PMサプリ251:結束したチームメンバーに最高の成果をださせる
今日、本当の勝負は団結したチームのメンバーをして、どうやって最高の結果を出させるかだ (サジュ=ニコル・ジョニ、コンサルタント)
【成分】
◆対立の効用
◆チームの団結は何のための手段なのか
◆チームの結束=パフォーマンスの向上か?
◆秩序期は道途中でしかない
◆チームマネジメントの本分は機能期にある
◆対立を管理をする
【解説】
チームマネジメントが注目され始めました。
おそらく、15年くらい前から種火はあったと思うのですが、プロジェクトマネジメントブームでも燃え上がることはないまま、ここまで来ていたのが、ここにきて燃えだしたように思います。
燃えることがなかった理由は、自分たちはチームについてはまとまっているという認識の方が多いためです。5年くらい前に、メルマガのイベントで日経コンピュータの谷島宣之さんに講演をしてもらったときに、PMPのプロフェッショナル責任の中でチームマネジメントは日本人はできていると思っているが、勘違い。苦手分野だと暴言(?)をしたところ、大論争になったことがあります。
このときに谷島さんが言いたかったのは、気心の合う人としかプロジェクトチームが作れず、ダイバーシティが全然実現できていないのではないという指摘でした。
この1~2年、チームマネジメントが多くの人に身近なものになってきた理由は、まさにこの問題だと思います。現場レベルでも、急速にグローバル化が進んでおり、コンサルティングのクライアント側のチームや研修の受講者の中に、アジア系、欧米系など、いわゆる外国人がいることは珍しくなってきました。それで、なんとかしなくてはならないと思い出したようです。
つまり、多国籍版仲良しチームを作りたいと考えているわけです。しかし、以前として、チームとして一通りの形ができたときに、最高のパフォーマンスを発揮させようという発想は相変わらずないようで、仲良しチームができれば自動的にパフォーマンスは上がっていくと信じている人が多いようです。
これは幻想です。チームパフォーマンスを発揮させるための施策をうたないと、チームを作って、「快適に」仕事はできても、生産性が上がることはありません。
今回のサプリは、そんな思いがあって書いたサプリです。
【効用】
・PM体質改善
アカウンタビリティ向上、リーダーシップ発揮、アナロジー思考力アップ
・PM力向上
ピープルマネジメント力向上、チームをまとめる力の向上
・トラブル緩和
モチベーション向上、チームの士気向上
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