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2010年5月 1日 (土)

イビチャ・オシムとの対話

4047102385 イビチャ・オシム「考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? 」角川書店(2010)

お奨め度:★★★★

余裕があるときに、一度、やってみようと思っていた記事です。こういう書籍の紹介方法もありかなと思いまして。

イビチャ・オシム氏のこの本から、印象に残った記事を抜粋して、Twitterで紹介しながら、それに僕のコメントをつけていきました。それぞれのメッセージについて、かなりの数、RTして貰ったり、メッセージを下さいました。本当は、メッセージも紹介した記事にしようと思っていたのですが、ダイレクトメッセージが多かったので、今回は断念しました。

一応、書籍紹介記事ですんで、まあ、これで十分かな?まあ、読んでみてください。次は、最初に宣言をしてやります。まあ、お盆休みかな、、、

(イビチャ・オシム)技術がまだチームのためになっていない。サッカーはサーカスではない。技術はゲームの流れの中で発揮されなければなんの意味も持たない。

(t3yosi)そう思う。ひたすら、スキルを上げたり、経験を積むコトに執念を燃やす人がいるが、経営の中でそれが役だって初めて意味がある。

(イビチャ・オシム)日本人は責任を他人に投げることに慣れすぎている。工場ならそれで機能するかもしれないが、サッカーではそれでは通らないのだ

(t3yosi)日本人は責任を他人に投げることに慣れすぎている。工場ならそれで機能するかもしれないが、プロジェクトではそれでは通らないのだ。このような日本人の気質をよく分かっているから、経営管理者はプロジェクトを工場化しようとするんですね。

(イビチャ・オシム)「クリエイティビリティに溢れた選手は、まだ選手として形にさえなっていない段階ですぐに有名なタレントとして祭り上げられてしまう。そして才能を開花させる前に姿を消す」

(t3yosi)ビジネスの世界でも同じことが起こっている。創造性に溢れる起業家が、同じ構図でビジネスを大成させることなく、コンサルタントや評論家になっていく。そのような道を選ぶのは本人であるので悪いとは思わないが、祭り上げた人たちが、返す刀で日本人には創造性がないと言っているのは戴けない。

(イビチャ・オシム)日本が抱える問題は、スピードを持ったプレイヤーがいないことだ。加えてセルフイニシャティブにもかける。自分から率先して行動をおこさない。誰かに、いつも何かを言われなければ行動を起こせない。いつ、何を、どこで、どう反応するかに考える力にかける」

(t3yosi)かつて日本のビジスのスピードが遅いのは、組織階層の多さだとされた。今、組織はスリム化されてきたが、未だにスピードがない。この問題の本質はオシム氏指摘の問題だ。どれだけビジネスプロセスをスマートにしても、個々人が、素早く判断し、自ら行動しない限り、ビジネスのスピードは変わらない。

(イビチャ・オシム)敵の動きを見て対処するには、すべてのチャレンジに応じられるように、フィジカルとフィットネスを万全に準備し、しっかりとディシプリンを正した状態でいることが肝心だろう。近年のサッカーにおいては、このディシプリンが重要な要素の一つになっている」

(t3yosi)競合の動きを見て対処するには、すべての戦略に応じられるように、組織力とモチベーションを万全に準備し、しっかりとディシプリンを正した状態でいることが肝心だろう。近年ビジネスにおいては、このディシプリンが重要な要素の一つになっている。これが、戦略実行力の強化につながる

(イビチャ・オシム)リスクを負わないものは勝利を手にすることはできない。もう少しリスクが必要なのだ。それは個人のリスクであってもよい。チーム全体のリスクであってもよい。リスクを負うことによってゲームで敗戦を味わうことよりももっと多くのものを得ることができる

(t3yosi)よく失敗に学ぶという。これはオシム氏のいうところの「リスクを負けることによって認識する」ということだ。ビジネスにはリスクを負わなくては学べないものがある。例えば、時間の重要性を学ぶには、リスクのある緊迫したスケジュールで仕事をする必要がある。納期遅れの仕事から学ぶことはできない。

(イビチャ・オシム)日本人は世界のトレンドをいち早くキャッチし、戦術や戦略をコピーすることに熱心である。だが、サッカーにおいて模倣は簡単ではない。本物のセンスが必要である。模倣のために必要なものをどう手にするかを、誰も考えてようとしていないように思える

(t3yosi)外国をまねているのはサッカーだけではない。マネジメント手法、戦略、仕組みなど、おおよそソフトと名がつくものはグローバルスタンダードだといい、模倣する。問題は、模倣していることではない。模倣のために必要なものをどう手にするかを考えず、表面的に模倣し、中途半端にしていることだ。

(イビチャ・オシム)「「自分で考えろ」「考えて走れ」、ピッチで指示を待ち続けていたら、試合には負けてしまう。私が望んだのは、対戦相手のことを考え、敵にとって危険な地帯に進入していくプレーだ」

(t3yosi)組織で、「考える」ことの重要性が強調されるようになって、走らなくなってきたように思う。それに気づいた人が増え、仮説思考が重要だと言われ始めた。仮説の重要なことは、自分が動けば相手も動く、環境も変わるということだ。つまり、立ち止まって考えていても、なんの意味もないということ。

(t3yosi)まだ紹介したい言葉があるが、この辺にしておこう。これまでに紹介した言葉は、「考えよ!-なぜ、日本人はリスクを冒さないのか」から。それにしても、オシム氏は、言葉のマジシャンだ。読むだけで、強い気持ちになれる http://bit.ly/cM2PWj #bkforest

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