« 2009年9月 | メイン | 2009年11月 »

2009年10月

2009年10月 6日 (火)

PMサプリ189:「ルール」を変えよう

「勝てないゲーム」なら「ルール」を変えよう(川西諭、上智大学経済学部准教授)

◆ルールに縛られる農耕民族、ルールを変える騎馬民族
◆Win-Winもルールを変えなくてはできない
◆ルールを変える必要がある例
◆目的が不明確なので、ルールを変えれない

【効用】
・PM体質改善
  リーダーシップ発揮
・PM力向上
  ピープルマネジメント力向上、チームをまとめる力の向上、リスク対応力向上
・トラブル緩和
  モチベーション向上、チームの士気向上

このサプリを服用したい方はこちら

PMサプリ188:KKDを合理的に取り込む

経験と勘と度胸を合理的に取り込む(飯久保廣嗣、デシジョンシステム相談役)

◆KKDを体系化する
◆ロジカル信仰
◆KKDを捨てると「経験」ができなくなる
◆KKDを合理的に取り入れる方法

【効用】
・PM体質改善
  リーダーシップ発揮、顧客感度アップ、リスク管理力アップ、現象観察力アップ
・PM力向上
  ピープルマネジメント力向上、ステークホルダをコントロールする力の向上、
  チームをまとめる力の向上
・トラブル緩和
  モチベーション向上、チームの士気高揚

このサプリを服用したい方はこちら

【補助線】「目的を変えても仕事を続ける」謎

◆ダムを造ることが目的なら、プロジェクトを中止する理由はない

ダム建設中止の是非が大きな問題になってきた。住民は、今の「中止ありき」で協議をしていくという方法に激しく反発している。

ダムのプロジェクトではダムを造ること自体を目的にしているわけではない。たとえば、熊本の川辺川の場合だと、ダムを造る目的には、治水、水源(かんがい)、発電の3つの目的があるとされる。時代が経てば、状況が変わり、目的が消失することがある。当たり前の話だ。3つある目的のうちの治水だけが残っている。

当然、投資対効果が変わってくるし、目的が変わるということはプロジェクトとしては仕切り直しをすることを意味する。しかし、仕切り直しをすることなく、40年継続された

この問題の構図ははっきりしている。戦略的にプロジェクトを進めようとせず、「実行ありき」なのだ。目的というのはある意味でどうでもいいのだ。ある意味というのは、必要ないというとではない。「実行ありき」で、目的は実行するための「理由」に過ぎないということだ。従って目的が変われば、仕切り直しするという理由はない。

つまり結果としてか、確信犯かは別にして、ダムを建設すること自体が目的だったということになる。

よく走り出したプロジェクトは中止できないというが、目的が「ダムを造ること」だとすれば、中止する理由などないわけである。この点をよく押さえておいてほしい。

続きを読む »

PMstyle 2024年5月~7月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

カテゴリ

Googleメニュー

  • スポンサーリンク
  • サイト内検索
    Google

最近のトラックバック

Powered by Six Apart

プロフィール

フォトアルバム

好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。