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2012年11月20日 (火)

≪サプリ340≫上司をマネジメントする

上司も部下も含めてプロジェクト達成のための一つのチームであり、そのメンバーをいかにマネジメントしていくかが大切である  (冨山和彦、経営共創基盤代表取締役CEO)

Supple

【成分】
◆プロジェクトスポンサーという存在
◆プロジェクトスポンサーのマネジメント
◆マネジメントと指揮命令は異なる
◆上司も多様性の一つ
◆上司を動かすこと、上司に任せること

【効用】
・PM体質改善
  リーダーシップ発揮、自信をつける、顧客感度アップ、問題解決能力向上、
・PM力向上
  ピープルマネジメント力向上、チームをまとめる力の向上、リスク対応力向上
・トラブル緩和
  モチベーション向上、チームの士気向上

このサプリの購入はこちらから!1か月分、500円です。

【解説】

プロジェクトマネジャーの中に、上位者や組織を「敵」だと考えている人が結構います。理由はいろいろみたいですが、要員を配置してくれない、報告を求めるが助けてくれない、計画変更を容易には認めてくれないといったものから、細かいところまで口出しをする、など、上位管理者とうまく利害関係が一致しないことが多いようです。

プロジェクトマネジャーと上位管理者の利害関係が一致しないのはある意味で当たり前で、上位管理者はできるだけコストを抑えて、品質の高い成果物を生み出してくれることを期待していますが、プロジェクト側は限られたコストの中でできるだけ高い品質の成果物を生み出すことを目標にしています。

双方の気持ちは分からないでもありませんが、よく考えてみると、プロジェクトと上位組織の間で、敵か味方かと考えることこそ、問題があります。敵でもなく、味方でもなく、チームであるべきです。そうすれば、コストを抑えることは品質を上げるためだというような理解も可能になるわけです。

壁をなくす方法が分からずに戸惑う人もいると思いますが、そのような心配は無用です。上位者(プロジェクトスポンサー)をうまくマネジメントできる方法は、メンバーやチームをうまくマネジメントする方法だからです。

上位者をうまくマネジメントするには自分のやり方を変えなくてはならないかもしれませんが、それは必ずメリットがあることです。

そんな思いで書いたサプリです。

 

 

 

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。