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2011年5月14日 (土)

サプリ267:組織の視点のコミュニケーションを行う

コミュニケーションの議論の大半は、個人が仕事の効率化を図ったり信頼を勝ち取るためのコミュニケーションであって、組織はという視点に立ったものはほとんどない
(清水勝彦、慶応大学大学院教授)

【成分】

◆コミュニケーションを良くする、、、何のために?
◆コミュニケーションマネジメントは組織視点のコミュニケーションのマネジメント
◆組織レベルでのコミュニケーションの目的
◆コミュニケーションの役割を定義する
◆組織的コミュニケーションの視点


【解説】

コミュニケーションに関する問題、悩みはさまざまなものがあります。個人レベルで
みれば、コミュニケーションの問題は極めて根源的な問題であり、スキルや資質、態
度の問題としてとらえられます。そのためか、意外と見落とされている問題に、プロ
ジェクトとしてコミュニケーションをどう活用するかという問題があります。

たとえば、参加しているメンバーが、そのプロジェクトの成果物がどう使われるのか
わからないとか、そのプロジェクトを何のためにやっているのかわからないというプ
ロジェクトは少なくありません。

このような状況すら、プロジェクトマネジャーとチームメンバー、あるいはチームの
コミュニケーションの問題としてとらえているようなプロジェクトが多いのです。要
するに、それはプロジェクトマネジャーがチームにきちんと説明することがコミュニ
ケーションだというわけです。

これは一見正しいように思えるかもしれませんが、コミュニケーションは受け手が何
かの行動をすることを期待して行われます。その前提でコミュニケーションをプロジ
ェクトで活用するには、プロジェクトの中でのコミュニケーションの役割を明確にす
る必要があります。平たく言えば、コミュニケーションを行うことによって、プロジ
ェクトの状況がどのように変わってほしいかです。それが決まって、初めてコミュニ
ケーションで何かが起こる、言い換えるとコミュニケーションをプロジェクトに活用
することができるわけです。

そのような問題意識で書いたサプリです。


【効用】
・PM体質改善
  アカウンタビリティ向上、リーダーシップ発揮、実行力向上
・PM力向上
  ピープルマネジメント力向上、ステークホルダをコントロールする力の向上、
  ビジネスセンスアップ
・トラブル緩和
  モチベーション向上、プロジェクトにおける辛さの克服

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。