2011年11月11日 (金)

【PM養成マガジン:1000号】<特別編集>リーダーとしてのプロジェクトマネジャー

1000-oiwai

PM養成マガジン編集長の好川哲人です。

いよいよ、1000号です。創刊は2002年4月ですので、足掛け、9年と7ヶ月ということになります。創刊号の記事は戦略ノートでした。第1話のタイトルは「プロジェクトマネジメントなくして企業の成長なし」。

プロジェクトマネジメントなくして企業の成長なし

こんな文で始まります。

===
プロジェクトマネジメントはエンジニアリングなどの場面で,作業をスムーズに進めるための手段として発達.普及してきた.しかし,ここにきて,経営との関係が注目されるようになってきている.
===

今、読んでみますと、メルマガらしくなく、それまでずっと継続していた技術雑誌記事の書き方で読みにくく感じますが、内容は今、言っていることとそんなに大きく変わっていませんね。

本号は1000号記念ということで、この10年間のプロジェクトマネジメントの変化を振り返り、これから変わっていくだろうことを考え、どのように対処していくべきかを考察してみたいと思います。

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2011年11月 8日 (火)

【PM養成マガジン:999号】<特別編集>41人の方のアイデアを携え、新たな旅に出る

999PM養成マガジン編集長の好川哲人です。

前回は、1000号アンケートの結果を見ながら、これまでの振り返りをしました。今回は、同じくアンケートの結果を見ながら、1001号からの旅について考えてみました。

【報告】PM養成マガジン1000号アンケート(PM養成マガジンに関する質問編)


◆増やしてほしい記事第1位は事例→facebookで試行!

まず、アンケートの結果の紹介からですが、

今後、記事を増やしてほしいジャンルを一つ教えてください

という質問に対して、もっとも多かったのは事例紹介で21名の方が選ばれました。事例については、いろいろな機会に、読者の方から要望を聞いていました。しかし、二つの理由でセミナーのような「A社では・・・を行っています」といったまとまった情報の出し方は難しいと考えてきました。一つは、メルマガでは表現が難しいこと、二番目は事例は結局、コンサル事例になるので不特定多数に出せるような内容にすると、あまり面白くない記事になってしまうことです。

そこで、試験的に始めたのが、事例をストリー仕立てにして、ポイントだけ細部にわたって伝わるようにする方法です。これについては、「ストーリーで学ぶプロジェクトマネジメント」という連載記事をPMstyle facebookページで連載しており、そのリードをメルマガでも配信しています。facebookで行うことで、表現の制約も解消しようと考えています。

PMstyle facebookページ

なお、戴いたご意見の中に、SNSは会社からは見れないというご指摘が複数の方からありました。これについては、メルマガ自体も20~30%のアドレスが不着になっており、多くの理由はセキュリティだと推察されます。このような現実を考えると、SNSの対策も含めて、gmailなどに個人アドレスを持って、自宅のPCやスマートフォンなどでお読みくださいというしかないのが現状です。

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【PM養成マガジン:998号】<特別編集>1000号への旅を振り返る

998PM養成マガジン編集長の好川哲人です。

いよいよ、1000号発行が近づいてきました。1000号はPM養成マガジンにとって、大きな目標でしたし、節目でもあります。

時に、読者の方からメルマガについて方向性を問われることがあります。はっきり言いまして1週間に2回発行していますので、普段、記事を書いているときに、メルマガの方向性について考える余裕などありません。大きな方向性はあるわけですが、その方向にちゃんと進んでいるかどうかも考える余裕もありません。ただ、節目でだけはしっかりとチェックし、次の節目まではうまく流れていこうという意識があります。

これまで100号ごとに、走りながら考えていましたが、1000号は大きな節目ですので、少し立ち止まることを許して戴ければと思います。

ということで、998~1000号は、通常の構成とは異なる特別編集号でお届けしたいと思います。

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2011年11月 7日 (月)

ブログ、SNS、メールマガジンのフォーメーション

現在、有限会社エム・アンド・ティが運用しているメルマガやSNSには、以下の6つがあります。

(1)PM養成マガジン(PMのメルマガ)

(2)戦略実行プロフェショナル(MBPのメルマガ)

(3)PMstyle+(PMstyle会員向けメルマガ)

(4)PMstyle Mail(PMstyleメール会員向けメルマガ)

(5)PMstyle_tw(PMstyle公式Twitterアカウント)

(6)PMstyle facebookページ(PMstyle公式facebookページ)


位置づけは、それぞれ右の()内に書いてあるとおりです。

PM養成マガジンの1000号発行を契機に、「プロジェクトの補助線ブログ」の位置づけを変更したのは、すでにお知らせしたとおりですが、各メディアの間の関係の見直しもしました。

メルマガの未着は以前より問題になっていましたが、1000号の調査で、Twitterやfacebookなど、SNS系へのアクセスができない企業が思ったより多く、つまるところ、どれかのメディアにアクセスしていれば、おおよそ、すべての情報が入手できるようにするしかないという結論に至りました。

ただ、このようなやり方をするのは、パーミッションが希薄(曖昧)になり、スパムだと感じる人が増えると思われますのであまり良いとは思えません。

そこで、この機に、メルマガの発行を個人の活動の支援するという発刊の理念に立ち返ることにしました。つまり

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「プロジェクトの補助線」ブログの位置づけの見直しと過去の記事の整理

このブログは、もともと、「PM養成マガジン」や、「戦略実行プロフェッショナル」(ブログ立ち上げ時には、「PMOマガジン」について、読者の意見に対するコメントや、補足的に書きたいこと、記事の背景などを書くために立ち上げたブログです。

Hintその意味で、「プロジェクトの補助線」というブログ名にしています。

その後、インターネット環境の変化で、メルマガ記事のバックナンバーをブログでアーカイブするようになり、ブログの性格も若干変化し、昨年から、「PM養成マガジン」や、「戦略実行プロフェッショナル」の「公式ブログ」という位置づけにしました。

また、それに伴い、メルマガに記事のリード(頭出し)をして、本体はブログで読むような形に徐々にかえております。

このようにブログは変化していますが、アーカイブの整理ができておらず、長く、混乱を招いていましたが、PM養成マガジンの1000号発行を機に、ブログの整理をしました。これまではカテゴリーとして、プロジェクトマネジャー(PM)向け、プロジェクトスポンサー(PS)向け、PMO向けと分けておりましたが、これをすべて統一して、

補助線

というカテゴリーを作りました。

これによって、本ブログの記事は基本的には

・PM養成マガジンの連載記事
・戦略実行プロフェッショナルの連載記事
・PM養成マガジンプロフェッショナル(有料)のインデックス記事
・「補助線」の記事
・メルマガに関するお知らせ

のいずれかに該当することになります。ただ、便宜的にPM、PS、PMOのカテゴリーはあった方がよいかと思い、これから書く「補助線」の記事も含めて、従来の3カテゴリーは一応、残して置くことにしました。

今後、PMOのあり方は流動的になってくることが予想されますので、このカテゴリーはあまり意味がなくなってくると思いますし、内容的にも、PMOの役割として書いている部分が、日本ではPSの役割になる部分が多いのではないかと思っています。そのあたりを配慮の上、お読みいただければ幸いです。

2011年10月25日 (火)

【報告】PM養成マガジン1000号アンケート(PM養成マガジンに関する質問編)

1000号アンケートにご協力を戴き、ありがとうございました。

実は、このアンケート、記事のジャンルやテーマを尋ねるなど、アンケートとしては抽象的で答えにくいアンケートになっているため100名を目標にしていました。ところが、なんと130名の方から回答を戴きました。本当にありがとうございました!

皆様から頂きました貴重な意見は、今後、ネタにしたり、企画の参考にさせて頂こうと思っていますが、とりあえず、結果を公開します。この記事では、PM養成マガジンに関する回答を紹介し、10周年記念セミナーがらみは、後日、別途公開します。また、結果に対する感想などは、まずはPM養成マガジンに掲載し、そののちに本ブログに掲載する予定です。

なお、「他の作者のメルマガで業務上の目的で購読しているものがあれば教えてください」という問いについては、不正確な回答があり、お答えいただいた内容ではどのメルマガか判断しかねるものがありました。このままで公開する発行者などへ迷惑をかける可能性があると判断しましたので、公開は見送ります。ご了解ください。この点を了解の上、結果を知りたい方はPM養成マガジン編集部までご連絡ください。個別にお送りします。

ということで、この記事で回答を紹介するのは、回答者属性に加えて、以下の6つの問いに対する回答です。グラフはクリックすれば、大きさサイズを見ることができます。

1.いつから、PM養成マガジンを購読していますか?
2.PM養成マガジンの記事で役立っていると思うジャンルを教えてください
3.一番印象に残った連載記事を教えてください(すでに終了したものでも結構です)
4.今後、記事を増やしてほしいジャンルを一つ教えてください
5.希望される具体的な連載テーマがあれば教えてください
6.PM養成マガジン公式ブログ「プロジェクトの補助線」を読まれていますか?

 

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【PM2.0事始め】第7回 灯台にもアンカーにもなる目的を設定する

Fa前回は、戦略的アラインメントの6つの成功条件

(1)バランスがとれ、また、よく考えられた目的・目標の設定されていること
(2)明確で、かつ、耐久性のある目的が設定されていること
(3)階層化をきちんとできるようなフレームワークがあること
(4)目標が計測可能であること
(5)ステークホルダの合意形成が行われていること
(6)実行計画が組織としての仮説になっており、実施体制作りが十分であること

のうちの(1)について説明した。今回は(2)について説明する。

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2011年10月18日 (火)

【PM2.0事始め】第6回 目的や目標のバランスをとる

Fa◆戦略アラインメントの成功条件

前回は、戦略的アラインメントの成功の条件は

(1)バランスがとれ、また、よく考えられた目的・目標の設定されていること
(2)明確で、かつ、耐久性のある目的が設定されていること
(3)階層化をきちんとできるようなフレームワークがあること
(4)目標が計測可能であること
(5)ステークホルダの合意形成が行われていること
(6)実行計画が組織としての仮説になっており、実施体制作りが十分であること

の6つに集約されることを述べた。

今回から、これらについて説明していきたい。

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2011年10月11日 (火)

【PM2.0事始め】第5回 戦略的アラインメントを成功させるには

Fa ◆戦略的アラインメントを成功させる条件

前回、戦略的アラインメントのゴールとして3つのゴールとして

(1)組織の成長を最大化する
(2)無駄をなくす
(3)シニアマネジャーの組織統制の強化をする

があると述べた。また、そのためのアプローチについて説明した。今回からは、これらの戦略的アラインメントを成功させるためには、何を配慮すればよいかを説明する。

まず、ざっと箇条書きにすると

(1)バランスがとれ、また、よく考えられた目的・目標の設定されていること
(2)明確で、かつ、耐久性のある目的が設定されていること
(3)階層化をきちんとできるようなフレームワークがあること
(4)目標が計測可能であること
(5)ステークホルダの合意形成が行われていること
(6)実行計画が組織としての仮説になっており、実施体制作りが十分であること

の6つくらいに集約される。以下に、それぞれを簡単に説明しよう。

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2011年10月 4日 (火)

【PM2.0事始め】第4回 戦略アラインメントのゴール

Fa ◆戦略アラインメントのゴール

前回は戦略アラインメントの視点について説明をした。今回は、もう少し踏み込んで、戦略アラインメントで何を目指すかを説明しておく。

大きく考えると、戦略アラインメントの落とし処(ゴール)は以下の3つだと思われる。

(1)組織の成長を最大化する
(2)無駄をなくす
(3)シニアマネジャーの組織統制の強化をする

では、これをどのように実現していけばいいのか?それぞれについて考えて見よう。

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。