2012年1月16日 (月)

【10周年】第1回はプロジェクトマネジメントをもっとクリエイティブにしたい変革リーダーのためのワークショップ

4873115051PM養成マガジン編集長の好川哲人です。

10周年記念セミナーの第1回(開催決定)のセッション(開催決定)では、野村恭彦(のむら・たかひこ)さんをファシリテータにお迎えして、ゲームストーミングの体得ワークショップを行います。

野村さんは、国際大学GLOCOM主幹研究員「イノベーション行動科学」プロジェクトリーダー、富士ゼロックス株式会社 KDI(ナレッジ・ダイナミクス・イニシアティブ) シニア マネジャー、K.I.T.虎ノ門大学院ビジネスアーキテクト専攻 客員教授を併任されており、イノベーションマネジメントに深い知見をお持ちの方です。

今日は、このセッションへの理解を深めて戴く目的で、ゲームストーミングとはどんなものなのかを

・ゲームストーミングとは何か
・ゲームストーミングというビジネスプロセス
・ゲームストーミングのプロジェクトでの使い方
・野村 恭彦さんからのメッセージ

という順で、ご紹介したいと思います。

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2012年1月12日 (木)

【10周年】プロジェクトマネジメントが深化すべき5つのポイント

SinkaPM養成マガジン編集長の好川哲人です。こんにちは。

PM養成マガジン10周年記念セミナー

プロジェクトマネジメントを深化させるもの
~センスのよいプロジェクトマネジャーになるための6つのスタイル

の開講セッション

第1回 ゲームストーミングによるプロジェクト活性手法(ワークショップ)
講師:野村恭彦氏(国際大学GLOCOM)
日時:2012年2月11日

まで、あと1ヶ月となりました。

10周年記念セミナーは、PM養成マガジンの編集長好川哲人が、PM養成マガジン的視点で、「プロジェクトマネジメントの深化」をテーマに編集した「セレクトセミナー」です。

そこで、今日は、セレクトにあたっての「コンセプト」をご紹介したいと思います。



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2012年1月10日 (火)

【PM2.0事始め】第13回 経営の意図と現場の意思

◆戦略の読み取りと戦略コミュニケーションの関係

Fa第11回で戦略は読み取るもという指摘をし、また、前回は戦略コミュニケーションの重要性を指摘した。この2つの指摘は、一方でちゃんと伝えよ、一方で考えよといっているようで、矛盾する。今回はこの謎解きをしたい。

最初にPMBOKを見たときに関心をもったのは、統合マネジメントとプロアクティブという考え方である。プロアクティブという英語は、日本語でいえば、

・率先する
・先を見越す

といった意味である。PMBOKで統合マネジメントをうまく行うには、プロアクティブという考え方がキーになる。PMBOKを導入していても、統合マネジメントをうまく実現できている企業は決して少なくない。理由は、統合マネジメントがリアクティブになっているためである。

リアクティブは「反応的」、「反作用的」という意味だ。統合マネジメントをリアクティブに行うと、単なる問題解決に過ぎなくなる。ベースラインに何らかの問題が起こったときに、「反応的に」対処することに過ぎなくなる。

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【戦略ノート271】アジャイルの実践条件

◆アジャイル実践のアプローチ

Agile2年末最後のネタがアジャイルだったので、年始もアジャイルから。年末にも書いたが、今年はアジャイルの成果が求められる年になるだろう。

アジャイルを実践するアプローチは2つある。一つは適用範囲を限定的にすることである。これがそんなに難しくなく、適材適所に使えばそれなりの効果が得られるし、プロジェクトマネジメント自体の大きな枠組みはほとんど変えなくて済む。アジャイル化するスコープの取り方としては、開発マネジメントにアジャイルを入れるというのが多い。

もう一つは、プロジェクトマネジメントそのものをアジャイルスタイルにすることだ。こちらは、従来のやり方を変えることになるので多少、厄介である。

いずれのアプローチも、カギはプロジェクトガバナンスの確立にある。いくら、顧客主義といっても、プロジェクトガバナンスが確立できなければプロジェクトマネジメントにはならない。

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2012年1月 6日 (金)

【PM2.0事始め】第12回 縦のコミュニケーションと横のコミュニケーション

◆ドラッカーのコミュニケーションの四原則

Faまず、ドラッカー。コミュニケーションについても多くの指摘をしているが、その一つにコミュニケーションの4原則というのがある。これが実に有用である。

原理1:聞くものがいなければコミュニケーションは成立しない
原理2:知覚を期待しているもののみを知覚する
原理3:受け手に対して何かを要求する
原理4:コミュニケーションと情報は別物である

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2011年12月27日 (火)

【PM2.0事始め】第11回 「戦略がない」って本当ですか?

◆戦略はありますか?
Fa
セミナーなどでよく見かける光景。

講師「御社には戦略はありますか」
受講者「たぶんあると思います」
講師「例えば、どんなことですか」
受講者「あまり、明確に聞いたことがありません」

受講者は新入社員ではない。プロジェクトマネジャーやチームリーダーだ。

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【戦略ノート270】「ルーヴル美術館照明改修プロジェクト」に学ぶアジャイルプロジェクトマネジメント

Louvre◆ルーヴル美術館照明改修プロジェクト

今年から、PMI(R)がアジャイルPMPの認定制度の試行を開始した。米国のPMIでは、この4~5年、アジャイルに関連する活動が年々盛んになっている感があるが、今年はアジャイル元年だといってもよいだろう。ということで、今年最後の戦略ノートはアジャイルの話題。

「はやぶさ」ほど注目されることはないが、ある意味ではやぶさより示唆に富み、今年、アジャイル元年にふさわしいプロジェクトが大きな成果を上げた。

そのプロジェクトは東芝が実施した「ルーヴル美術館照明改修プロジェクト」である。ルーヴル美術館といえば美しいライトアップでも有名だが、このプロジェクトは、ルーヴル美術館のピラミッド及びナポレオン広場、奥のクールカレの外観ライトアップに用いる器具を、LED照明にすべて改修するものだ。目的はいうまでもなく、環境保全である。

東芝は日本で初めて、白熱電球の製造に成功した企業であるにも関わらず、昨年、いち早く、白熱電球の事業から撤退し、LED照明に特化した。ルーヴル美術館のプロジェクトのパートナー選定においては、この点が評価されたらしい。

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2011年12月20日 (火)

【戦略ノート269】「センス」について考える

Sense◆「センスのよいプロジェクトマネジャーになるための6つのスタイル」

PM養成マガジンの10周年記念セミナーのタイトルを

10thプロジェクトマネジメントを深化させるもの
~センスのよいプロジェクトマネジャーになるための6つのスタイル

としたら、さっそく、突っ込みがあった。「センス」って何。来年は、この話題をしようと思っているので、とりあえず、前説。

「センスのあるプロジェクトマネジャー」と「センスのないプロジェクトマネジャー」がいることに異存がある人はそんなにいないだろう。

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【10周年】1000号アンケートの10周年企画へのフィードバック

IdeaPM養成マガジン編集長の好川哲人です。

今回は、10周年記念セミナーの企画についてご紹介をしたいと思います。

PM養成マガジンでは、10月に1000号を迎えるにあたって、アンケートを行いました。その中で、PM養成マガジンのこれからの方向性や10周年記念セミナーについてもお尋ねしました。10周年記念セミナーは、その意見をかなり参考にして企画しました。


まず、グランドテーマは、「深化」としました。これはアンケートの意見の中で、「深掘り」というのが一つのキーワードになっているように感じたためです。

また、このキーワードに対して、「内省」というテーマを準備しました。PM養成マガジンの創刊当初からの好川の持論は、プロジェクトマネジメントはスキルではなく、キャリアに立脚するものであるというものです。

要望の中に、「はやぶさ」や「復興支援」などのプロジェクトの事例紹介を希望されている方がいらっしゃいましたが、まさにこういうテーマのプロジェクトはスキルでどうにかなるものではありません。

職業という意味よりもっと広く、人生という意味でのキャリアに立脚して、覚悟を持って取り組むものでしょう。この点において、プロジェクトマネジャーにスキルの指導をしてくれる人はいても、キャリアは自分で深く考えるしかありません。そのためのキーワードが内省(リフレクション)です。

また、「包括的」、「チーム」というキーワードも目立ちました。これらも、深化のキーワードの一つだと思います。話題性も考え、チームについては「ゲームストーミング」、包括については「システム思考」というテーマを準備しました。システム思考については、要望の中にあった、好川とのコラボトークというアイデアを採用させていただきました。希望されていたのは、PM実践者とのコラボでしたが、実はシステム思考の講師をお願いしました小田理一郎さんはMBA取得後外資系の企業で、バリバリのプロジェクトマネジャーだった方で、システム思考をテーマにして、PMの実践トークができるのではないかと楽しみにしています。

さらに、やっぱり多かったのは上のような社会的プロジェクトも含めた「事例紹介」への要望です。全体テーマを「深化」と決めた上で、事例を紹介するテーマということで、今回は、深化に不可欠な

・ユーザイニシャティブ

という切り口を取り上げることにしました。「なんだ、ITの話か」と思われるかもしれませんが、僕はITプロジェクトという切り口はナンセンスだと思っています。どんなプロジェクトにも成果の利用者はいるわけで、プロジェクトの成功のためには、そこで利用者が主体性を持つことが極めて大切だと思います。

たとえば、地域開発の話を聞いてくると、ユーザが主体的に動かないプロジェクトはきれいな技術を駆使して、スバラシイハコモノを作っておしまいです。住民参加というのが成功のポイントになっています。もちろん、ITも同じです。イニシャティブということで、事例をふんだんにお話して戴くセミナーを企画しました。

最後の1テーマは、PM養成マガジンからのプレゼンステーマということで、いろいろと考えたのですが、

オープンリーダーシップ

を取り上げることにしました。スピーカーを探すのに苦労しましたが、結局、僕がこのテーマに関して影響をうけた阪本啓一さんにお願いしました。

以上がアンケートのフィードバックです。ということで、具体的な内容は以下のようにしました。皆様の積極的なご参加を期待しています!

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2011年12月15日 (木)

【10周年】「プロジェクトマネジメントを深化させるもの ~センスのよいプロジェクトマネジャーになるための6つのスタイル」ご案内

PM養成マガジン編集長の好川哲人です。

先日12月10日には、1000号感謝のイベントを行い、たくさんの方に来ていただきました。ありがとうございました。

メルマガセミナーは他のセミナーとは一味違い、メルマガでコンテクストの共有をしているもの同士の「深い」ダイアログを楽しむことができる、心地よい場だと改めて感じた次第です。

このイベントは10周年前夜祭という位置づけで行わせていただきましたが、いよいよ、PM養成マガジン10周年記念セミナーの受付を開始します。

グランドテーマは

「プロジェクトマネジメントを深化させるもの
~センスのよいプロジェクトマネジャーになるための6つのスタイル」

で、「進化」ならぬ、「深化」をテーマに6セッション行います。6回のセッションテーマと講師、日程は以下の通りです。

 

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。