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2007年1月 2日 (火)

今年のテーマ

今年のテーマのひとつを「抜く」にした。

「手抜き」など抜くというイメージはビジネスの中ではあまりよいイメージがない。無駄になってもよいので一生懸命やるのがよいという既成概念からなかなか抜け出せない。

「抜く」というのをもう少し、ポジティブに捉えてみたい。

そう思って、新年早々、上原先生の「抜く技術」を読み直した。ついでに「ビジネス書の杜」に書評も書いた。こちら

この本は基本的には省資源エネルギー開発の経験をまとめたものだが、そこから得られた知見をベースにしてさまざまな思考をまとめたものである。

この中に大変、重要なことが書いてある。それは

抜くことは抜きっぱなしではだめ。抜いたものを利用する仕組みを同時に考えておく必要がある

ということだ。肝に銘じておきたい。

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コメント

あけましておめでとうございます。
今年もよろしく願います。
自分のプロジェクトマネジメント(PM)論と通じる感があります。
PM遂行には、まだコンピテンシーで、「なんぼ」が幅を効かす世界と思っています。
そのコンピテンシーを刺激する一言が、PMを助ける力となり、気づきをおこし、問題を未然に防いだり、解決策を見出したりするのだと思います。

堀さん、コメントありがとうございます。視座の取り方は、たぶん、堀さんのような現場思考の方と、戦略思考の方の両方がいると思います。昨日のプロフェッショナルに書きましたが、松井証券の松井社長は「引き算」というのを常に念頭におかれているそうです。プロジェクトマネジメントでもこういうタイプの人には結構お会いしますね。精神論だといわれて、あまり、評判はよくないですが。。。例えば、日立の名内さんの「あいまいさの許容」などは抜くことに通じると思いますが、かなり、戦略的な思考ですね。

http://people.weblogs.jp/books/2006/12/post_8ca6.html

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。