時事問題 Feed

2020年5月 1日 (金)

コロナ後に向けてレジリエンスを高めよう!

Rejiri3_2◆はじめに

 コロナ自粛で経済活動がどん底に落ちています。
 
まあ、考えようによっては、100年生きるとしても人生の中で唯一といってもよい経験でしょうから、糧になる時期だと思います。日本でも緊急事態宣言があと1ヵ月くらいは続きそうなな感じですが、オンライン飲み会やチャレンジでつながることに飽きてきたら、一人で本を読むのはいかがでしょうか?
 
ビジネス書の杜で取り上げたテーマはレジリエンス(resilience)です。コロナ後の回復はV字ではなく、U字になるとかという話もありますが、いずれにしてもレジリエンス(回復力)次第でしょう。早く、コロナ被害から立ち直るためにも個々の人がレジリエンスという概念を理解し、高めていきたいものです。
 

◆レジリエンスの広まり
 
レジリエンスは、元々はストレスとともに物理学の用語でした。ストレスとは「外力による歪み」であり、レジリエンスはそれに対して「外力による歪みを跳ね返す力」として使われています。
 
その後、精神医学でも用いられるようになりました。精神医学では、「極度の不利な状況に直面しても、正常な平衡状態を維持することができる能力」という意味で使われます。
 
さらに、2013年のダボス会議で国際競争力としてのレジリエンスが取り上げられ、それ以降、政治、経済、環境、技術、人材育成などさまざまな分野で使われるようになってきています。ビジネスやマネジメントの世界ではレジリエンスは「困難な状況にもかかわらず、うまく適応できる力」の意味で使われます。
 
日本で、ビジネスにおけるレジリエンスが注目されるようになったのは、100年「LIFE SHIFT(ライフ・シフト): 100年時代の人生戦略」ですっかり有名になったリンダ・グラッドソンが「未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ」という本でレジリエンスを議論したことがきっかけだと思います。これについては後で紹介します。
 
このようにレジリエンスにはいくつかの側面がありますが、ビジネス書の杜では、ビジネスやマネジメントの視点からレジリエンスについて勉強するために読みたい本を紹介したいと思います。なお、この記事を書いている好川は、ビジネスの視点からしかレジリエンスの本を読んでいませんので、もし、別の領域でよい本があれば、是非、教えてください。
 
 
◆レジリエンスのバイブル
 
まず、レジリエンスといえばこの本がバイブルです!

4478012334

アンドリュー・ゾッリ、アン・マリー・ヒーリー(須川 綾子訳)「レジリエンス 復活力--あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か」、ダイヤモンド社(2013)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478012334/opc-22/ref=nosim
 
これは特に分野を限定せず、レジリエンスをシステムとして解説した本です。災害や大混乱によって破綻するシステムと安定を取り戻すシステムの違いは何か、急激な状況変化に適応できる組織や機関、システムはどうすれば構築できるかを、レジリエンスという概念を使うことによって説明した本です。
 
少々概念的ではありますが、まず、レジリエンスというのを正しく理解するためには、特定の分野での本を読むより、こういうアプローチの本を読んだ方がよいと思います。この本の後で出版された本を見ていると、大体、この本て少々されているシステム構築のスキームに包含されていると思われます。
この本が今回、紹介する中で、今、最も読んで欲しい本です。
 

続きを読む »

2011年4月 5日 (火)

原子力関係の本の紹介~技術・政策・個人

4087491374 3月のベスト1は、広瀬隆さんの「原子炉時限爆弾」だったかが、ベスト3紹介記事を書くときに、アマゾンで原子力関係の本が軒並み、一時品切れ・入荷未定になっていることに気付いた。ちょっとした驚き。紙不足なので、すぐに品切れが解消するとは思えないが、原発事故も長期戦なので、事故が収束するころまでには手に入るだろう。

これまで、原子力発電は安全という「前提」のもとに考えられてきたが、いよいよ、パンドラの箱を開けた感がある。僕の実家は、今、原子力発電所の建設が進んでいるところから、半径20Km以内にあるが、これまで推進派だった人が今回の事故で反対派に変わったという噂を聞く。

これまで、安全であることを理由に、原子力政策や、原子力発電所は情報公開をしてこなかった。そんな中でも、ジャーナリストが調査をし、まとめた本がたくさんある。いずれも力作ばかりである。

僕はチェルノブイリの事故が起こった時期に、発電プラントの計装の仕事をしていたので、この問題は当時から興味があり、新しい本が出たらできるだけ読むようにしている。僕が読んだことのある本で、何冊か、「今」、読んでおくとよい本を紹介しよう。

続きを読む »

アクセスランキング

他のアカウント

カテゴリ

更新ブログ

Powered by Six Apart

PMstyle 2021年1月~5月ZOOM公開セミナー(★:開催決定)

Powered by Google

  • スポンサーリンク
  • サイト内検索
    Google