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2010年4月27日 (火)

PMサプリ217:ルールの意味と目的を理解する

ルールの意味と目的を理解する、ルールが実情に合わなくなったら変更を提案する 、ルールが必要ならルール作りを率先して行う(青木高夫、本田技研工業)


【成分】
◆日本人がルールに対してとるべき行動
◆プロジェクトマネジメントに関するルールの実態
◆ルールを理解するとはどういうことか
◆ルールの目的を明確にするのはPMOの問題
◆実情に合わないルールに対しては改善の提案をする


【解説】
一度、ルールについてのサプリを書きたいと思っていました。ルールがあるにも関わらず、守られていないケースが多いからです。そして、ルールを守らないことを、プロジェクトマネジャーの問題だとされていることが多いからです。

ルールを守らない本質は、ルールの目的の理解不足、あるいは、目的が十分に吟味されていないことにあるように思います。「天下の悪法」として有名な「生類憐みの令」というルールがあります。このルールは、最初は最初は「殺生を慎め」という意味だったのが、守られないうちに、だんだん、厳しくなり、取り締まりまで行われ、天下の悪法とまで言われるようになったと言われています。

このようにルールは目的を明確にしておかないと、守られなく、だんだん目的が変わってきて、ルールを守ることが目的のルールになってしまう傾向があります。

プロジェクトマネジメントにおいても、組織によってはまさにこのような変遷をしているルールがあり、そうしないためには、ルールを作るPMO、ルールを守るプロジェクトマネジャーは何をすればよいかをしっかりと認識しておく必要があります。

そんな想いで書いたサプリです。


【効用】
・PM体質改善
  アカウンタビリティ向上、バランス感覚の洗練、リスク管理力アップ、
  実行力向上
・PM力向上
  ステークホルダをコントロールする力の向上
・トラブル緩和
 モチベーション向上

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。