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2019年8月16日 (金)

【新連載!】本質カフェ~第1回 カフェの運営とテーマ1課題(吉本興業反社問題)

Essen

◆カフェの趣旨

コンセプチュアルスキルは、本質を見極めて経営やマネジメント、イノベーションなどの活動に活かしていくスキルで、言うまでもなく、本質を見極めることにスキルの高低が現れるスキルです。本質を見極めるスキルが高い人は、コンセプチュアルな行動ができますし、低い人はできません。

ここで本質といっているのは、この記事にあるような概念です。

【コンセプチュアルスキル入門】第3回 本質とは何か
  https://mat.lekumo.biz/ppf/2018/09/post-3826.html

組織の中でよく「ピントがずれている」とか言われる人がいますが、これには2種類あります。

一つは考えが本質を外している人です。もちろん、本質は一つではないですし、主観的なものでもありますので正解があるわけではありませんが、まあ、本質を外しがちの人はなんとなく分かるものです。

ただし、ピントがずれているという場合はもう一つあります。それは周囲が(意図的にせよ、意図的ではないにせよ)本質を外しているのに、その人は本質を的確に捉えているケースです。日本では、こちらの方が多いのではないかと思います。

日本の組織は本質を考えるときに、組織やチームで考えます。欧米でもだんだんそのようになってきていますが、ここは日本が欧米より進んでいるところだと思います。しかし、ここで忖度などの人間の関係性が入ってくると、あまり筋のよくない本質を全員で共有してしまうことがあります。

社会であれば、ネットやマスコミがぶれた本質を広めるという役割を果たすこともあります。

そのような中で、本質を捉えている人はピントがずれていると周囲から認識されることがあります。これは組織にとっても社会にとっても損失です。

このカフェは、後者のようなケースにおいて、深く考えることによって、自分たちの常識を変えていく習慣を身につける場になることを期待しています。


◆カフェの運営

このカフェでは、後者を念頭において、具体的な社会問題や、ビジネスの問題を取り上げて、本質を考えるプロセスを議論したいと考えています。

カフェの提供する意見を読んで、批判的に(クリティカルに)考えて頂き、「本質を考える態度の本質」を考えて頂ければと考えています。

具体的な進め方ですが、まず、本質を考えてほしい問題の提起をします。そして、次の回に著者の考えを述べるという繰り返して進めて行こうと考えています。その間、みなさんの方でもぜひ、課題について考えてみて頂ければと思います。

ウェブやフェースブックを何らかの形で絡めて、意見を交換しながらできればよいなと思っていますが、具体的な方法はやりながら考えていきたいと思います。とりあえずは、このブログ記事のコメント書き込んで頂ければと考えています。

というわけで、第1回は今、話題の吉本問題です。


◆テーマ1:吉本興業の反社問題はなぜ起こったのか

吉本興業で一部の芸人の反社会勢力との関係が報道され、社会問題になって1ヵ月以上になります。有力タレントの発言、社長の記者会見、会長のインタビューなどいろいろな出来事があり、組織の問題にも矛先が向けられ、収束するにはまだまだ時間が必要な感じです。

吉本興業の反社会勢力との関係性が生まれた問題の本質はなんなのでしょうか?

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。