【補助線】「夜王」に学ぶマネジメント
僕の好きな倉科遼氏の書いたコミックスで、夜王というコミックスがある。テレビドラマでもやっていたが、新宿歌舞伎町を舞台に一人のホストの成長を描いた物語だ。
倉科遼「夜王」
このコミックスを読んで、ホストの行動規範、思考規範に興味を持った。
二つ三つ考えてみてほしい。
(1)あなたは顧客の満足を得るのにホストのような行動ができるか
(2)あなたは派閥の長として、ホストのリーダーのようにチームのパフォーマンスをあげるがことができるか
(3)あなたは組織をまとめ、組織を拡大にするためにホストクラブの店長のような行動ができるか
(1)。何でもお客の言いなりになるホストに顧客満足は生まれない。顧客をコントロールし、自分のイニシャティブの中に引き込んで、そこで素晴らしいサービスを提供して、初めて、顧客の満足は生まれる。これ、ビジネスでもまったく一緒。
(2)。チームのメンバーのココロを掌握ができないホストに、顧客を満足するサービスは提供できない。自分のロジックではなく、相手のロジックの中で、何を支援すれば相手のパフォーマンスが上がるかを考える。これ、チームマネジメントの基本中の基本。自分のロジックの中で一生懸命どうすれば相手が動きやすいかを考えてもパフォーマンスはあがらない。
(3)。リスクがあることを察知し、しかし、あきらめない。如何にそのリスクを小さくするを全知全能を絞って考える。リスクが見えた時点で、君子危きに近寄らずこそがリスクマネジメントだといっていたのでは、組織としての成功はない。
これらはまさしく、プロジェクトやプログラムのマネジメントのコアな部分である。
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