【イノベーション戦略ノート:002】賢いリスクをとる
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◆スマートリスクマネジメント
戦略ノート第2回。実質的な初回なので、何について書こうかと思って少し迷ったが、スマートリスクという話題を選んだ。
スマートという言葉がはやり言葉になっているが、リスクにもスマートという言葉が使われるようになってきた。「スマートリスク」である。スマートリスクって初めて聞くという人も多いと思うが、スマート=賢いで、「賢いリスク」という意味。リスクが賢いわけではなく、リスクをとることが賢い、つまり、妥当であるという意味だ。
システム開発のように失敗をすることが許されないオペレーション型のプロジェクトの場合、リスクはできるだけ回避したい(とりたくない)。だから、技術にしろ、工法にしろ、プロセスにしろ、できるだけ新しいことをしたくない。これがリスクマネジメントの本分であり、この体質がしみ込んでいるのがイノベーションができない一つの理由だ。
イノベーションのリスクは取ってナンボだ。リスクをとらないということは、イノベーションをしない(新しいことをしない)ということに等しい。取ったリスクをなんとか潜り抜けながらプロジェクトを進めていくことがリスクマネジメントの本分である。
PM養成マガジンの戦略ノートにスマートリスクのマネジメントについて書いたことがあるので、こちらも参考にしてほしい。
【戦略ノート278】スマート・リスクマネジメント
https://mat.lekumo.biz/ppf/2012/02/note278.html
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