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2011年9月 2日 (金)

≪サプリ282≫上司にとって何が大切かを理解する

上司にとって何が大切かを理解する (ロバート・ゴールドファーブ、アーバンディレクションズ代表)

【成分】
Supple ◆高度成長期の「現場の自由」
◆現場の人は、なぜ「明確な戦略はない」というのか、、、
◆戦略はプッシュではなく、プルで伝わる
◆間違っていると思っても、上司に協力する

このサプリの購入はこちらから!1か月分、500円です。

 

【効用】
・PM体質改善
PM体質の全般に対して効果があります
・PM力向上
PM力向上の全般に対して効果があります
・トラブル緩和
モチベーション向上

【解説】
監督職(主任)には誰でもなれるが、監督職から管理職になれるのは4人に1人というデータがあるそうです。4人のうちの3人にみられる共通の特徴の一つに、上司が大切であると思っていることをきちんと理解できていない、あるいは、理解できていても協力しようと思わないことが挙げられます。

日本のビジネスマンの最近の価値観として、上意下達をよくないという価値観が生まれつつあるように思います。以前から、サムライとか職人信仰のようなイメージで、プロフェッショナルにはあった価値観ですが、最近、これがビジネスマン全体に広まっているように感じることがよくあります。

このこと自体は共感できる部分がありますが、では、上意下達ではないとはどのような行動なのでしょうか?

今、ここで迷走しているような感があります。この数年に関していえば、「対話」というキーワードが出てきています。対話によってみんなの話し合いで決めていく。

対話は、ものごとを決める一つの手段ではありますが、本質ではないと思います。上意下達ではない決め方とは、上司の価値観を理解して、その価値観を実現するために、自分が何をするかを「自発的に」決定することではないでしょうか?

よく部下の意見を傾聴し、活かせと言われます。これとまったく一緒で、上司の考えを傾聴し、協力することは組織で仕事をしている限り、義務です。これが意外とできていないようです。上司のいうことを聞かないという意味ではありません。具体的な指示を受けない限り、動かない人が多いのです。動かないので、だんだん、具体的な指示を出していくと、やらされ感があるという話になります。

こういうパターンをたどる人は、そもそも、組織で働くというのがどいういうことか、わかっていないような気がします。ひょっとすると、組織で働くということがどういうことかわからない人が増えているのかもしれません。

そんな問題意識を持って書いたサプリです。

 

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。