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2013年8月

2013年8月 2日 (金)

【イノベーションを生み出すマネジメント】第21話(最終回) イノベーションの風土づくり(3)~問いから始めるイノベーション

Innovative_2◆問いと好奇心

イノベーションの風土づくりの中で、もっとも効果的かつ、現実的なのは「問い」である。問いを生み出すのは好奇心だ。好奇心はイノベーティブなリーダーのエンジンだといってもよい。好奇心のないところにイノベーションはない。

アップルのスティーブ・ジョブズやグーグルのエリック・シュミット、アマゾンのジェフ・ベゾスなどに関する書籍や記事を読んでいると、極めて好奇心が強く、常に何か「問い」を発していることが印象的である。

たとえば、グーグルでは戦略を策定するに当たって、まずは答えを出さなくてはならない「30の問い」を練り上げることから始めるそうだ。



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【イノベーションを生み出すマネジメント】第20話 イノベーションの風土づくり(2)~イノベーションの雰囲気をつくる

Innovative◆深刻な雰囲気の中でイノベーションは生まれない

ラテラル・シンキングで有名なポール・スローンの言葉にこんな言葉がある。

深刻な雰囲気の中でイノベーションは生まれない

日本企業でイノベーションが生まれない理由を一言で説明すればこの言葉に集約されるのではないか。イノベーションを目指す企業にとってよいお手本であるグーグルがメディアで紹介されるのを見るたびにこの言葉を思い出す。

制度やイノベーションマネジメントにも15%ルールを初め、学ぶことはたくさんあるが、注目すべきは

社内移動用の電動キックボードやセグウェイ、料理人が各国の料理を提供する無料食堂、フィットネスジムやサウナを完備したキャンパス、定期的に開催されるローラーホッケーのイベントなど充実した福利厚生サービス、猫以外のペットを持ち込み可能なオフィスやおもちゃなど遊び道具を持ち込める仕事部屋、ラバライトやゴムボールがあちらこちらに置かれた独特な企業文化(WikipediaのGoogleより)

といった社風だ。



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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。