雅章訳)「アート・オブ・プロジェクトマネジメント ─マイ
クロソフトで培われた実践手法
」、オライリー・ジャパン(2006)

この本は、マイクロソフトのパッケージ開発を下敷きに、どのようにマネジメントをしていくかを語った本で、業務管理の技法そのものについても、考え方についても非常に学ぶべきことが多い。日本語で読めるプロジェクトマネジメントの本を一冊といわれると、間違いなくこの本を推薦する。

ビジネス書の著者セミナーに挑戦します

ビジネス書の著者セミナーに挑戦します。

今まで、Awardに選んだ本については、著者にご登壇頂く形式のセミナーをやってきましたが、ブログの読者の方も増えてきましたので、本格的に著者セミナーに挑戦してみようと思います。

といっても、最初は難しいと思いますので、「専門バカにならないためのマネジメント講座」と「相乗り」にしました。1年くらい先を目標に、ビジネス書の杜独自のセミナーをやりたいと思っています。

準備の都合があって告知が遅れてしまったのですが、ファーストチャレンジは、「ラテラルシンキング」です。1年近く前に、こちらの記事で紹介した本のセミナーになります。

「一休さん」の思考法

https://mat.lekumo.biz/books/2008/12/post-3803.html

セミナーの概要、申し込みページURLは以下の通りです。多くの人のご参加をお待ちしています。

━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆ビジネスマンのための水平思考講座◆
  日時:2009年11月21日 13:30-17:00
  場所:森下文化センター(東京都江東区)
  講師:山下貴史(プロジェクトマネジメントオフィス)
  詳細・お申込 http://pmstyle.biz/pmstyleplus/lateral.htm
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【カリキュラム】
1.はじめに:ラテラル・シンキングとは・・エクササイズ
2.課題と合理的ソリューションの関係・・解説と問いかけ
3.ヒューリスティクスの存在を確認する・・解説
4.視点を変えてみよう・・代表数名によるエクササイズ
5.他人の思考で考えてみよう・・クイズ/ゼロベース、素人、第三者発想法
6.課前提を疑う・・紙ベースのクイズ
7.前提を変える(ヒューリスティクス利用)・・クイズ
8.答えから考えてみる・・エクササイズ/未来発想法
9.課題に対する新たなソリューションを見つける・・確認エクササイズ
10.まとめ&質疑応答
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

なお、第二弾は近日公開予定です!

2009年11月 3日 (火)

2009年10月ベスト3

先月もブログの更新は低調でした。いろいろと事情はあるのですが、1年間続けていた日記を中断したというのが、一つ、大きいですね。なんで日記やめたんですかというメールも10人くらいからいただいているので、今のところ、中断。

復活するか、別のスタイルを取るか考えようと思っていますが、いずれにしても来年からになりそうです。

おかげさまで、ブログの更新をしていない割には、販売は堅調です。昔の記事を読んでくださっている方が多いみたいで、今月、なんと1冊以上売れた本の点数が500冊を超えました。これは珍事といってもよいでしょう。

珍事ついでにもう一つ。僕が2003年に書いた本で「プロジェクトマネージャーが成功する法則―プロジェクトを牽引できるリーダーの心得とスキル」という本があるんですが、絶版されていて、アマゾンでは古本で買えます。これがなんと11冊売れました。最近は、2~3ヶ月に1冊くらい古本で売れるという感じでしたので、まさに珍事です。なぜでしょう。。。

ということで、今月のベスト3は以下の通りです。地味ですが、いい本が並んだって感じです。

今月の1位は、「コンテキスト思考のススメ」。今年の6月に出た本ですが、メルマガで紹介するの紹介記事を書いたら、たくさん売れました。そろそろ、Award2009が気になっていますが、この本、候補の一冊です。

第2位のプレゼンテーションZenは先月1位でしたが、今月も2位になりました。

第3位の「ゲーム理論の思考法」は9月のプレゼント本でした。

【第1位】コンテキスト思考のススメ
https://mat.lekumo.biz/books/2009/10/post-33b4.html
【第2位】プレゼンテーション Zen
https://mat.lekumo.biz/books/2009/09/post-0a1b.html
【第3位】ゲーム理論の思考法
https://mat.lekumo.biz/books/2009/09/post-a1e7.html

2009年10月29日 (木)

第64回書籍プレゼント「プロジェクトを成功に導く組織モデル」(11月11日まで)

第64回は、PMコンサルタントの浦正樹さんと、日経BPソフトプレス様のご厚意により、「プロジェクトを成功に導く組織モデル」をプレゼントしていただけることになりました。なんと7冊!です。

浦さんは、いすず自動車、大塚商会、アルテミスインターナショナル、プライスウォーターハウス」クーパースコンサルタント、マイクロソフトと、日本企業、外資系企業をまたにかけて、プロジェクトマネジメントの業務にかかわって、プロジェクトマネジメントの経験や、コンサルティング、さらにはPMISの普及などで多くのプロジェクトにかかわってこられました。

外資系、日本企業を知り尽くした浦さんが、今までのキャリアの中で得られた組織的プロジェクトマネジメント、プロジェクトガバナンスのノウハウを体系化するとともに、日本型のプロジェクトガバナンスのあり方を提案された1冊です。おそらく、浦さんにしか書けない本でしょう。この本が、これから組織的プロジェクトマネジメントの本格的普及の時期を迎えて出版されたことは、たいへん、喜ばしいことで、ひとりでも多くの方に読んでいただければと思います。

書籍の紹介記事はこちらです。

応募したい方は、こちらです。

2009年10月18日 (日)

コンテキスト思考のススメ

4492556443杉野 幹人、内藤 純「コンテキスト思考 論理を超える問題解決の技術」、東洋経済新報社(2009)

お奨め度”:★★★★★

モノゴトの裏にある物理的に認識できない「コンテキスト」を能動的に洞察する「コンテキスト思考法」を提唱し、独自の思考モデルによる具体的な思考プロセスを例示を使いながら解説した一冊。コンテキスト思考法により、「おもしろい成果」が期待できるというのが著者の主張である。

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2009年10月15日 (木)

プロジェクト型経営の実践を勉強するならこの本

4891006730 浦 正樹「プロジェクトを成功に導く組織モデル チームの「やる気」はなぜ結果に結びつかないのか」、日経BPソフトプレス(2009)

お奨め度:★★★★1/2

日本で屈指のプロジェクトマネジメントのコンサルタントによる、プロジェクト型経営(マネジメントバイプロジェクト)の教科書。多くのケースを踏まえて得られた知見がベストプラクティスとして集約されており、プロジェクト型経営のイメージを把握するには最適な一冊である。

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2009年10月 7日 (水)

2009年9月ベスト3

まず、言い訳から。紹介記事はおろか、日記も10日以上、滞っています。本もあまり読んでいないのですが、とにかく、シルバーウィーク明けから、忙しくてそれどころではないという状況です。本もあまり読んでいません。

でも、月間ベスト3だけはアップしておこうと思って、書いた次第です。まだ、しばらく、それどころではないという状況は続くかもしれません。

ということなのですが、僕はサボっているにもかかわらず、9月はおかげさまで、アクセス数、売り上げ数とも戻ってきました。皆様に感謝!日記を書いていない分、サイトにきて頂いた時に、過去の読んで頂いているようです。過去の記事のアクセスが目立っています。

そんな中で、9月のベスト1は、予想通り、「プレゼンテーション Zen」でした。日記にも書きましたが、紹介記事をアップしたとたん、びっくりするくらい売れたからです。

ついでにその記事でDVDも出てるよと紹介したんですが、これがまた、よく売れているので、ついに先日、実際に買って見てみました。本より良いかもしれない!

って釣りコメント過ぎるか、、、ただ、英語(字幕)であることを許容できれば、マジです!プレゼンテーションという分野ならではですね。

で、これがなんとベスト3に入ってしましました。ちなみに、アマゾンで買うと、DVDと本は100円も違わないのです。なんか不思議な感じですね。

それから8月のベスト3発表記事でコメントした、PMBOKガイドの第4版は、期待通り出ませんでした。もう予約はできるのですが、なんと15冊まとめ買い(予約)してくださった方が出現!涙です。

Project Management Institute「A Guide to the Project Management Body of Knowledge: Official Japanese Translation」、Project Management Inst(2009)

ということで、2009年9月のベスト3は以下の3冊でした。

【第1位】プレゼンテーション Zen

【第2位】人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

【第3位】Presentation Zen: The Video (DVD)

2009年9月27日 (日)

思考のワザを磨く【ほぼ日読書日記 2009年9月26日】

またしても勝間和代さんが市場を作った感がある「模倣からのスキルアップ」というテーマに齋藤先生も参入。

4797353767 齋藤 孝「頭がよくなる思考法 天才の「考え方」をワザ化する」、ソフトバンククリエイティブ (2009/9/17)

「頭のよい人の考え方を自分の思考パターンに取り入れるのが一番」といい、その方法を説明している。教育者らしく、内容はかなり抽象的で、ハウツーものではない。ゆえに、しっかりと読み込めば、非常に有用な本だと思う。

もれなく考える
やわらかく考える
広く考える
大きく考える
深く考える
論理的に考える
独創的に考える

などの思考に、フッサールの「現象学」とヘーゲルの「弁証法」を使ってパターン化の方法を説明している。「タメ」以来のインパクト。

2009年9月26日 (土)

第63回書籍プレゼント「ゲーム理論の思考法」(10月7日まで)

第63回は、中経出版の中村明博さまのご厚意で、ゲーム理論の実用書「ゲーム理論の思考法」をプレゼントしていただけることになりました。

鳩山由紀夫首相が首相に就任し、日本では初の「理系」首相が誕生しました。欧米や中国と同じく、日本もこれからは理系の時代になるのかもしれません。ビジネスの分野では、すでに日本でも理系的アプローチはかなり普及しており、理系アプローチを背景に仕事をするビジネスマンやコンサルタントは大活躍しています。特に、理論的な背景が必要とされるコンサルティングでは理系出身のコンサルタントの活躍は目覚ましいものがあります。

このようにビジネスやマネジメントにおいて、理系のアプローチの中核になるのが、鳩山首相の専門でもあるOR、システム論、ゲーム理論です。中でも、戦略策定に役立つゲーム理論はこれから注目の分野です!

この本は経済学の専門の先生が書かれた本で、いままであったゲーム理論の本より、かなり実用的な本になっています。実用的なゲーム理論とは何か?そう思われる方は、ぜひ、プレゼントに応募して購入てください!

本の詳しい内容を知った上で応募したい方はビジネス書の杜の紹介記事をお読みください。

勝てるルールに変える!ゲーム理論指南書

とりあえず応募したい方は、こちら

PMstyle 2025年1月~3月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

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