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2006年8月 2日 (水)

プロジェクトマネジャーの足らない理由は?

プロジェクトマネジャーが足らないといっている組織は多い。

足らない意味はいろいろである

・キャリア的にプロジェクトマネジャーにできる人の数が足らない

・組織として任せるに足るプロジェクトマネジャーが足らない

・顧客から認められるプロジェクトマネジャーが足らない(特にSI)

プロジェクトマネジャーってどのように選んでいるんだろう?

よいエンジニアがよいプロジェクトマネジャーになるとは限らない。

しかし、「実績」に注目すれば、エンジニアとして実績の上げられなかった人は、やはり、プロジェクトマネジャーとしてもダメという烙印を押されることも事実だ。

ここの矛盾を整理しないと、プロジェクトマネジャー不足の問題は解消しないだろうな。。。

2006年7月29日 (土)

PMがうまく行けば問題は解決する!?

SIビジネスをめぐるエンジニアの劣悪な業務状況は、失敗プロジェクトで発生している。

それゆえに、プロジェクトマネジメントがうまく機能し、プロジェクトが成功させることが問題解決の方法である。

この仮説は本当に正しいのだろうか?

2006年7月27日 (木)

行動はもう十分

なんだかんだといって、3~4年前に較べると、プロジェクトマネジャーは行動するようになってきたと思う。

PM養成マガジンは、ひたすら、行動すること、行動する能力を高めることに焦点を当てて活動をしてきた。

このような状況の中で、ある大手企業の人材開発マネジャーと話をしていて、プロジェクトマネジャーの育成には何が必要なのだろうか?と改めて考える機会があった。

もっと行動が必要なのか、あるいは、行動は十分で省察することが必要なのか?

別の言い方をすれば、行動する能力を高めるべきなのか、既存の行動について省察する能力を高めるべきなのだろうか?

上の人材開発マネジャーと話をしている中で感じたのは、組織の目的とマネジャーの育成が混乱しているのではないかということだった。

組織の目的は常に行動をすることである。これは間違いない。

しかし、今、プロジェクトマネジャー育成の目的は「行動の質を高めること」に移りつつあるのだと思う。

みんな十分に行動をしているのだ。しかし、必ずしも十分に結果がでない。空回りしてしまう。

この問題意識が芽生えたのは2年くらい前である。それ以来、ずっとPM養成マガジンとしてどういうスタンスで行こうかと迷っている。

少なくとも、社内標準があってそれなりに従っているとか、PMPの資格をとって自分なりにシステマティックな方法で取り組んでいるといった人は、もう十分に行動をしていると考えてよい。問題は行動の質だ。しかし、そこで、立ち止まっている人が非常に多い。

しかし、PM養成マガジンの読者にはそうではなく、まだまだ、行動する能力を身につける必要のある人も多い。この辺が悩ましいところ。PM養成マガジンもブログ化もさることながら、読者を再定義しなおす時期に来ているのかもしれない。

この悩みはしばらく続きそう。

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プロフィール

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。