仕事にゲームを取り入れ、クリエイティブに
Dave Gray、Sunni Brown、James Macanufo(野村 恭彦監訳、武舎 広幸、武舎 るみ訳)「ゲームストーミング ―会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム」、オライリージャパン(2011)
お奨め度:★★★★★+α
今、もっとも注目されているコラボレーションの手法「ゲームストーミング」の待望の邦訳。会議やチーム、プロジェクトをクリエイティブに成功させたいと思っている人は必読の一冊。
Dave Gray、Sunni Brown、James Macanufo(野村 恭彦監訳、武舎 広幸、武舎 るみ訳)「ゲームストーミング ―会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム」、オライリージャパン(2011)
お奨め度:★★★★★+α
今、もっとも注目されているコラボレーションの手法「ゲームストーミング」の待望の邦訳。会議やチーム、プロジェクトをクリエイティブに成功させたいと思っている人は必読の一冊。
日経コンピュータ「開発・改良の切り札 システム内製を極める」、日経BP社(2011)
お奨め度:★★★★1/2
情報システムにおいて、「ユーザ主体」とはどういうことかを、さまざまな事例を分析しながら、考察した一冊。専門ベンダーが主体になって行うシステム開発で、要件定義や柔軟な対応の難しさが指摘される今、ビジネスに役立つ情報システムを獲得するために、一度、読んで考えてみる価値がある一冊だ。
業務システムのユーザ主体開発の目的はいくつかに分けることができる。
8月のベスト3です。
8月は、開けてびっくり。意外な本がいきなり、1位になりました。ジェフリー・フェファーの「「権力」を握る人の法則」です。
この本、ビジネス書の杜では7月に紹介して、7月あまり売れていませんでしたが、8月になって瞬く間に大台に乗りました。どこかで火がついたのでしょう。
2位は、ピーター・センゲの「学習する組織」でした。8月にブログで書いた数少ない紹介記事の一つがこの本でしたが、1か月分のアクセス数がとしては、歴代ベスト3に入っているんじゃないかと思います(記録がないのでわかりませんが、記憶では)。出たときから1位になると予想しているんですが、これで3か月連続でベスト3(3位、3位、2位)どまりです。やっぱり、少し高いのでしょうか。
3位は、ジェイ・エリオットの「ジョブズ・ウェイ」でした。この本も8月に紹介記事を書いた本です。紹介記事を書いた直後より、ジョブズの退任のニュースが流れたあたりから、記事へのアクセス数が増え、売れ始めました。ググル効果ですね、たぶん。
8月は好川の新刊も発売になり、40冊くらい売れましたが、残念ながらベスト5に入ることができませんでした。
せめて、ビジネス書の杜の中くらいでは1位になりたい、、、(笑)。ブログのいいね!でも「学習する組織」に負けているし(涙) 同僚、部下、上司、お客さん、いろんな人に紹介してください!
好川哲人「プロジェクトマネジメントの基本」、日本実業出版社(2011)
8月11日~20日にfacebookでコメントした本です。
夏休みだったので、少な目ですが、いい本がそろいました。特に、坂村先生の本はいい本です。安全に限らず、日本の社会にはびこる神話は終焉し、現実を目の前にしたときに、我々はどうふるまえばいいのかを問われます。この話は、これから本当に重要になってくると思います。
<0人>坂村 健「不完全な時代 科学と感情の間で」、角川書店(角川グループパブリッシング)(2011)
<6人>森博嗣「科学的とはどういう意味か」、幻冬舎(2011)
<1人>菊原智明「人は上司になるとバカになる」、光文社(2011)
<7名>三品和広「どうする? 日本企業」、東洋経済新報社(2011)
左にある数字は、これまで「いいね!」を押してくださった人の数です。8人になったら、「ファンが選ぶビジネス書」として本ブログに紹介記事を掲載します。気になる本がありましたら、facebookの方で、「いいね!」をクリックしてください!
5月以来、facebookでコメントした本の紹介をしていませんでしたが、要望をいただきましたので、再開します。
変更点があります。これまでは本のリンクをアマゾンにしていましたが、今後は、facebookの当該ページをリンクすることにします。気になる本があれば、「いいね!」を押してください。
とりあえず、8月1日~10日分から開始します(7月31日にコメントした本がいい本なので、ここから始めます)。
この期間で、8人以上の「いいね!」があったのは、)「ジョブズ・ウェイ 世界を変えるリーダーシップ」です。すでにブログに紹介記事を書いています。
ジョブズのプロダクトマネジメント(ファンが選ぶビジネス書16)
ピーター・センゲ(枝廣 淳子、小田 理一郎、中小路 佳代子訳)「学習する組織――システム思考で未来を創造する」英治出版(2011)
お奨め度:★★★★★
facebook記事「不朽の名作」
ビジネス書の杜10年間でもっとも売れた書籍、ピーター・センゲのFifth Disciplineの第2版の邦訳。20年前に出版された第1版と較べると、より哲学的になり、より具体的になってきたような印象がある。第1版を読んだときには、かなり衝撃的だった。しかし、第2版を改めて読んでみると、断片的には常識だと思えるような部分が数多くあるのが印象的だった。この20年間のセンゲの活動の成果であり、マネジメントに対する常識の変化なのだろう。
ジェイ・エリオット、ウィリアム・L・サイモン(中山 宥訳)「ジョブズ・ウェイ 世界を変えるリーダーシップ」、ソフトバンククリエイティブ(2011)
お奨め度:★★★★1/2
IBMやインテルで働き、その後アップルで上級副社長として人事や教育を担当したジェイ・エリオットが、当時自分の上司であり、今では世界一のCEOと評されるようになってきた、スティーブン・ポール・ジョブズ(スティーブ・ジョブズ)のマネジメントを、ジョブスのキャリアを追いかけながら紹介している。そして、時には、著者自身がその後の自分のキャリアの中でジョブス・ウェイを実践し、その結果を踏まえて、ジョブスの素晴らしさを評価した一冊。
7月のベスト3です。
ついに、チェックリストが1位になりました!
この本、本当によい本だと思うので、うれしいです。できるだけたくさんの人にこの本を読んでいただきたいと思います。アマゾンでも売れ行き好調なようで、この記事を書いている時点で、146位でした。ビジネス書の杜でもかなり売れています。
2位は、読者プレゼントをしていたウォレン・ベニス氏の「真のリーダーとは何か」でした。この本も復刊ですが、先月は新たに、ウォレン・ベニス氏がリーダー像を語るときに、イメージしているトップリーダー、ニューコア・コーポレーションのケン・アイバーソン氏の著書が復刊されました。もちろん、序文はウォレン・ベニス氏です。
ケン・アイバーソン(序文:ウォレン・ベニス、近藤隆文訳)「逆境を生き抜くリーダーシップ」、海と月社(2011)
3位はピーター・センゲの学習する組織でした。安定的に売れている感じです。学習する組織といえば、僕が東京にいるときに行きつけの書店になっている、リブロの汐留シティセンタービル店が「学習する組織フェア」をやっていました。びっくりです。
学習する組織は、ピーター・センゲのこの本の第1版の翻訳「最強組織の法則」が出て以来、ずっと、くすぶっているような印象を持っていますが、今度は火がつくのでしょうか?
写真だけでは見えにくいので、どんな本が並んでいたか興味ある人は、ブログの写真を見てください。
「学習する組織」
1冊差で、影山明さんの「プロジェクトを変える12の知恵」が4位でした。
影山 明「プロジェクトを変える12の知恵」、日経BP社(2011)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822262464/opc-22/ref=nosim
影山明さんは、ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズのコンサルタントの方ですが、このファームはプロジェクトファシリテーションを得意にしており、過去にはこんな本も出しています。この本は名著だと思います。
白川 克、関 尚弘「プロジェクトファシリテーション」、日本経済新聞出版社 (2009)
ということで7月のベスト3は以下のとおりでした。
第73回プレゼント「本物のリーダーとは何か」の当選者が決定しました。応募者142名、当選されたのは次の5名です。
(1)阿部一成様
(2)足袋猫様
(3)芦廼家都丹蝶様
(4)よしの様
(5)mie様
当選者の方には1週間前後でプレゼント書籍をお送りしますので、楽しみにお待ち下さい。
残念ながら当選されなかった方は、この機会にお買い求め下さい。
ウォレン・ベニス、バート・ナナス(伊東奈美子訳)「本物のリーダーとは何か」、海と月社(2011)
そのまえに、もう一度内容を確認したい方は、こちらの紹介記事を!
今、改めて確認したいリーダーシップの原点(ファンが選ぶビジネス書13/プレゼントあり)
シャーリーン・リー(村井章子訳)「フェイスブック時代のオープン企業戦略」、朝日新聞出版(2011)
お奨め度:★★★★★+α
顧客に対しても、社内においても、オープン戦略が取られ始めている。まだ、大きなうねりになっているとまではいかないが、止まる流れではない。特に、Twitter、facebookの急速な普及は、この流れを加速すると見られている。そのような中で、組織やリーダーシップはどうあるべきかを論じた一冊。原題は、35ドル支払ったオンライン調査で圧倒的に人気だった「オープンリーダーシップ」だった。微妙な邦題だが、基本的にはオープンリーダーシップの本である。
鈴木 裕子「ストーリーで体験を語れば人の心を動かせる」、こう書房(2011)
お奨め度:★★★★
ストーリーを使って、納得と共感を生み出すプレゼンテーション、コミュニケーション、説明、説得を行うフレームワークについて解説した本。ストーリー・テリングはぼちぼちと本が出ており、提案されているフレームもあるが、この本ほど、具体的な方法論を示した本はない。一方で、楠本先生の「ストーリーとしての競争戦略」のヒットで、ストーリー・テリングへの関心はかつてないほど高まっている。ストーリーを作って、コミュニケーションを行うための最初のステップに最適の一冊。
先日、2011年上半期のベスト10を発表しました。
もう7月で、今年も半年終わりました。まだ、過去形にするのは早いように思いますが、震災以降はなんともいえない半年でしたね。ビジネス書の杜にも影響はありました。めったにない半年かもしれませんので、半期を振り返ってみました。
実は、アマゾンのアフェリエイツを始めてから、同月前年度比が販売数下がったことはありませんでした。
2011年3月、初めて同月前年度比が下がりました。それも半分以下。6月は90%近くまで回復してきましたが、この10%が回復するのは結構、長くかかるような気がします。
ということで、売り上げは昨年の75%くらいまで落ち込みました。残念ですが、これが上半期のトップニュースですね。
二番目は明るいニュースで、2月6日にfacebookページを作りました。
作ったときに、2011年の目標をファン(参加者)500人としました。上半期で250人を超えましたので、単純には目標達成。facebookはよく分かりませんので、このあと、どう推移していくかは不透明ですが、下期はファン交流もしたいと思っていますので、応援してください!
三番目は、そのfacebookページを使って、「ファンが選ぶビジネス書」という交流企画を始めたことです。
ほとんどの方はご存じないと思いますが、ビジネス書の杜は、1995年に神戸大学のMBAコースに通っていたときに、どうぜ課題図書を読むなら、シェアしようと思って、始めたものです。当時は今のブログやfacebookのような便利な環境はありませんでしたが、まだ、僕もエンジニアっぽかったので、ホームページをガリガリ書いていました。
そのときに、実は、書評を書いてほしい本を募集していました。ほとんど反応がなかったので、ブログに移したのを機にやめましたが、もう少し、気軽な形でやりたいなとずっと思っていたところにfacebookに出会いました。
3月に開始して、4か月で選んでいただいた本が17冊で、そのうち、現時点で13冊について、紹介記事を書きました。いずれもいい本ばかりで、皆さんの目利きのよさにひたすら感心しています。
「ファンが選ぶビジネス書」17冊は以下のとおりです。
2011年1月~6月のベスト10を発表します。
この期間は311の大震災があり、3月以降、本の売れ行きがガタ落ち、昨年前半比で、75%程度になりました。だいぶ回復してきましたが、まだ、10%くらい戻っていないという感じです。おそらく、この10%は、まだ、本を読むような余裕もないという境遇に置かれている方だと思いますので、一日も早い、復旧をお祈りします。
その中で1位になったのは、ドナ・ウォンさんの「ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール」でした。この本、facebookで紹介したときに、びっくりするような売れ行きで、その後も、堅調に売れました。
第2位は2月2位、3月、4月が3位と、5月7位、6月9位と、発売以来、ずっと売れていたミンツバーグ先生の「マネジャーの実像」でした。この本が半期で2位だったのは、喜ばしいことです。
第3位は、facebookで取り上げただけでブログでは取り上げていない本「9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方」でした。facebookで取り上げた4月に圧倒的に1位になり、5月が6位、6月も8位でした。
下期にかけての注目株は、6月にいきなり1位になった「本物のリーダーとは何か」ですね。今、プレゼントもやっていますし、どんどん、読まれてほしい本です。それから、1位の「ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール」もまだまだ、売れそうな気配です。
それから、前半のランキングには入りませんでしたが、ピーター・センゲの「学習する組織」も注目です。6月は2位でしたが、第1版になる「最強組織の法則」はビジネス書の杜設立以来のベスト3に入っている本ですので、この本も売れると思います。
「学習する組織――システム思考で未来を創造する」
ということで、ベスト10は以下の通りでした。
木村 俊介「仕事の話―日本のスペシャリスト32人が語る「やり直し、繰り返し」」、文藝春秋(2011)
お奨め度:★★★★★
インタビュアーという「仕事」を名乗り、当世きってのインタビューの名人が、週刊文春で連載していたインタビュー連載を本にまとめた一冊。非常に丁寧にインタビューされており、面白くまとめているので、読んでいると多くの気づきが得られると思う。「おわりに」も書かれていて、副題にもなっているが、仕事とは「やり直しの繰り返し」だという。これに共感できる人はぜひ読んでみよう!
6月も1位は、facebookでやっている「ファンが選んだビジネス書」でした。いま、プレゼントを実施中のウォレン・ベニスの「本物のリーダーとは何か」でした。この本、評判いいですね。
第2位はちょっとびっくり。アトゥール ガワンデさんの「アナタはなぜチェックリストを使わないのか?【ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!】でした。
今、アマゾンのページを見てさらにびっくり。なんと、全体の119位でした。ひそかに見つけたお奨め本だと思っていたのに、、、この本は、fecabookでは、6人で、あと2人です。この本、先月読んだ本の中では、この本が一番、お奨めです。
第3位は、まだ、紹介記事を書いていないのですが、facebookに掲載したら、あっという間に8人から支持のあった、ピーター・センゲの「Fifth Deciplines」の第2版です。第1版の邦訳タイトルは「最強組織の法則」、今回は、「学習する組織」です。両方とも、本の特徴をとらえた素晴らしいタイトルだとは思うのですが、やっぱり、今回もディシプリンという言葉が使われず、やっぱり、日本ではディシプリンよりは組織かと少し、残念に思いました。ただ、タイトルがどうであれ、この本が、日本語で読めるようになったのは、喜ばしいことです。
ちなみに、第4位は、5月の1位、「ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール」でした。この本、シンプルで、長く売れそうな感じです。
ドナ・ウォン(村井瑞枝訳)「ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール」、かんき出版(2011)
また、克元さんの「しきる技術」が、今月も5位でした。この本、アマゾンの中ではビジネス書の杜で特によく売れているのではないかと思います。
克元 亮「「しきる」技術 誰にでもできる超実践リーダーシップ」、日本実業出版社(2011)
ということで、ベスト3は以下の通りです。
第73回の書籍プレゼントです。第73回は、リーダーシップの名著です。
ウォレン・ベニス、バート・ナナス(伊東奈美子訳)「本物のリーダーとは何か」、海と月社(2011)
書籍の詳しい内容はビジネス書の杜の紹介記事をお読みください。
今、改めて確認したいリーダーシップの原点(ファンが選ぶビジネス書13)
この本を5名の方にプレゼントさせていただきます。プレゼントを希望される方は、以下のフォームからご応募ください。
【締め切り】2011年7月18日24:00
【発表】ビジネス書の杜、プロジェクトマネジャー養成マガジン、他
【個人情報の取り扱い】本プレゼントのみ
ウォレン・ベニス、バート・ナナス(伊東奈美子訳)「本物のリーダーとは何か」、海と月社(2011)
お奨め度:★★★★★
1985年に刊行されたリーダーシップの名作「LEADERS」の第2版の翻訳。第1版は、リーダーシップの分野におけるウォレン・ベニスの地位を確立するとともに、今、リーダーシップを学ぶのに落とせない見識のいくつかを提示した本である。分野的には、ビジョン、エンパワーメント、組織学習に、信頼などの分野における見識で、たとえば、「マネジャーはものごとを正しく行い、リーダーは正しいことを行う」といったものだ。
橋本 忠夫「変革型ミドルのための経営実学―「インテグレーションマネジメント」のすすめ」、芙蓉書房出版(2010)
お奨め度:★★★★★
サントリーで情報システム部長、事業部企画部長、工場長、商品開発研究所長、SCM本部長、取締役、サントリー食品工場社長などを歴任され、現在は多摩大学大学院で教鞭をとられている橋本忠夫先生が、複雑化する経営環境に対応していくために、ミドルマネジャーの連携による新しいマネジメントの形として「インテグレーションマネジメント」を提案された1冊。インテグレーションマネジメントというアイデアもさることながら、おおよそ、現代の大企業で起こっているさまざまな問題に対して、体系的に納得性の高い分析が行われており、ミドルがマネジメントの視座を考えるには最高の一冊。
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