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2010年5月21日 (金)

PMサプリ219:ディシプリンを正した状態でいることが肝心

すべてのチャレンジに応じられるように、フィジカルとフィットネスを万全に準備し、しっかりとディシプリンを正した状態でいることが肝心だ(イビチャ・オシム、前サッカー全日本監督)


◆細かいパスをつないでゴールに到達するためにはディシプリンが必要
◆プロジェクトは小さい意思決定の積み重ね
◆プロジェクトマネジメントは分解して意思決定する仕組み
◆リスクの高いプロジェクトへの成功にはディシプリンが不可欠


【解説】

ゴールデンウィークに、Twitterで、コンサルタントの西村行功さんと以下のようなやりとりがありました。

西村:組織の長期的な優劣を決めているのは、大きなひとつの決断ではなく、小さな数多くの日々の決断だと思う。その意味で、組織のディシプリンが益々重要になっていると感じます。RT @好川: 競合の・・モチベーションを万全に準備し、しっかりとディシプリンを正した状態でいることが肝心だろ

西村さんも言われているように、ディシプリンというのは今後、極めて重要になってくると思われる概念です。そのキーワードは組織学習です。

ここ数年、組織学習がブームになっています。その源泉をたどれば、今はピーター・センゲ教授の「最強組織の法則」の「学習する組織」に行き着きます。この本が出版されたのは、1990年ですが、原題は「The Fifth Discipline」で、学習する組織を作るための5つのディシプリンを示したものです。

5つのディシプリンとは

・「自己マスタリー」
・「メンタル・モデル」
・「共有ビジョン」
・「チーム学習」
・「システムシンキング」

です。つまり、学習する組織になるためには、プロジェクトもこの5つのディシプリンを一定のレベルで正していくことが求められます。

学習も含めて、プロジェクトマネジメントでも、ディシプリンというものを真剣に考える必要があると言えます。そのような想いをもって書いたサプリです。

ついでですが、Twitterで、いろいろな方と、こういう議論をしています。Twitterのアカウントをお持ちの方は、フォローしてみてください!
http://twitter.com/t3yosi

【効用】
・PM体質改善
  PM体質の全般に対して効果があります
・PM力向上
  PM力向上の全般に対して効果があります
・トラブル緩和
  モチベーション向上

このサプリの購入はこちら


 

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。