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2012年4月26日 (木)

【報告】インターパーソナルスキルに関するアンケートの結果

対人関係スキルに関するアンケートの結果です。アンケートへのご協力ありがとうございました。

◆アンケートのテーマと方法

今回、ちょっと複雑なことをしてまして、

・対人関係スキルの連載のテーマ
・対人関係スキルの講座のプログラム

の2つのテーマを、同じ選択肢で質問しました。それぞれの対象は以下の通りです。

・連載テーマ
メルマガ(PM養成マガジン、戦略実行プロ)
プロジェクトの補助線ブログ
コミュニティ(プロジェクトの補助線)
好川の個人的なフェースブックページ

・講座プログラム
PMstyle+会員
PMstyleメール会員
PMstyleプロデュースブログ


◆連載テーマの結果

まず、連載テーマの方ですが、115名の回答を戴き、以下のような結果になりました。

リーダーシップ          27(23%)
チームビルディング        15(13%)
動機づけ             11(10%)
コミュニケーション        17(15%)
ステークホルダへの影響力      9(8%)
意思決定             14(12%)
交渉とコンフリクトマネジメント  16(14%)
ストレスマネジメント        6(5%)

もっとも多かったのが「リーダーシップ」、2位が「コミュニケーション」、僅差の3位が「交渉とコンフリクトマネジメント」という結果になりました。



Ips-article




◆講座プログラム

つぎに、講座のプログラムですが、52名の回答を戴き、以下のような結果になりました。

リーダーシップ          14(27%)
チームビルディング         4(8%)
動機づけ              2(4%)
コミュニケーション        10(19%)
ステークホルダへの影響力      6(12%)
意思決定              5(10%)
交渉とコンフリクトマネジメント   6(12%)
ストレスマネジメント        5(10%)

1位の「リーダーシップ」、2位の「コミュニケーション」は同じでした。3位に「交渉とコンフリクトマネジメント」に加えて、「ステークホルダへの影響力」が入りました。


Ips-program


◆併せてみると

アンケート先が変わっているので重複回答は少ないと考え、合計してみました。

リーダーシップ          41(25%)
チームビルディング        19(11%)
動機づけ             13(8%)
コミュニケーション        27(16%)
ステークホルダへの影響力     15(9%)
意思決定             19(11%)
交渉とコンフリクトマネジメント  22(13%)
ストレスマネジメント       11(7%)


◆アンケートの結果から分かること

ベスト3は

リーダーシップ
コミュニケーション
交渉&コンフリクトマネジメント

の3つは、ITの分野ではITスキル標準でも取り上げられているヒューマンスキルで、妥当なところだと思います。

4位は、連載の方では「チームビルディング」、プログラムの方では、3位が「交渉とコンフリクトマネジメント」、「ステークホルダへの影響力」でした。

トータルでみると、同数4位で、「チームビルディング」と「意志決定」でした。

1位と2位のリーダーシップ&コミュニケーションは定番だと思いますが、興味深いのは、3位以下です。ここに交渉がくるというのは、決めたことと通すというよりも、仮決めして、調整型のプロジェクト運営をしていることの表れだと思われます。


◆メルマガコミュニティの結果について

もっとも変わった傾向がでたのが、最近作ったメルマガのコミュニティ「プロジェクトの補助線」でした。
https://mat.lekumo.biz/ppf/2012/04/community.html

回答してくださったのが15名で、1位「交渉とコンフリクトマネジメント」が8人、2位が「チームビルディング」が4人、あと3人はばらばらという結果でした。

一 般論としていえば、プロジェクトが素直な場合(開発業務が中心の場合)には、リーダーシップ&コミュニケーションが非常に効果的に機能します。しかし、ス テークホルダが増えてくると、リーダーシップやコミュニケーションより、交渉とチームが重要になってきます。チームを機能させ、自律的に動くようにした上 で、プロジェクトリーダーはステークホルダとの交渉を中心に活動する必要があるからです。

コミュニティの結果は、そのように読めるのではないかと思います。

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。