« 【イノベーションを生み出すマネジメント】第18話 パフォーマンスエンジンとイノベーションの関係 | メイン | ≪サプリ357≫高いレベルに到達するにはセンスが必要である »

2013年5月10日 (金)

≪サプリ356≫バーチャルな環境では文章能力が重要である

バーチャルな環境は、言語能力に優れた人にはマイナスに、文章能力に優れた人にはプラスに働く
(スティーブン・ロビンズ、元サンディエゴ州立大学教授)

Supple【成分】
◆分散化という悩み
◆分散環境で、集中環境と同じコミュニケーションはできない
◆文章能力の欠如
◆あるプロジェクトのコミュニケーション
◆諸悪の根源は、箇条書きと図式表現

【効用】
・PM体質改善
  リーダーシップ発揮、自信をつける、顧客感度アップ、問題解決能力向上、
・PM力向上
  ピープルマネジメント力向上、チームをまとめる力の向上、リスク対応力向上
・トラブル緩和
  モチベーション向上、チームの士気向上

このサプリの購入はこちらから!1か月分、500円です。

【解説】
プロジェクトマネジメントでまだ残っている課題の中で、今後、ますます重要性が増してくる課題があります。それは、分散プロジェクトを如何に行うかです。分散プロジェクトと言うのはそんなに新しい課題ではありません。よく知られているのは航空機の開発です。電子製品のようにアセンブル型ではなく、飛行機はマルチサプライヤの共同プロジェクトで開発されます。すると、必然的にグローバルなプロジェクトになってくるわけで、ボーイングなどは20年以上前から、時差を利用した24時間体制の分散プロジェクトとして実施していたようです。

今後、こういう例は増えてきますが、飛行機の開発が分散型でできた理由は、CAE(コンピューター支援エンジニアリング)システムの存在です。CAEを介した精度の高いコミュニケーションがあって初めて可能になったと言えます。

この例からも分かるように、分散型開発プロジェクトのポイントの一つは間違いなく精度の高いコミュニケーションにあります。これを実現するためには、分散環境では集中的な環境と同じコミュニケーションはできないと考えるべきです。その上で、分散環境で以下にコミュニケーションをしていくかを工夫します。

このときに、出てくるのは、集中環境のような言語によるコミュニケーションではなく、文章によるコミュニケーションという解がでてきます。

今回のサプリはこの問題についてです。

コメント

コメントを投稿

PMstyle 2024年11月~2025年3月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

カテゴリ

Googleメニュー

  • スポンサーリンク
  • サイト内検索
    Google

最近のトラックバック

Powered by Six Apart

プロフィール

フォトアルバム

好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。