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2011年4月11日 (月)

PMサプリ251:結束したチームメンバーに最高の成果をださせる

今日、本当の勝負は団結したチームのメンバーをして、どうやって最高の結果を出させるかだ  (サジュ=ニコル・ジョニ、コンサルタント)

【成分】

◆対立の効用
◆チームの団結は何のための手段なのか
◆チームの結束=パフォーマンスの向上か?
◆秩序期は道途中でしかない
◆チームマネジメントの本分は機能期にある
◆対立を管理をする


 【解説】
チームマネジメントが注目され始めました。

おそらく、15年くらい前から種火はあったと思うのですが、プロジェクトマネジメントブームでも燃え上がることはないまま、ここまで来ていたのが、ここにきて燃えだしたように思います。

燃えることがなかった理由は、自分たちはチームについてはまとまっているという認識の方が多いためです。5年くらい前に、メルマガのイベントで日経コンピュータの谷島宣之さんに講演をしてもらったときに、PMPのプロフェッショナル責任の中でチームマネジメントは日本人はできていると思っているが、勘違い。苦手分野だと暴言(?)をしたところ、大論争になったことがあります。

このときに谷島さんが言いたかったのは、気心の合う人としかプロジェクトチームが作れず、ダイバーシティが全然実現できていないのではないという指摘でした。

この1~2年、チームマネジメントが多くの人に身近なものになってきた理由は、まさにこの問題だと思います。現場レベルでも、急速にグローバル化が進んでおり、コンサルティングのクライアント側のチームや研修の受講者の中に、アジア系、欧米系など、いわゆる外国人がいることは珍しくなってきました。それで、なんとかしなくてはならないと思い出したようです。

つまり、多国籍版仲良しチームを作りたいと考えているわけです。しかし、以前として、チームとして一通りの形ができたときに、最高のパフォーマンスを発揮させようという発想は相変わらずないようで、仲良しチームができれば自動的にパフォーマンスは上がっていくと信じている人が多いようです。

これは幻想です。チームパフォーマンスを発揮させるための施策をうたないと、チームを作って、「快適に」仕事はできても、生産性が上がることはありません。

今回のサプリは、そんな思いがあって書いたサプリです。


【効用】
・PM体質改善
  アカウンタビリティ向上、リーダーシップ発揮、アナロジー思考力アップ
・PM力向上
  ピープルマネジメント力向上、チームをまとめる力の向上
・トラブル緩和
  モチベーション向上、チームの士気向上

 

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。