コンセプチュアル・マネジメント

【解説】

普段、非常に歯がゆく思っていることがあります。それは、問題に直面したときに、すぐに、「○○をくれ」という話になることです。○○とか、金とか、人とかです。
もっとひどいのは、営業に対して「顧客に関する情報をくれ」と言い出すプロジェクトマネジャーもいます。

そして、かなわなければ、あのときに、○○がなかったからという話になります。

これは自責と他責という話とも関連がありますが、まず、問題が起こったときに、問題の中で解決策を考えてみた方がいいのではないかと思うわけです。たとえば、スケジュールが遅れたときに、要員を追加してくれというのは簡単ですが、あまりよい方向にはいきません。

外部のリソース、つまり、○○を入れることによって、二次的な問題が発生し、問題がどんどん、複雑になっていくことが多いのです。このことをよく踏まえた上で、問題解決の方法を考えていく必要があります。

そんな思いで書いたサプリです。