今週もあまりペース上がらず。藤井清孝さんの本はファンであることを差し引いてもよかった。
<6月2日>
読了「グローバル・イノベーション 日本を変える3つの革命」 藤井清孝さんの新刊。ビジネスモデル、ガバナンス、リーダーシップのイノベーションが必要だと説いています。産業だけではなく、政治にも当てはまる指摘かもしれません。http://amzn.to/byxG9C
読了。「WOMマーケティング入門」 海と月社様から恵んでいただきました。Twitterで口コミをするには非常に役立つと思いましたが、反面、この範囲では説明できないものがあるようにも感じました。http://amzn.to/dcm7tZ
<6月3日>
読了「ドラッカーに先駆けた 江戸商人の思想」 お客様満足、自立、共生、謙、勤勉、誠実、信用、現場主義、持続的成長 ビジネスの本質は、時空を越え、共通だと言うことだろうか http://amzn.to/bqT8xT
読了「30~40歳代のためのチームリーダー論」顧客から薦められて読む。普通のチームマネジメントの本だと思って読んでいたが、世代の多様性を強く意識しているような気がしてきて、面白く読めた。http://amzn.to/cSuPzY
峯本展夫「ピラミッド交渉力 「立体的+多面的思考」で「本物」の交渉力を身につける」、総合法令出版(2010)
お奨め度:★★★★★
弁証法に基づく対話による問題解決の具体的な方法と、その方法を実践するための能力構築の方法を説いた一冊。ミソは、論理だけではなく、知覚を絡めていること。これにより、論理的な解決ができない問題についても問題解決が可能になり、交渉力の幅が広がる。
漠然と対話の重要性を感じているが、実践をしようとすると、「話し合い」になってしまうという人にぜひ、読んでみていただきたい一冊。
今週は3冊。すくな!
<5月24日>
山下先生から戴いた本を読み終えた「キャリアで語る経営組織」。実社会の枠組みで理論を教えるというのは、経営の分野ではあまりないなあ。ナイスチャレンジ。ただし、ちょっと、書き方が難しいのが残念。http://amzn.to/benx65
<5月28日>
読了「東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた」すばらしい!(ソーシャル)イノベーションの場作りのできる人材の育成のアイデアの宝庫。 http://amzn.to/cXpSOt
読了「課長になったらクビにはならない」 う~ん。前作より、考えさせられる。マネジャーへの愛を感じるが、正論だが、実現は難しいことを言っているかも。とりあえず、課長必読。課長本としてみれば、異色だが、非常に役立つと思う。http://amzn.to/cNU9dg
2010年5月のベスト3です。
1位 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
https://mat.lekumo.biz/books/2010/03/innovation.html
2位 ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか -あるITリーダーの冒険
https://mat.lekumo.biz/books/2010/05/itleader.html
3位 ピープル・スキル 人と“うまくやる”3つの技術
https://mat.lekumo.biz/books/2010/04/poeple.html
第67回プレゼント「ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか」の当選者が決定しました。応募者327名、当選されたのは次の5名です。
(1)もとひろ様
(2)masha0721様
(3)Tachi様
(4)honda様
(5)おのだ様
当選者の方には1週間以内にプレゼント書籍をお送りしますので、楽しみにお待ち下さい。
残念ながら当選されなかった方は、この機会にお買い求め下さい。すべてのIT人に気づきの多い本だと思います。
ロバート・オースティン、リチャード・ノーラン、シャノン・オドンネル(淀川 高喜訳)「ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか -あるITリーダーの冒険」、日経BP出版センター(2010)
そのまえに、もう一度内容を確認したい方は、こちらの紹介記事を!
さて、もう一つお知らせです。この本を使ったケースセッションを実際にやってみようと思います。書評にも書いていますが、この本自体、ケースブックになっています。
が、今回はこの書籍の提案しているフレームではなく、我々が提唱している「戦略実行リーダー」のためのケースメソッドをこの書籍をケースブックに使って行います。ちょっと複雑かもしれませんが、まあ、一手間かけた読書会だと思って頂ければよろしいかと思います。
興味がある方はこちらをご覧ください。
今週は6冊。やっぱり、印象に残ったのは太田先生の「「見せかけの勤勉」の正体」。「マネジャー13の大罪」もいい。
<5月21日>
昨日、中経出版の中村さんからなんと川北義則さんの本が届きました。大ファンです。「大人の「男と女」のつきあい方」 寝る前に早速読みました。中村さんから最初に戴いた本はゲーム理論の本でしたが、通じるものがあるのかも。http://amzn.to/aIsgRH
太田先生の新刊「「見せかけの勤勉」の正体」 この切り口はおもしろい。ここまで、成果主義のうまくいかない理由を合理的に説明した本はいままでみたことがない。成果主義はどうでもよいが、この知見はマネジメントの役立つ。http://amzn.to/9Wq21u
読了「マネジャー13の大罪」 25年読み継がれてきた本。マネジャーの本質は変わらないということか。失敗ものとして書いてあるが、どう受けとめるのだろう。内省するまでもなく、当たっていることばかりだ。興味深い。http://amzn.to/cmBRWg
峯本展夫さんから、本を送っていただきました「ピラミッド交渉力 「立体的+多面的思考」で「本物」の交渉力を身につける」 峯本さんらしい、緻密で、多様、他面、多層な視点から交渉について書かれています。http://amzn.to/chPy18
<5月22日>
読了「アメリカ陸軍リーダーシップ」 公式マニュアルだそうだ。この内容をビジネスにおけるリーダーシップとして本にしたら、多くの人は極論だと感じるのではと思う。しかし、軍組織と比較することによって、納得できるので不思議だ。http://amzn.to/bDImkX
<5月23日>
いい線ついていると思う。「課長のためのビジネス演技力養成講座」 課長がロールであるということを理解するには、演技することを意識し、表現から内面を変えていくのは、有効な方法だと思う。http://amzn.to/ahxuqW
太田 肇『「見せかけの勤勉」の正体』、PHP研究所(2010)
おすすめ度:★★★★★
この2~3年の間に読んだマネジメント書の中で、もっとも印象に残った一冊。「所有感」、「金魚すくいの法則」、「スイーパーリーダーシップ」の3つのキーワードで巧みに、「やらされ感」を持たせないマネジメントをいかに実現するかを問いている。
枡野 俊明「禅的シンプル仕事術」、 実業之日本社(2010)
お奨め度:★★★★★
ドラッカーの支持される理由の一つは主張のシンプルさであると思う。複雑な現実を、極めてシンプルな言葉で表現している。決して説明的ではない。だから、言葉に力がある。
これは、「禅」の教義に近いと思っていたのだが、確かめられないままだった。この本を読んだ時に、やっぱり、そうだと確信した。枡野俊明住職の本はわかりやすく、非常に心に響くので、以前から、ファンだった。枡野住職は、曹洞宗徳雄山建功寺住職であるが、世界的には、庭園デザイナーとして有名である。すぐに見学できるところでは、セルリアンタワー東急ホテル日本庭園がある。
5月10日から16日につぶやいた本です。結構、新しい本を読みました。印象に残った本は、
「組織力 宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ」
「禅的シンプル仕事術」
の2点です。
<5月14日>
読了「TEAMで安心を育てる ヒューマンエラー対策からリスクマネージメントへ」 チャレンジするためにはこういう組織にしたい。この手の本にしては概念的だが、コンセプチュアルなレベルで意識を共有できないとだめだということだ。http://bit.ly/cUmMKq
読了「組織力 宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ」 大好きな高橋先生の組織論、なっとく。やっぱり、チームマネジメントや組織マネジメントは総合力だ。近道なし。http://bit.ly/cAyxeg
ゴールデンウィークで、書き物に集中し、あまり、本を読んでいません。
<5月7日>
読了 「究極のセールスマシン」 この本を読むと、おおよそ、世の中にある営業の本だとか、ビジネスの本をこざかしいと感じる。 ものを売るというのはどういうことかだけではなく、現場活動の本質も教えてくれる一冊。http://bit.ly/c7I0q3
<5月9日>
読了 「チーム・ファシリテーション 最強の組織をつくる12のステップ」、堀 公俊さんらしい、豊富な知識と経験を背景にした、目配りの広い、実践的な一冊。この本がきっかけにチームマネジメントの本が売れるようになるといいなあ http://bit.ly/dsxZlK
読了 「デザイン思考が世界を変える」 そういう時代だと思う。デザインオリエンテッドなイノベーションが機能要求によるそれより意味があることは、Appleをみれば良く理解できる。ソフトウェアをやっている人にも読んでほしい。http://bit.ly/bkLqNz
読了 「完全無欠のマネジャーマニュアル」 技術やイノベーションより、マネジメントの革新が人類の富の創出に貢献しているというのは強く同意。今でもこのことに築いていない企業やマネジャーは多く、そんな人に読んでほしい http://bit.ly/aAhVPe
田島 弓子「プレイングマネジャーの教科書―結果を出すためのビジネス・コミュニケーション58の具体策」、ダイヤモンド社(2010)
お奨め度:★★★★
プレイングマネジャーという立場に置かれる人のための、コミュニケーションとコミュニケーションマネジメントを具体的に説明した一冊。「ハブ型マネジャーシップ」と呼ぶマネジメントの考え方に基づき、非常に実践的である。
プレイングマネジャーがコミュニケーションマネジメントを学ぶ本としてお奨めの一冊。
ゴールデンウィークやらなんやらで、2回目で早くも挫折していた「今週つぶやいた本」です。とりあえず、4月26日から5月2日までの分です。仕事で再読した本が何冊かありますが、新刊はそんなに読んでいません。
<4月26日>
「戦略の断層」をやっと読み終えた。最初にページを紐解いたのは昨年なので、足掛け4ヶ月ってところか。なぜ、時間がかかったかというと、この際だと思って、参考文献にあがっていて、これまでに読んでいない本を全部読んだから。http://bit.ly/9b1JtG
読了「ハカる考動学」 基本的にはマーケティングの本だが、ハカることが概念化されており、示唆に富んだ一冊 http://bit.ly/d3p8Lf
<4月30日>
読了、「エンゲージメント・マネジメント戦略」 おもしろかった。が、エンゲージマネジメントの成功条件以前に、エンゲージマネジメントが有効だという仮説が弱いように思える。読む価値はある本なので、読んでみてご感想などお聞かせいただければ! http://bit.ly/bgINwh
再読 「幸せをよぶ法則―楽観性のポジティブ心理学」 この本を読むだけでポジティブになれるというのは、何か秘密があるんだろうか? 生活と仕事の連続性はプロジェティスタにも通じるし、京都の文化でもある http://bit.ly/bsbvMW
「経営理念 継承と伝播の経営人類学的研究」 この本の第2部の事例研究は、仕組み作りをするときに、何かと気づきを選るのに役に立つ。今日も「経営理念と掃除」の証を読んだ。http://bit.ly/b8oHN4
プログラムにおけるプロジェクトの創り方を考えている。ある人の薦めで、「現場の学としてのアクションリサーチ―ソフトシステム方法論の日本的再構築」に目を通す。さっぱり、分からなかったが、分からないなりに刺さるものはあった。http://bit.ly/bWni9F
<5月1日>
まだ紹介したい言葉があるが、この辺にしておこう。これまでに紹介した言葉は、「考えよ!-なぜ、日本人はリスクを冒さないのか」から。それにしても、オシム氏は、言葉のマジシャンだ。読むだけで、強い気持ちになれる http://bit.ly/cM2PWj
タラ・ハント(津田大介監訳, 村井章子訳)「ツイッターノミクス TwitterNomics」、文藝春秋(2010)
お奨め度:★★★★1/2
ブログ、Twitter、wiki、ソーシャルブックマーク、フォーラム・チャット・対話、ソーシャルネットワークサービス(SNS)、といったさまざまなWeb2.0の世界で成功するための秘訣を、Whuffie(ウッフィー)という概念を提案し、説明している本。Web2.0で何かを成し遂げたいなら、読んでおく価値のある一冊。
ロバート・オースティン、リチャード・ノーラン、シャノン・オドンネル(淀川 高喜訳)「ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか -あるITリーダーの冒険」、日経BP出版センター(2010)
お奨め度:★★★★★
ITマネジメントのケースメソッドのためのケースブック。一般的なケースブックと趣を異にする点には、全体が、550ぺーじにも渡るストーリー仕立てになっていて、一つのストーリーによってITマネジメント全般にわたるケースセッションを実施できること。それから、もう一つはいくつかの章には、「知識」の提供をしていることがある。
この2つの特徴により、単にケースセッションの教材として使うことができるだけではなく、著者たちが勧めているように、(大学教員のようなプロのディスカッションリーダーがいなくても)自分たちで議論をしながら読み進め、その議論を通じていろいろな気づきを得るという使い方ができると思われる。
ストーリーそのものもおもしろいし、最後に、考えさせられるどんでん返しも準備されており、とりあえず、購入し、ビジネスストーリーを読む感覚で楽しんで読み、その後で、どう使うかを考えるという二度味わうことをお奨めしたい。
イビチャ・オシム「考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? 」角川書店(2010)
お奨め度:★★★★
余裕があるときに、一度、やってみようと思っていた記事です。こういう書籍の紹介方法もありかなと思いまして。
イビチャ・オシム氏のこの本から、印象に残った記事を抜粋して、Twitterで紹介しながら、それに僕のコメントをつけていきました。それぞれのメッセージについて、かなりの数、RTして貰ったり、メッセージを下さいました。本当は、メッセージも紹介した記事にしようと思っていたのですが、ダイレクトメッセージが多かったので、今回は断念しました。
一応、書籍紹介記事ですんで、まあ、これで十分かな?まあ、読んでみてください。次は、最初に宣言をしてやります。まあ、お盆休みかな、、、
2010年4月のベスト3です。
1位 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
2位 リーダーシップ・チャレンジ
3位 ピープル・スキル 人と“うまくやる”3つの技術
三谷 宏治「ハカる考動学」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2010)
お奨め度:★★★★1/2
三谷 宏治さんの「いまは見えないものを見つけ出す 発想の視点力」でメインテーマのひとつであった「ハカる」ことをだけをとりだし、深めた一冊。ハカることを概念化し、豊富な事例を用いて説明し、エクスサイズを通じて理解を深めることのできる、とてもインスパイアされる本。
ロバート・ボルトン( 米谷 敬一訳)「ピープル・スキル 人と“うまくやる”3つの技術」、宝島社(2010)
お奨め度:★★★★★
4月4日にリーダーシップの世界的テキスト「リーダーシップ・チャレンジ」を紹介したが、対人関係においても世界的なテキスト「ピープル・スキル」がついに翻訳された。日本でこの分野でこれだけ体系的な本はない。すべてのビジネスマンに対人関係改善の「バイブル」としてお勧めしたい本。この2冊を読んでおけば、「人間的スキル(ヒューマンスキル)」は万全だ。
読んだ本はとりあえず、Twitterだけでつぶやくことにしています。以前、やっていたほぼ日読書日記の代わりです。
Twitterの本を見ていたら、SEO対策にTwitterのつぶやきをブログにまとめるとよいと書いてあったので、とりあえず、やってみます。Twitterの本に関するつぶやきだけ、1週間分まとめて、取り上げてみました。アクセスが多ければ、続けます。
リアルタイムでみたい人は #bkforest のハッシュタグで検索してください。
<2010.04.19>
西尾先生といえば「京都花街の経営学」 http://bit.ly/97eJbl 、加護野先生の指導では、「洋菓子の経営学」 http://bit.ly/cvUM3L なんて本もありますね。
この1週間で一番売れた本は、また、同着で2冊でした。またまた、「女子マネジャー」http://bit.ly/5zMhHf と、「課長のルール」http://bit.ly/bMmqkC でした。 ちなみに3位は「20歳」 http://bit.ly/91pZsh
「管理者になった人が最初に読む本」 タイトルは平凡なのだが、内容は非常に濃い。切り札の一冊といってもよいかもしれない。 http://bit.ly/a6HOzS
<2010.04.22>
必要に迫られて再読。なぜ、アンゾフやポーターだけが注目されるのだろう。日本企業に向いた戦略概念を提案しているのは圧倒的にミンツバーグだと思う。「戦略計画 創造的破壊の時代」 何度読んでも、親和性と可能性を感じる http://bit.ly/9UHtU1
第66回書籍プレゼント「リーダーシップチャレンジ」終了。応募者322名。当選者には明日には連絡します。次回はこの本の予定。連休明け開始になりそう。「ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか」 http://bit.ly/au6MP4
<2010.04.24>
1回、読んだだけではよく分からない。いくつかは刺さったところがあったけど。「未来を変えるためにほんとうに必要なこと――最善の道を見出す技術」 そういえば、「U理論」の紹介も書けていない。知文にならない http://bit.ly/9cm0AC
今の政治を見ていると、「議論のルール」の決め方で、議論の結論が変わってくるのがよくわかります。ルールがあるのに、良識・常識を「ガバナンス」だというのは通用しません。ルールというのはそのくらい重要なものです。「ずるい!?」http://bit.ly/5C2BzZ
<2010.04.25>
ついに邦訳が出てしまった!僕のバイブル「ピープル・スキル」。僕の行動規範がネタバレしそうだが、邦訳されたからには一人でも多くの人に読んでほしいな。 http://bit.ly/aAjA8J
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