ノリの正体を解明する(ファンが選ぶビジネス書27)
遠藤 功「伸び続ける会社の「ノリ」の法則」、日本経済新聞出版社(2011)
お奨め度:★★★★★
facebook記事「「ノリ」を生み出し仕組みづくり」
「現場力を鍛える」、「「日本品質」で世界を制す!」など、比較的、硬派の論調で知られる著者の「ノリ」論。これまでの著作を読んでいる人は何となく、底辺で通じているものを感じながら読める組織活性化論。
遠藤 功「伸び続ける会社の「ノリ」の法則」、日本経済新聞出版社(2011)
お奨め度:★★★★★
facebook記事「「ノリ」を生み出し仕組みづくり」
「現場力を鍛える」、「「日本品質」で世界を制す!」など、比較的、硬派の論調で知られる著者の「ノリ」論。これまでの著作を読んでいる人は何となく、底辺で通じているものを感じながら読める組織活性化論。
facebookページからの意見も参考にする方法についてです。
Award本の選び方は昨年、プロセスを全公開しましたように、その年にでた本の中から、ビジネス書の杜で取り上げた本の中から三冊に絞り、その中から1冊を選びます(昨年は3冊にできなかったので、4冊になりました)。
今年は、ファンが選んだビジネス書の中から、いいね!が最多のものを、3冊のうちの一冊とします。そして、好川が選んだ2冊と併せて、1冊を選ぶことにします。ファンが選んだビジネス書の紹介記事はこちらのディレクトリーで見ることができます。
ファンが選んだビジネス書
12月3日現在で、ファンが選んだビジネス書は25冊ありますが、最初の方はfacebookのユーザが少なかったせいもあり、少な目になっていますので、ぜひ、紹介記事を読んでもらい、いいと思ったら、いいね!をお願いします。
ちなみに現在のトップは、
ピーター・センゲ(枝廣 淳子、小田 理一郎、中小路 佳代子訳)「学習する組織――システム思考で未来を創造する」英治出版(2011)
の58いいね!です。
12月25日24時点でのいいね!の数で決めます。
今年も、Awardの季節になりました。今年もやります。6年目になります。
今年は、昨年のように手の込んだことはせず、いつも通りに独断と偏見でやろうと思っています。
が、facebookページを作りましたので、facebookページからの意見も参考にしようと思っています。
具体的な方法はこれから考えますが、とりあえず、昨年までの5年間の歴史をご紹介しておきます。
【Award2010】
ジェームズ・クーゼス、バリー・ポズナー(金井壽宏監訳、伊東奈美子訳)「リーダーシップ・チャレンジ」、海と月社(2010)
【Award2009】
リクルートHCソリューションユニット、太田芳徳「「決める」マネジメント――人を活かす職場をつくる」、英治出版(2009)
【Award2008】
佐々木 直彦「プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動」、日本能率協会マネジメントセンター(2008)
【Award2007】
アラン・コーエン、デビッド・ブラッドフォード(高嶋薫、高嶋成豪訳)「影響力の法則―現代組織を生き抜くバイブル」、税務経理協会(2007)
【Award2006】
スコット・バークン(村上 雅章訳)「アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法」、オライリー・ジャパン(2006)
トミタ・ジュン「「センスいいね!」と言われる人の思考術」、アチーブメント出版(2011)
お奨め度:★★★★★+α
※facebookページ記事「センスは天性ではなく思考技術」
「センス」というよく使うが、実体がよく分からないものについて、建築士であり、グラフィックデザイナーである著者が正体を明らかにし、センスいいと言われるようになるための方法を示した一冊。著者はセンスとは感性と理性の融合であるという。建築士とデザイナーの二面性がある著者ならではのものの見方ではないかと思う。
上田 比呂志「ディズニーと三越で学んできた日本人にしかできない「気づかい」の習慣」、クロスメディア・パブリッシング(2011)
お奨め度:★★★★
※facebook記事「要求を聞くのではなく、慮る」
老舗料亭・橘屋に生まれ、三越、ディズニーで働く経験を持つ著者が、「気づかい」をテーマに、「心」、「スキル」、「仕組み」のあり方をといた一冊。ベテランのコーチだけあって、ストレートに主張をするよりも、自分の経験、歴史的な薀蓄、ある場面で感じたこと、思ったことなどを紹介することにより、読者に気づきを与えるようなスタイルの本になっている。
小松 長生「リーダーシップは「第九」に学べ」、日本経済新聞出版社(2011)
お奨め度:★★★1/2
※facebook記事「オーケストラに学ぶリーダーシップ」
世界的な指揮者の一人である著者が、指揮者からみたオーケストラを通じて、一般的なビジネス組織のマネジメントに薀蓄を傾けた一冊。オーケストラに関する説明はわかりやすく、興味深いが、一般的なマネジメントへの見識は推察域を出ていないので、そのあたりを自分なりの補完しながら読めるのであれば、非常に面白い本。マネジメントの知識がない人にはお勧めできない。
トム・ピーターズ(杉浦 茂樹訳)「エクセレントな仕事人になれ! 「抜群力」を発揮する自分づくりのためのヒント163」、阪急コミュニケーションズ(2011)
お奨め度:★★★★★+α
※facebook記事「ディス・イズ・トム・ピーターズ」
トム・ピーターズ総集編な一冊。この本の原題は、「The Little BIG Things」。タイトルから分かるように、小さく大きなこと。
この本は内容を紹介しようとは思わない。トム・ピーターズの望むようにトイレで読んで欲しい。この記事は、読者の方にこの本を手に取っていただくことを目標に書く。
スコット ベルスキ(関 美和訳)「アイデアの99% ―― 「1%のひらめき」を形にする3つの力」、英治出版(2011)
お奨め度:★★★★★+α
※facebook記事「今、求められているプロジェクトマネジメント」
クリエイターの成功はアイデア自体ではなく、アイデア(ひらめき)を実行するアイデア実現力にあるとし、アイデア実現力を構成する3つの力について述べた本。多くの成功しているクリエイターのベストプラクティスが紹介されているので、クリエイターに役立つことはもちろんであるが、一般的なプロジェクトにもイノベーションが求められる今、すべてのプロジェクトに適用できる方法論だ。
三品和広「どうする? 日本企業」、東洋経済新報社(2011)
お奨め度:★★★★1/2
※facebook記事「戦略の形骸化を如何に食い止めるか」
戦後の復興期から高度成長期にかけて、世界的に一世を風靡した企業が、その後も無限の成長を求める戦略を取り、滑り落ちていくダイナミックスを分析し、その原因に迫る一冊。学術的で厳密な分析結果を、面白いストーリーとして描いているので、面白く読める。
この50年で最高のCEOと評されたスティーブ・ジョブズ氏が10月5日に逝去されました。ドラッカー博士が逝去されたときもショックでしたが、今回はもっとショックですね。賞賛の声は絶えませんが、僕は、生きていたらこれから何をやってくれていたのだろうという期待の方が大きいですね。
そんなことで、10月のベスト3です。
10月はジョブズ一色でした。ジョブズ氏が公認したという伝記を予約の段階からいろいろなメルマガで紹介したためだと思います。
Iの方でいえば、10月に売れた数の80%は予約でした。予約で1位になったのは、たぶん、初めてだと思います(PMBOK2004年版であったような気もするのですが、確かめようがないので、残念!)。
10月24日にアマゾンから送られてきた本を読んで、ビジネス書の杜に感想を書いたのがこの記事です。
ジョブズは伝記で何を伝えようとしているのだろうか?
また、PMstyle facebookページにも関連する記事を書きました。
【プロデューサーの走り書き(7)】なぜ、日本企業はiPhoneを作れないのか >ファイナルアンサー
3位は、先月の1位だったジョブズ・ウェイです。これは、順当なところだと思いますが、実は、4位と5位が、それぞれ、
【4位】カーマイン・ガロ(井口耕二訳、外村仁解説)「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則」、日経BP社(2010)
【5位】カーマイン・ガロ(外村 仁解説、井口 耕二訳)「スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則」、日経BP社(2011)
でした。5位まですべてジョブズもの。4~5位の記事はアクセスが増えた痕跡はありません。恐るべき、アマゾンのクロスセリングですね。
というわけで、ベスト3は、以下のとおりです。ジョブズ氏の冥福をお祈りします。
10月はPM養成マガジンの1000号発行の準備、および、来年の10周年の準備などで、ブログの方はパフォーマンスが落ちて、紹介記事を1本も書けませんでした。
facebookでコメントした本を紹介する記事も書いていないので、1ヶ月分まとめて、紹介します。10月にコメントしたのは18冊です。移動が多かったので、本は結構読んでいます。
この期間に紹介した本で、8人を超えたのは、
海老原 嗣生「仕事をしたつもり」、講談社
スコット ベルスキ(関 美和訳)「アイデアの99% ―― 「1%のひらめき」を形にする3つの力」、英治出版
の2冊でしたが、このほかにこの期間で
[9月30日紹介]
トム・ピーターズ(杉浦 茂樹訳)「エクセレントな仕事人になれ! 「抜群力」を発揮する自分づくりのためのヒント163」、阪急コミュニケーションズ(2011)
[9月7日紹介]
堀 公俊「MBQマネジメント・バイ・クエスチョン」、日本経済新聞出版社(2011)
の2冊が8人になりました。
9月21日~9月30日の間に、ビジネス書の杜facebook別館でコメントした本です。
小松 長生さんの「リーダーシップは「第九」に学べ」が9人で見事に8人を突破しました。
この期間は、5冊の本を読みましたが、珍しく、日本人の本が3冊も含まれています。増田 悦佐さんも、キャメル・ヤマモトさんもファンですので。増田さんの本、あと1人です!どなたか、1票を!
この期間のお奨めは、なんといっても、師匠と崇めるトム・ピーターズの「エクセレントな仕事人になれ!」です。彼の本は、翻訳されているものはすべて読んでいますし、原書も含めて9割くらいは読んでいると思いますが、この本は本当の意味で集大成とだと思います。ただ、ベストアルバム的な内容ではなく、進化しているのがすごい!
なお、9月27日に、8月18日にコメントした本が、8人を超えて9人になりました。
三品和広「どうする? 日本企業」、東洋経済新報社(2011)
三品先生のご本ですので、下手な紹介はできないので、じっくりと読んで、よい紹介記事を書きたいと思っています。しばらく、お待ちください!
ということで、この期間にfacebookでコメントした本は以下の5冊です。
9月は8月に3位だった、ジョブズ・ウェイが1位になり、それ以外は、がらっと変わりました。
9月に彗星のごとく、1位になったジェフリー・フェファーの「「権力」を握る人の法則」はなんと、ベスト10からも消えました。世間ではまだ売れていますので、ビジネス書の杜では前月が特異点だったということでしょう。
その代わりに1位になったジョブズ・ウェイはファンが選んだビジネス書17です。数あるジョブズ本の中でも最高だと思います。ジョブズの特徴を分析し、統合し、ジョブズのイメージを描くという方法は、ジョブズという人間を描くには非常に適した方法だなと感じました。
2位になったのは、ゲームストーミング。久しぶりにワクワクするコンセプトで、読み終えてすぐに紹介記事を書きました。本そのものの評価としては、多少わかりにくいようにも思いますが、まあ、どっちかというと、実行しながら読む本だと思いますので、よしとするといったところでしょう。
3位は2冊が同数です。一冊はプランBです。これも自発的に紹介記事を書いた本で、「いいね!」も少なく、そんなに売れているようなイメージはなかったのですが、合計してみれば結構、売れています。うれしいです。この本、日経コンピュータに書評を提供していますので、機会がある方はそちらもどうぞ!
もう一冊は、三品先生の「どうする? 日本企業」です。この本も久しぶりの読んで面白い戦略論です。この本、最近、いいね!が8人になりましたので、紹介記事を書きます。お楽しみに!
ということで、ベスト3は以下のとおりです。
9月11日から9月20日facebookでコメントした本です。
この10日間はほとんど、本を読んでおらず、2冊だけでした。
簡単ですが、この期間の報告は以上です。
<3人>内永ゆか子「日本企業が欲しがる「グロ-バル人材」の必須スキル」、朝日新聞出版(2011)
<7人>西脇 資哲「エバンジェリスト養成講座 究極のプレゼンハック100」、翔泳社(2011)
松本 俊人「社長、5万円だけ予算をください」、しののめ出版(2011)
地方都市(川口市)で不動産会社・アズ企画設計を経営する松本俊人社長の経営論。卓越した経営論は目を見張るものがある松本社長だが、今回はビジネスパーソンとしての成長について、「スター社員」という独自のコンセプトを中心に論じでいる。若い人に向けたメッセージとして書かれているので、社会人になって間もない人や、若い人たちにとって、自分のワークスタイルを見つけたいと思っている人にお奨めの一冊である。
ジョン・マリンズ、ランディ・コミサー(山形 浩生訳) 「プランB 破壊的イノベーションの戦略」、文藝春秋(2011)
お奨め度:★★★★★
破壊的イノベーションを起こしたビジネスの多くは、最初の計画(プランA)がそのまま成功したわけではなく、プランAで失敗し、プランBに移っていく際のマネジメントに成功していることを多くの事例に基づき、主張した一冊。
今回は、74回目を数えるビジネス書の杜書籍プレゼント「初」の試みになります。何が初かといいますと、2つのサイトで同時に、同じ本を、別々のプレゼントとして実施します。サイトはこのビジネス書の杜とPMstyleです。
なぜ、そんなややこしいことをするかというと、書籍の性格によります。ビジネス書でもあるし、専門書でもある。ビジネスマンが読む本なのか、企業の情報技術の専門家が読む本なのか?それで迷った挙句、両方でやろうということになりました。
プレゼント書籍は、日経BP社の谷島宣之さんのご厚意で
日経コンピュータ「開発・改良の切り札 システム内製を極める」、日経BP社(2011)
をいただきました。
さて、手元には6冊のプレゼント用の書籍があります。
いろいろ、考えた結果、ビジネス書の杜ではこの本を2名の方にプレゼントさせていただきます(つまり、PMstyleプロデュースブログでは4名の方にプレゼントします)。
ビジネス書の杜からのプレゼントを希望される方は、こちらのページにある応募用フォームからご応募ください。締め切りは9月30日です。
第74回書籍プレゼント 「開発・改良の切り札 システム内製を極める」
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