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2012年10月30日 (火)

≪サプリ337≫不完全な状態を目指す

不完全な状態で妥協するのではない。それを目指すのだ
(ピーター・ブレグマン、ブレグマン・パートナーズCEO)

Supple

【成分】
◆ブレグマンの忠告
◆不完全さの持つ力
◆要求も完全である必要はない
◆責任を持って不完全さを目指す

【効用】
・PM体質改善
  創造力アップ、バランス感覚の洗練、顧客感度アップ、リーダーシップ発揮
・PM力向上
  プロジェクト管理力向上、リスク対応力向上、ビジネスセンスアップ
・トラブル緩和
  モチベーション向上、弱気克服、プロジェクトにおける辛さの克服

このサプリの購入はこちらから!1か月分、500円です。

【解説】

日本人は何事においても、完全さを追い求める傾向があります。一方で、腹八分目というように、適当なところでやめておくという考え方も持っています。一見相反しているように見えるこの2つが両立するのは、不完全な状態を目指すことではないかと思います。

以前から、ビジネスの中で「不完全性の効用」のようなものを感じることは多々ありました。徹底的に検討した仕組みより、不備のある仕組みの方が受け入れているという事実。トラブルを起こしたプロジェクトの方が、リピート率が高いという事実(感触)。もっと、いえば、「アホ」な上司の方が部下がしっかりとした仕事をしていることが多い等々です。もっと大きなところでは、遠藤功先生がよく言われる、現場がトップの作った戦略を修正するという話もそうです。戦略ほど、不完全なものはありませんので。

なぜ、こんなことが起こるのかと考えてみると、背景に日本人は個々人の責任感が強いというのはあるように思います。

であれば、不完全さをつくり出していくというマネジメントの方法はアリではないかと思います。

今回のサプリは、ちょっと変わった視点で書いてみました。

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。