第79回書籍プレゼントの当選者発表
第79回プレゼント
ダヴ・シードマン(ビル・クリントン序文、近藤隆文訳)「人として正しいことを」、海と月社(2013)
に107名の方にご応募いただきありがとうございました。以下の3名の方が当選されました。
TakoHachi88 様
くまぷ~ 様
しまりす 様
今回はたぶん初めて、当選者全員女性の方でした(お名前からの推測です)。
よい本ですので、惜しくも選に漏れた方もぜひこちらからお求めください。
「人として正しいことを」
第79回プレゼント
ダヴ・シードマン(ビル・クリントン序文、近藤隆文訳)「人として正しいことを」、海と月社(2013)
に107名の方にご応募いただきありがとうございました。以下の3名の方が当選されました。
TakoHachi88 様
くまぷ~ 様
しまりす 様
今回はたぶん初めて、当選者全員女性の方でした(お名前からの推測です)。
よい本ですので、惜しくも選に漏れた方もぜひこちらからお求めください。
「人として正しいことを」
池田貴将「覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)」、サンクチュアリ出版(2013)
お奨め度:★★★★★
明治維新に大きな影響を与えた天才思想家・吉田松陰の教えに素晴らしい解釈をつけて紹介した一冊。非常にインパクトがある教えばかりで心を打たれる。また、各章の最初にある松陰からの学びも深い。
細谷 功「会社の老化は止められない――未来を開くための組織不可逆論」、亜紀書房(2013)
お奨め度:★★★★★
細谷功さんの集大成の一冊。人間と会社とのアナロジーで会社にも「後戻りのできない「不可逆プロセス」の進行」としての老化現象があるという仮説のもとに、会社が老化してくると何が起こるか、そして、どのようにどのように対処すればよいかを示した一冊。
2013年5月は、結局2冊しか書評を書けませんでした。書いたのはこの2冊です。
(1)「センスのよい」ビジネスパースンになる
https://mat.lekumo.biz/books/2013/05/post-b48e.html
(2)人の行動こそが、競争力の源泉である
https://mat.lekumo.biz/books/2013/05/post-c788.html
→この本は読者プレゼント中です。
ベスト3ですが、1位は先月と同じく、楠木建先生の経営センスの論理でした。アマゾンのレビューを見ると、かなり、辛辣なものが多いですが、このレビューを読んでも買うというのはやはり、何か気になるものがあるのでしょう。楠木先生なのか、センスという言葉かどちらかだと思いますが。
ダヴ・シードマン(ビル・クリントン序文、近藤隆文訳)「人として正しいことを」、海と月社(2013)
お奨め度:★★★★★+α
これからのビジネスは、技術や製品、ビジネスモデル、戦略といったWHATの革新ではなく、行動(HOW)で勝ることこそ、重要であることを説いた一冊。序文にビル・クリントの言葉があり、
「大統領を退任してから一番大切なのは「どのようにするか=HOW」だと思うようになった。ダヴ・シードマンが本書により、HOWの意味と意義を明らかにしてくれてうれしい」
とコメントしている。まさに米国ではいま、主流になりつつある考え方である。
浦 正樹「「実行」に効く計画の技術」、翔泳社(2013)
に210名の方にご応募いただきありがとうございました。以下の3名の方が当選されました。
ありよし 様
まっしー 様
jokerzero28 様
よい本ですので、惜しくも選に漏れた方もぜひこちらからお求めください。
また、本書をベースにした浦さんのセミナーを7月6日に開催します。本書を読んだ
使えそうだと思った方は、著者から直伝のスキル習得をご検討ください。
2013年4月のベスト3は、最後の10日間で順位がガラリと変わりました。
20日時点では、ロン・アドーの「ワイドレンズ」が1位でしたが、そのあと、楠木建先生の「経営センスの論理」がたくさん売れ、1位になりました。4月23日にブログで紹介した「パワークエスチョン」もたくさん売れ、2位になりました。
なお、Kindle本だけでの1位はワイドレンズでした。
【1位】経営センスの論理
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106105152/opc-22/ref=nosim
【2位】パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
https://mat.lekumo.biz/books/2013/04/post-badf.html
【3位】ワイドレンズ: 成功できなかったイノベーションの死角
https://mat.lekumo.biz/pmstyle/2013/04/post-7b10.html
リサ・ボデル(穂坂 かほり訳)「会社をつぶせ―ゾンビ組織を考える組織に変えるイノベーション革命」、マグロウヒル・エディケーション(2013)
お奨め度:★★★★★
ゾンビ組織(ゾンビ・インク)を考える会社(シンク・インク)に変え、イノベーションを生み出しすための方策を述べた一冊。著者はフューチャーシンクという会社の創設者であり、CEOのリサ・ボデル。基本的にはフューチャーシンクのソリューションの紹介のようだが、一般論として示唆に富んでいる。
アンドリュー・ソーベル、ジェロルド・パナス(矢沢聖子訳)「パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術」、阪急コミュニケーションズ(2013)
お奨め度:★★★★★
質問することは難しい。質問を効果的に使いたいと考えていくと、対話とか、洞察とか、高尚な話になっていくが、本来、質問は目的があって行うものだ。そう考えると、パターンはあるはずで、それをプロのコンサルタントがまとめた本。これまでありそうで、なかった本。
第77回書籍プレゼントの当選者が確定しました。118名の応募者があり、当選されたのは
やの 様
本田 様
松本 裕介 様
の3名です。3名の方には、メール便にてプレゼント書籍をお送りしますので、お楽しみにお待ちください。
惜しくも選に漏れた方は、こちらからお求めください。
ロン・リッチ、カール・ウィージ(シスコシステムズ合同会社 執行役員会監修、翻訳) 「コラボレーション革命~あなたの組織の力を引き出す10のステップ」、日経BP社(2013)
ビジネス書の杜の書籍プレゼント第78弾です。今回は、PMstyleプロデュースブログとの共同企画です。
今回のプレゼントは、浦正樹さんの「「実行」に効く計画の技術」で、ご本人のご厚意によるプレゼントです。
読んだ人からの評価は非常に高い本です。たとえば、某ITベンダーでプロジェクトマネジャーをされている方は、
「サクッと読めてストンと腹に落ちてパッと実行に適用できる,良書です.」
という評価をくださいました。
この本のプロデュースをしたのは、翔泳社で「イノベーションのジレンマ」を手がけられたり、PMマガジンを創刊された僕の尊敬する編集者ですが、彼はこの本をバーバラ・ミントの名著「考える技術・書く技術」の類書として企画されたそうです。彼がいうには、考える技術や書く技術があるように、計画する技術もあるだろうということで、そのコンセプトに応えて浦さんが書かれた本です。ぜひ、本書を読んで、計画する技術を習得してください。
プレゼントの応募はこちらからできます(PMstyleプロデュースブログに移ります)。
なお、PMstyleでは、7月10日に本書をテキストとした浦さんのセミナーを開催します。さらに計画の技術を高めたい人は、ぜひ、ご参加ください。
山川 和子「無形の力 インタンジブルが会社を変える」、PHP研究所(2013)
お奨め度:★★★★1/2
経営を成功させるには目に見えるもの(タンジブル)、目に見えないもの(インタンジブル)の両方が必要である。本書は、それぞれがどのような力と価値を持ち、どのように活かせば成功につながるかを、日本でシュニール織の販売事業で成功をおさめた著者が語る。ビジネスマンはその職位が上がるにつれて、インタンジブルをうまく活用することが不可欠である。特に、マネジャー以上のビジネスマンに読んで欲しい一冊。
長らく休止していましたビジネス書の杜の書籍プレゼントを少しずつですが、復活させています。今年2冊目のプレゼントです。2冊目は、コラボレーションの本です。
ロン・リッチ、カール・ウィージ(シスコシステムズ合同会社 執行役員会監修、翻訳) 「コラボレーション革命~あなたの組織の力を引き出す10のステップ」、日経BP社(2013)
3月はブログの引っ越しもあり、1冊しかブログに書評を書けませんでしたので、必然的に、facebookで紹介した本が中心になりました。
第1位は、「ヤバい経営学: 世界のビジネスで行われている不都合な真実」でした。この本、大好きなので、たくさんの人に読んでもらえてうれしいです。
2位は分析力でした。この分野で、紹介していないのに、アマゾンのクロスセイリングだけで「統計学が最強の学問である」が10位に入っていますので、びっくりするくらい売れているようです。
唯一ブログで紹介した、ジョセフ・ジャウォースキーの「源泉」は残念ながら6位でした。この本、長くじわじわと売れそうな感じの本ですね。
「源泉――知を創造するリーダーシップ」
https://mat.lekumo.biz/books/2013/03/post-be5e.html
実はもう一冊、プロデューサーの本棚に、浦正樹さんの「実行に効く計画の技術」の紹介記事を書いたのですが、5位でした。残念!来月こそは、1位を!
「「実行」に効く計画の技術」
https://mat.lekumo.biz/pmstyle/2013/03/post-0828.html
ロン・リッチ、カール・ウィージ(シスコシステムズ合同会社 執行役員会監修、翻訳) 「コラボレーション革命~あなたの組織の力を引き出す10のステップ」、日経BP社(2013)
お奨め度:★★★★★
通信機器ベンダーのシスコシステムズのバイスプレジデント2人がこれからのコラボレーションのあるべき姿について、自社の取り組みを紹介しながら述べた一冊。ただし、シスコシステムズの商品の紹介は一切入っておらず、企業経営者自らが非常にオーソドックスで、かつ先進的なベストプラクティスを紹介した本になっており、リーダーは一読の価値がある。
ジョセフ・ジャウォースキー(金井 壽宏監訳、野津智子訳)「源泉――知を創造するリーダーシップ」、英治出版(2013)
お奨め度:★★★★★
みなさんはダニエル・デフォーの「ロビンソン漂流記」を読まれたことはあるだろうか。
ロビンソン・クルーソーという船乗りが大西洋の赤道近くの無人島で長い間暮らしたときの物語である。イギリス人のロビンソンはひょんなことからブラジルで農園を経営することになる。農園は軌道にのり、事業を拡大するためにアフリカから黒人を連れてきて奴隷にしようと考える。ロビンソンは船長としてアフリカに向かうが途中、嵐に見舞われ、船は難破してロビンソンだけが生き残り、船は赤道近くの無人島にたどり着く。ロビンソンは船にあった銃・弾丸・火薬そしてナイフ・斧などを島に運び、28年間、島で生活するという物語だが、小学生のときにワクワクしながら、何度も読んだ覚えがある。
なぜ、ワクワクしたのかというと、ロビンソン・クルーソーになって、どことも分からない無人島で、生き延びていかなくてはならないという実際には体験できない状況でいろいろと想像するからだ。
ジョセフ・ジャウォースキーの「シンクロニシティ」を最初に読んだときに連想したのが「ロビンソン漂流記」だった。「ロビンソン漂流記」はサバイバルの旅、「シンクロニシティ」は内面の旅だが、「シンクロニシティ」という本は「ロビンソン漂流記」を読んだときのように一体化しながら読む本だろうなと思った。
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