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2019年11月

2019年11月25日 (月)

本質カフェ~第4回 「はんこ文化」の本質はなにか(テーマ3)

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/essence/
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Essen_3

◆課題3
 
科学技術・IT担当大臣に竹本直一氏が就任しました。竹本大臣は
 
「一方に印鑑という日本古来の文化があり、他方にデジタルガバメント、究極の目標であるデジタルの社会がある。知恵を絞って考えたい」
 
と抱負を述べ、有識者の中にはデジタル化が遅れるのではないかと心配している人もいます。この問題を考えるには、はんこ文化の本質は何かがカギになります。
 
そこで課題3は
「はんこ文化」の本質はなにか
とします。

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2019年11月21日 (木)

【講座案内】2019年12月~2020年1月のコンセプチュアル講座

もう今年も残すとこと1ヵ月になりました。
 
ということで、2019年から2020年にかけてのコンセプチュアル講座の予定です。
 

Conceutual3

<12月のコンセプチュアルスキル講座>
 
東京では2講座を開催します。
 
(12-1)本質に注目したコンセプチュアルな問題解決(12月10日)
 
(12-2)クリティカルシンキング応用~プロジェクトマネジメントにおける実践(12月17日)https://pmstyle.biz/smn/critical_practice.htm
 
大阪での開催はありません。
 
 
<12月のコンセプチュアル・マネジメント講座>
 
また、コンセプチュアル・マネジメント講座を1講座開催します。なお、本ブログの読者の方は受講料が半額になります。
 
(12-3)コンセプチュアル思考でマーケティング力を高める(12月9日)https://pmstyle.biz/smn/conceptual_marketing.htm
 
 
 

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2019年11月20日 (水)

【コンセプチュアル講座探訪】現場力を高める~「本質に注目したコンセプチュアルな問題解決」講座

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceptual_course/
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Nwork

◆現場を重視する日本企業と「現場力」
 
かつて日本の企業には「現場は宝の山である」という考え方がありました。ものづくりの原点は製造現場ある、営業の原点はお客様との接点にあるなど、現場を重視し、問題が起こったときには、まず何よりもその現場に立ち戻り、考えようとしました。
 
その背景には、現場を離れて机上でいくら理論や理屈をこね回しても、決して問題解決にはならないという信念がありました。絶えず現場に足を運ぶことによって、問題解決の糸口、生産性や品質の向上、新規受注などにつながる思わぬヒントを見つけ出すことができると考えていたのです。
 
これらを支えていたのは、いわゆる「現場力」です。現場力とは、
 
現場が自発的にやり方を考え、自分たちの製品やサービスに付加価値を与える力
 
のことです。欧米の現場にはマニュアルワーカーしかいませんが、日本の現場にはピーター・ドラッカーのいうナレッジ・ワーカーがいたのです。
 

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2019年11月18日 (月)

【コンセプチュアル講座コラム】VUCAの時代には「直観」と「論理」のバランスが重要になる

バックナンバーはこちら https://mat.lekumo.biz/ppf/conceputual_col/
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Conceutual3

◆VUCA時代に注目される直感(直観)
 
VUCA時代の業務やプロジェクトは、
 
「Volatility」(変動性:変化が激しく不安定)
「Uncertainty」(不確実性:問題や出来事の予測がつかない)
「Complexity」(複雑性:多数の原因や因子が絡み合っている)
「Ambiguity」(曖昧性:出来事の因果関係が不明瞭で前例もない)
 
という概念の通り、変化が激しく、発生する問題や出来事の予想もつきにくいものです。加えて、複雑性が高いため、従来のマネジメントでは、アジリティを高めても、なかなか、対処できないという現実があります。そこで、注目されるのが、直感(直観)です。

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2019年11月13日 (水)

【VUCA時代のプロジェクトマネジメント】第2回 パーパスとは何か

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/ppf/purpose/
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Purpose

◆はじめに
 
前回、VUCA時代のプロジェクトには、以下のような問題があり、このような特性に対処していくにはパーパス・ドリブンのプロジェクトマネジメントが必要だということを述べました。
 
・計画段階でプロジェクト目標が明確になっていない
・スコープ(成果物)変更が頻繁に起こる
・リスクとして想定していなかった問題が発生する
・一からやり直しのような大きな変化が起こる
・プロジェクトの規模が大きく、サブプロジェクト間の成果の関係が見えない
・組織や顧客のプロジェクトに対する要求や期待がどんどん変わる
・経験者がいない
・使える技術や手法が分からない
 
パーパスでプロジェクトを動かすことについて、日本で最初に必要性を指摘したのは、目的工学を唱え、目的工学研究所の代表をされている紺野登先生です。前回も紹介しました、この本で、かなり詳しく紹介されています。
 
紺野 登、目的工学研究所「利益や売上げばかり考える人は、なぜ失敗してしまうのか」、ダイヤモンド社(2013)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478010080/opc-22/ref=nosim
 
目的工学で目的にしているのは、イノベーションの推進です。イノベーションのプロジェクトは従来のようなプロジェクトマネジメントではうまく行かず、パーパスに注目してプロジェクトを推進していく必要があるということで、独自のプロジェクトマネジメントの手法を提唱されています。
 
この連載では、イノベーションだけではなく、
 
1.経験自体の価値
2.最適化の意味
3.予測(計画)の価値
 
の3つがなくなるVUCA時代のプロジェクトを前提にしたプロジェクトマネジメントを解説していく予定です。
 
それはPMBOK(R)をベースにし、コンセプチュアル思考でパーパスをマネジメントし、プロジェクトを動かしていくようなプロジェクトマネジメントになります。
 
まずは、パーパス(purpose)とは何かを明確にして行きます。
 
 

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2019年11月 7日 (木)

【コンセプチュアルスキル入門】第13回 本質を具体化する

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/ppf/conceptual_skill/
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Mokuteki1

◆本質に「本当に正解はないのか」
 
前回は本質要求の洞察について考えました。その最後に本質に正解はあっても分からないと書いたことに関して、「本当に正解はないのか」という質問を頂きました。この意味合いは
「正解はたぶんある、しかし、それは結果論であって事前には分からない」
という意味です。
 
本質や本質要求という言葉から、問題の本質はという問いに対して、考えれば正解にたどり着くことができると考える人も少なくないと思いますが、著者の考えとしてはそのような意味での正解は分からないというものです。
 
評論家的にいえば、本質は何かという問いに対して、正解だと思えることを指摘することはできます。しかし、それはあくまでも評論家的なものだと思います。今回の話題はそのあたりのところに踏み込みたいと思います。
 

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。