【補助線】あなたにとって、ステークホルダは敵ですか?味方ですか?
ステークホルダマネジメントがプロジェクトの肝だというのは多くの人が同感するところだろう。ステークホルダマネジメントがうまくできる人がよいプロジェクトマネジャーであるというのも異論はないだろう。
ここで本質的な問題がある。それは
ステークホルダマネジメントは敵か、味方か
という問題だ。
ある人はステークホルダはリスクだという。ある人はステークホルダは味方だという。
この問題はその人のプロジェクトマネジャーとしての資質を決定づける問題である。はっきりいえば、
・ステークホルダを味方にできる人はAクラス
・ステークホルダを敵にしながらもうまく対処できる人はBクラス
・ステークホルダを敵にしてしまって足を引っ張られる人はCクラス
だとランキングしてまず、間違いない。なぜか?言葉を言い換えてみればすぐに分かる。
Aクラス:自分(のチーム)の能力以上のことをできるプロマネ
Bクラス:自分(のチーム)のできる範囲のことをできるプロマネ
Cクラス:やるべきこともできないプロマネ
となる。
Aクラスの人は、PMstyleでは「ひとつ上のプロマネ。」と呼んでいるプロジェクトマネジャーだ。ステークホルダの「力を借りる」ことができるので、能力以上のことができるのだ。実際に、顧客や組織の力をうまく借りて、プロジェクトを進めている人はあなたの周りにもいるのではないだろうか?
これに対してBクラスはいわゆる「箱の中で仕事をする人」だ。もちろん、能力が高い人は箱の中に入ったままで、完璧に与えられた仕事はする。
Cクラスは論外としても、プロジェクトは与えられた課題を達成する仕事だから、できる範囲のことをきちんとできればよいと思う人もいるかもしれない。
これは間違いだ。
組織はあいつは能力以上のことをやると信頼できれば、目標を高く設定できる。つまり、組織からすれば、より多くの収益、より高い顧客満足を期待できるわけだ。ゆえにAクラスなのだ。
実は、Aクラスと能力の高いBクラスのプロジェクトマネジャーの差というのは、心構え、あるいは、ちょっとしたヒューマンスキルの差にすぎない。ちょっとしたコツを掴めば、Aクラスのプロジェクトマネジャーになることができる。
ぜひ、Aクラスを目指してほしい。
あなたをAクラスのプロマネ。に導くセミナーを2件ご紹介しよう。
【1】ステークホルダーを動かす ~「影響力の法則」
影響力の法則を実践し、プロジェクトステークホルダをうまく動かすことをテーマに
したワークショップ型のセミナーを開催します。2日間のセミナーですが、影響力の
法則の本には書いていない、実践ポイントがわかるセミナーです。
影響力の法則を身につけたい方は、ぜひ、ご参加ください!14PDU発行されます。
〓【開催概要】〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◆ステークホルダーを動かす ~「影響力の法則」 ◆14PDU取得可能
日時:2008年5月8日 10:00~18:00 5月9日 9:30-17:30
場所:ダイヤモンド社石山記念ホール (東京都渋谷区)
講師:高嶋 成豪(インフルエンス・テクノロジーLLC)
詳細・お申込 http://www.pmstyle.biz/smn/influence.htm
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【カリキュラム】
1 オリエンテーション
2 影響力の基盤
3 影響力の法則
4 現実への応用1
5 現実への応用2
6 現実への応用3
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【2】「ひとつ上のプロマネ。養成講座」~ステークホルダーへの影響力を身につける
ひとつ上のプロマネとは、既存のやり方に拘らず、「考え抜いて」プロジェクトを成
功させるために必要な、姿勢とスキルに裏打ちされたプロジェクトマネジメントを行
うことにより、プロジェクトを成功に導くことのできるプロジェクトマネジメントと
プロジェクトマネジャーです。
第1回ではプロジェクトマネジメントの最も肝要となるところで、ステークホルダを
分析し、そのステークホルダをプロジェクトに協力してもらうようにマネジメントし
ていく方法について議論し、ステークホルダに影響を与え、協力を得る方法について
考えます。
〓【開催概要】〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◆ 「ひとつ上のプロマネ。養成講座」
第1回 ステークホルダーへの影響力を身につける◆7PDU取得可能
日時:2008年5月20日(火) 10:00-18:00
場所:銀座ビジネスセンター(東京都中央区)
講師:好川哲人(株式会社プロジェクトマネジメントオフィス)
詳細・お申込 http://pmstyle.biz/smn/stakeholder.htm
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【講義】
・ステークホルダはプロジェクトに対して何を求めているか
・プロジェクトにおけるステークホルダ接点の作り方とタイミング
・影響力を与える方法
・ステークホルダコミュニケーションの仕組みづくり
【グループ討議】
・プロジェクトへ影響力のあるステークホルダの見極めと分析
・ステークホルダの求めるものは何か?
・ステークホルダに影響力を与えるには
【ロールプレイ】
・顧客から仕様変更要求があったときの対処ロールプレイ
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